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2009/05/05(火) (世界遺産と国宝めぐり) 4日の午後から急に行き当たりバッタリで京都へ行くことにする。 こういうスタイルが好きで宿に困ることもなかった。 15:00しかし1000円乗り放題初めてのGW連休だから混むだろうと、京都から少し離れた宇治で 宿を取り電車利用することにして出発。 高速では普通車がほとんどで軽四は少なく肩身が狭い。(とは思ってません) 15:30淡路島南PAでオド136000キロ車体に異常ないかチェックして走るも故障と慣れない走行不安がつきまとう。 16:25明石海峡大橋、いつも思うが長い海峡を空中走行できるこんなものがよく出来たもんだ。 橋脚ワイヤーがピアノ弦のようで、奏でる風切り音と下界神戸景色と絡みポロネーズの響き。 16:50ETC1000円表示、飯泉徳島県知事の言う「平成の関所は無くなった」、なるほどこれなら暇さえできれば度々来られる。 阪神高速、名神と走り大山崎JCTで京滋バイパスに乗り宇治西インターで降りる。 ここからナビ持ってない者には道路標示優しくない。 国宝という他の自治体なら喉から手がでるほどほしい宝物鳳凰堂への標識が無いのだ。 何度も付近をうろうろしても案内板がない。 困り果ててコンビニの若い2人店員に聞いても分からないという。 若いとはいえ思わず「えっ知らないの」と説教調になるほど。 宇治市はPR粗末にしているのかなと思えてしまう。 ちょっと路肩に止めて地図を見るにしても道路狭くチョイ止めスペースも止めるなと言わんばかりに無い。 方角も分からなくなりついに山で使うコンパス取り出し方位確定、やっとの思いで特定したが ほん近くに行くまで車に対する案内板はないままで、少し腹立たしくなる。(この理由が後で分かる) そして宇治市と市がつくぐらいだから大きな街と思って来たが宿が少ないのだ。 宇治駅前のビジネスホテルから町の人に聞いた旅館まで全て訪ねたが満室NG。 某民宿では「4畳半に3人で21000円」と言われ山小屋じゃないと惨めさで断わる。 娘は宿泊も楽しみにして来ており親としては必死で探すも、国宝の町なのに宿泊施設少ないのは日帰り通過地なのだろう。 21:30それじゃと京都に出て探すことにして京都駅周辺に着く。 周辺1キロ四方の立派なホテルから裏路地のちっちゃい旅館まで徒歩も含め当たるも全て満室。 さすが初の1000円GWでしかも京都、行き当たりバッタリ反省、賢い娘もぎゃぎゃー言い出す。 怪しげ旅館は「空いてますよ、しかしいいんですか」と、・・連れ込み(いやだこんな古い表現)だった。 忘れて2度行ったとこも含め結局30軒ぐらいすべてNGで夜も遅くなり、宇治の町で車中泊することにして戻る。 話反れ、これが疲れきったときのじゃがいもタマネギたまごの入った味噌汁です。あっそうそう草g剛修正しました。 01:50コンビニPでは迷惑かけるので、なかなかない場所を探し出し路肩少し入ったところに駐車。 狭い車内3人おもいおもいのスタイルで寝に入る。 02:20「コツコツッ」、ん、窓ガラスたたく2人。 「こんばんは」「身体調子悪そうな人が車の中にいると通報があり来ました」と私の寝スタイルの アゴに手を添え窓ガラスに寄りかかるのを見た親切な人か、それとも不審者と思った誰かが通報したのだろう。 軽四だがきちんとジェントルマン言葉で経緯を警察官に供述する。 四国では普通にある道の駅のような施設を2人は知らず、ここらへんにそのようなところもないそうだ。 車で大勢押し寄せられたら小さい町困るので道路標識充実していないのだそうだ。 「また通報があるかも知れませんが状況把握しました」と免許証拝見とメモして立ち去る。 娘はタヌキ寝入りからゲラゲラと大笑いしながら、 職務質問を初めて経験して記念に残る楽しい旅になったと不機嫌から前向きになる。 ここは意外とよそもんを区別できる田舎町なんだと場所変えることにする。 はたと考え、そうだ高速のPAなら誰も変に思わないと名古屋方面のみの宇治東インターから 03:00草津SAに着く。周りは車中泊の車でほぼ満車、旅行の宿泊スタイルの変化を感じる。 安心するとどこででもどんな環境でも短時間でグッスリ寝られる。 05:30おはようございます今日も一日よろしくお願いいたしますと家にいるときよりも丁寧な朝挨拶の3人。 調理師さんは旅行のとき立ち寄るSAの雰囲気が好きだという。 06:00出発。 宇治駅周辺で時間潰しと駐車場探しする。だいたい1時間200円相場で平日だと最高額1500円ほど。 そういや京都中心部の駐車料金も驚くほど下がっていたな。 07:45ありました。そういう目的ではない公共施設の駐車場、ナンバープレート1番の休日出勤の人に許可得てなんと無料駐車。 国宝平等院鳳凰堂の開門時間8時半に合せて歩き始める。 参道はなかなか雰囲気あり、調理師さんはずっと昔から一度生で見てみたい思っていたと何度もつぶやく。 私も10円玉の図柄になっているぐらいだからさぞかしだろうと期待膨らむ。 宇治川懐石どれ食べようかとまだ開いてない店頭で昼食選び。(答えは後で) 08:15入り口、行列ができている。警備員いわく「今日1万人は来るでしょう」。 08:35優しそうなお坊さんが合掌しておはようございますと声を掛け出迎えてくれるなか入場。 季節のふじとつつじのエントランスを抜けると「おおっこれかぁ〜」と初対面観察。 デジカメなかなか画角入りきらず口角レンズが要りそう。 今まで初対面で祖谷のかずら橋は本物があるはずと周辺を探したし、札幌時計台とはりまや橋はミニチュアに見えた。 私、納得の迫力である。調理師さん「羽広げたように左右にもっと長く大きいと思っていた」と縮尺処理。 周り360度一周して往時の雰囲気を堪能。 宇治市たいへん印象に残りました。 09:00ばたばた旅行者でございまして短時間滞在で次の京都市めざします。 職質場所を通り宇治駅に着きます。 京都市内は混むだろうし駐車場所も無いだろうから無料駐車できたからここに置いときます。 09:24JRに乗ります。 09:50京都駅、デカイ、人多い、迷いそう。 10:10工事中の親鸞さんの東本願寺横通り、まず♪京の五条の橋の上の牛若丸と弁慶さんに会いに行きます。 10:35おっ牛若丸さん飛び上がってます。 鴨川ほとりを千手観音千一体おわする三十三間堂へ歩きますが、調理師さん空腹もありお疲れ模様。 11:00三十三間堂、ここは私が訪れたかったところ。入場口ベンチでしばし休憩。 ニュースなどでよく見る通し矢行事の行われるところで長く大きい国宝建物。 内部は撮影禁止で国宝仏像多数、往時は朱に染まる建物とキラキラ仏像の超派手豪華絢爛説教施設。 お寺というとお墓というイメージがありますが、もともとは全く関係ないんですよ。 もともとお寺は人の生き方を教えるところで、お墓守は坊さんも食べなきゃいけないから糧としての副業なんです。 調理師さん凄いを連発、私もぐっときます。娘は中央の大きな観音さまで終わりと思って 進んでいったらまだ半分残っていたと驚いている。一緒に縦10体横100列数える。 一部戸が開けられテラスに出られるようになっている。 この規模に全国の寺社観光地はかなわない。日本の中心という数々の有名歴史があるから尚更だ。 11:55ばたばた旅行者でございます。次行くため出ますが、 調理師さんエネルギー切れと弱足でもう歩けないとのことで、バスで京都駅に戻りレストラン街で昼食とします。 12:55どこも行列でやっとありつけます。もちろん懐石ではありません。(答)京都ってトンカツ名物でしたっけ。 娘好物です150グラム大盛り食ってます。調理師さんはご飯と味噌汁お代わりいっただきま〜す。 14:00満腹なったらなったで歩けませんと言うのでバス利用となる。 渋滞さえなければ循環バスは便利だ。どこまで乗っても均一230円で便数は驚くほどある。 もっとお得なのは10時から16時まで市バス乗り放題500円の一日定期もある。 14:25平安神宮、すごい大規模だ。 鳥居もデカイ、社務所が地元徳島一番の大麻比古神社本殿よりずっと大きい、敷地もだ。 ここは拝観料いらない。 周りには国際会議場や美術館など広々とある。 14:50試飲の冷たくて渋い宇治茶をいただき飲んで朱色の社出る。 京都駅行きバス停留所にはたくさん並んでいたがバスも固まって来たのですぐ乗れる。 が、京都名物渋滞、雨も降り出し、車内蒸し暑い。 16:30京都駅、みやげもの売り場はバカ売れ状態、私は雨の中を小走りで東寺往復。 18:00宇治駅行き電車の中うとうと。 来たルートのピストン戻りで徳島へ。 やはり宇治市街から京滋バイパスに乗る標識がなくウロウロ3往復、ガリバーさんがそこだよと教えてくれる。 雨の中ビュンビュン飛ばす他車に一万台は抜かれただろうゆっくり。 分岐では早いスピードの中、標識を瞬時解読瞬時判断して曲がらなければならない。 慣れない者が一番緊張するときだ。 21:05パールブリッジ渡り淡路SA、いっぱいだ。 飛ぶように売れる軽食コーナーに並び休憩兼ねた、山越えてもう少しで到着の安堵感を食事と共に味わう。 対向車線はずっと数珠つなぎ、あとで70キロ大渋滞だと知る。 23:10徳島市川内町自宅、走行距離510キロ。 ふだんと違うことするとくたびれます。 静と動の良さを京都は教えてくれはりましたおす。
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