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2009/04/19(日) (芝小屋山休憩所→雲早山→高城山→天神丸→一の森→剣山) 03:15遠足前の興奮か、うとうと寝2時間ほどしてご飯を軽く食べ自宅出発。 真っ暗の野間林道に入って間もなく左折して橋渡っていくのを道なりに右へ曲がり民家で行き止まる。 引き返し、ここ間違えたんだなと行くとどんどん細くなり荒れきてこれも間違い。 ユーターンもできず延々バックして復帰する。 ちゃんと分岐に案内板あるのに見落としてました。山歩きでは気を付けてるんだがな。 05:15芝小屋山休憩所P、日の出前の山肌シルエットが本日ドラマの序章影絵だ。(文学的だぁ) 05:30中津峰の上にオレンジ色のまん丸が姿を現し、天気予報によると晴天の今日この紫外線に焼かれそうだ。 05:40剣山スーパー林道分岐三差路、左下れば上勝町、右へ。 06:00ダート道に伸びる自分の陰がダイエット成功したかのようにスマートだ。 06:30あけぼの峠、ここから見る東宮山がこれまたスマート。 このカーブミラーのところから尾根の高いところを外さないよう登っていく。 なになに峠というところは昔からの登山道が通っていたところで、 スーパー林道により分断されて登山口と下山口になっている。 雲早山の通常登山口はスーパー林道もう少し先だが通りがかりとしてはここが早道。 三角点らしき+マーク付きコンクリート柱が次々と現れ安心させてくれる。 07:05高丸山からの縦走路に直角飛び出すとブラインドからパッと回りの景色が拡がる。 ひーひいー登りが報われ、これだから山はいいんだと快適に明確な道を進む。 07:15高城山方面見晴らし場で一息入れる。 07:17通常登山口からとのパラボラ標識のある合流点。 07:22樹木の間から頂上祠がちらっと見える。 07:28雲早山頂上、拝みましてぐるりの写真と休憩を取らせていただく。 今日一番乗りだろう。 頂上樹木がすっぱりと刈られ360度文句なし、ただ剣山方面は高城山に隠され見えません。 しかしこれは次に行く高城山から文句言うなとばかり手に取るようなハイビジョン景色をくれます。 芝小屋山、大川原、中津峰方面。 手前の暗い尾根は高丸山に通じる縦走路。 07:35さっ先を急がねばと通常登山口に下りず、頂上からちょっと下の赤二重テープに しゃくなげ尾根と書かれたところを左折し下っていきます。 07:45どこがしゃくなげなんだと10分下ると、もうそこから先はしゃくなげだらけジャングル。 ずっと下りるまで石楠花トンネルが続き、こりゃ千本はあるんじゃないか日本一でないかと誇れます。 今はちっちゃい蕾状態だけど、満開のときにはぜひ訪れたい。 西側は土砂崩れによる断崖で、ところどころぎりぎりの渕を通るため重心を落としゆっくり通過する。 花はよう分からんが樹高のあるタムシバらしき白い花が咲き、半分登山道に散っている。 08:15スーパー林道に降り立つ、西へ。 香川ナンバーのマイクロバスが止まり1人降りてきて「雲早山登山口はこちらでいいですか」と尋ねられる。 よく見ればはるちゃんクラスの方々がいっぱい乗っている。元気だなぁ。 08:35雲早トンネル南口、R193舗装路を南西へ下る。 08:50再びスーパー林道分岐、西のダートへ。 途中渓流釣りや蝶採取の車に「どこまでいっきょん」と同乗声掛けもらう。 もちろん「歩くのを趣味としてます」と丁寧にお断りお礼。 全て忠実に尾根を歩く気はありませんので、掲げた山以外は楽なスーパー林道行きます。 ファガス高城レストランまでの上り連続7キロかなりしんどい。 今日は暑く水消費がおびただしい。 尾根には絶対にない水場が林道脇には頻繁にある。補給補給。 長距離尾根歩きが続く場合は絶対余分に水持とう。 暑いはずだ徳島市内で27.3度、京上で28.5度とこの季節新記録地もあった異常気温の一日と後で知る。 全国屈指のダート、バイクが多く土ぼこりには坂歩きパワーアップ中の呼吸系が悲鳴。 09:50砥石権現登山口近くで林道横切るヘビに遭遇、 こんなに暑かったらそりゃ出るわなと、昼間見る幽霊の気軽さで気持ち悪い観察と写真撮る。(掲載しません) 10:30ファガス高城、まだ営業していない。 多くのバイクライダーと1台の車が休憩中。 その阿南から来られたというカップル奥様にサングラス写真を撮ってもらう。 例によって自慢話に凄いの反応いただきいい気になる。 10:40建物裏手より尾根に入る。 11:00なんだ〜、林道に接する。今までのアップダウンは何だったの。 ここらへんからバテバテになり、崩れ切れ落ちた北面にふらっと転落しないよう慎重になる。 トラロープにも助けを借り、もういかんあかんとお菓子休憩。 さてどれを食べたでしょう?。 全然経験が活かされてないというか、疲れきったときにほしがるものを用意していない。 疲れきった現場から言おう。 「じゃがいもタマネギたまごの入った味噌汁、普段はほしくないスポーツ飲料、チョコバー、アイスクリームなんだ」 平地通常生活の好物でも、山では喉通らない。こんなもの持ってくるな。 食べ物でこんなんだから、例として生活悩み解決の机上の空論より出たとこ勝負の現場での疲れ果て弱り果てた後の 現実対処が前向いて行けるんだ。 人間って疲れ果て弱り果てる状況にならないと解決できないんだな。戦争が終わる時がいい例だ。 この後の私の展開をご覧あれ。 (答)さて食したのは、無理やり田舎大福餅2個しばらく歩いて効果感じたのでまた2個でした。(1個165kcal) 12:10高城山頂上、敬意を表して初登山の儀式をやる。 これから行く天神丸、一の森、剣山が箱庭のごとく手に取るように観察できる。 実際には遠目では分からない苦難の凸凹や迷路なんだろうな。 象徴であるそこに見えるレーダードームに行くも疲れた身体には遠い。 30メートルまで接近して写真を撮りユーターン、再び山頂に戻り踏み跡薄い西北西尾根を下る。 13:00送電鉄塔下を通り、スーパー林道に降り立つ。 風の広場横を通り過ぎ黙々と歩く。 その先で爆弾食らったような急激心身疲れにぎゃふんとなり「疲れ果て弱り果てた現実対処」解決に至る。 一日で完遂宣言していたが、それをやめぐるっと180度向きを変えることだった。 13:15疲れ果て弱り果てた身体でも反対方向を向く動作は簡単で軽快だった。 スーパー林道に記しを付け、ここから先は次回とし、スーパー林道歩きで車置いた出発地の芝小屋山休憩所へ向かう。 根性なしの気持ちはなく晴々だ。 高城山レーダー直登山口手前付近で偶然にも徳島250山を出版されている 鳴門岳友会会長緒方さんの車に拾っていただく。 車中控え目に自己紹介し、いろんな山の話をお聞きした。 若いときから登山しているせいか私の父以上のお歳なのに現役継続し調査続けている。 愚問ながら「印象に残る山は」とお訪ねすると「今日いとった山かな」。 そこは今日私が通過する予定だったカヤノ丸だった。 日奈田峠からにくぶち峠、そしてスーパー林道に降り帰ってくる周回したそうだ。 先に残したこれからの山道が楽しくなる。 ファガス高城にてトイレ休憩、そして屋外コーヒーもごちそうになり、 14:30雲早トンネル南口にて降ろしていただく。 ありがとうございました。 乗車が十分な休憩になったようで元気復活しました。(180度決断前に十分休憩入れときゃ良かったかなとやや後悔) おかげで10キロぐらいワープできたので日のあるうちに車まで帰れると歩き始めると、 14:40右下沢から上がってくる3人のヘルメット集団と遭遇。 こんにちは〜と挨拶してお話伺うと、山の本を出版している黒田さん。 通常登山口に車を置き、雲早山上りしゃくなげ尾根の西の尾根を下ったそうだ。 本を書く人はこうやって新規ネタ開拓やってんだなぁ。 私はバテているのでスーパー林道を行くが3人はかすかに残る旧登山道斜面に消えた。 15:05雲早山通常登山口前通過。 暑いそれにしても暑い、首筋を真夏並の陽射しが襲い痛い。 春の紫外線は一番きついという。標高の高い山では尚更だろう。 顔は真っ赤に焼けていた。 あいかわらずバイクが多く走る。 ダートによる振動影響なのだろう、マフラー破片やホイルカバーなど車部品がよく散乱している。 花はよく分からないけど道端にはタンポポらしきちっちゃい黄色がポツポツ咲いている。 15:40あけぼの峠、機会あればまた登りたい登山口だ。 15:50ゴールが見えてきたので、飲み水の半分を頭からかぶり顔も洗い暑さを吹き飛ばす。 17:00ゴール手前道路脇のタムシバと山桜の皇居二重橋のような重なりが無事こそ成功と生花束で祝ってくれる。(よう言うわ) 17:10道路Uカーブの芝小屋山休憩所P。 たられば。 往と復の歩いた部分の合計距離でほぼ行けてた。 しかし川成峠から天神丸への尾根凹凸でやられ、日奈田峠からにくぶち峠への尾根あたりでぶっ倒れていただろう。 >帰って元気戻ったからって安全圏で強気言うな。 >現場判断大切にしたんだろうが。 >往生際悪い。 (>日記書くときになると格好ええこと言ういい加減なやっちゃ) さっあとは52キロ先の自宅まで歩けば12時間だが、車なので1時間半だ。 スピード落とせば周りがよく見え、スピード上げれば前しか見えない。 徒歩力とガソリン力の一長一短はどういう生き方するかに通ずる。(ような気がする) えっ、うまいこと両方使えって。
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