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2009/04/03(金)
(竹田の桜、吉田の桜)
母の様子見帰りに赤石の産直に寄り、R55、そして勝浦川左岸を末広大橋のほうに
向かっていると右手の日峯山鞍部に大きなピンクの塊を発見。
反対側に見える名所の眉山でもこれほどの塊は見えない。
こっこれは穴場発見コロンブスの気持ちになる。
偵察にいかなくてはと同乗調理師さんに言うと「頭痛いし疲れているので帰ろう」とボソ。
聞かん坊/利かん坊の私、「歳取ってくると・・」「だんだん動くのが大層になり・・」
「そうやって興味がなくなってきて好奇心もなくなり・・」「生きる意味が分からへんようになっていく〜」
プッツンきた調理師さん「いこ、ねほりはほりしらべよう」。
(心の中で)すまん日頃の仕事ぶり家事ぶり激務分かってるからね。
現場は運転免許試験場からホテル街を通り抜けた先にあった。
カーブに車止めゲート入っていくと、ベンチにポツンと女性が座っている。
お声掛けして話をすると、この山の持ち主の竹田さんでこの時季ゲートを開け解放しているとのこと。
私「この桜名所の名前はなんと言うのですか?」
竹「名前ないですね」
私「じゃ竹田の桜にしましょ」
優しかった亡きおじいさんがせっせと植えて手入れをしてきたらしく、
「じいさんほど手入れはできとらんけど」と歩きやすく草刈してある。
これほどの名所、テレビや新聞の取材有無を尋ねると、
たぬきが出たときに桜とは関係なく四国放送が来たとのこと。
ここらへんは金長だぬき伝説の地だ。
ピンク色を見つけた人が次々とやってくる。
私有地だがバーベキューや弁当開く人もいるとか。
(ゴミや火の気に気をつけよう)
昨日、勝浦ひなまつりのとき会場裏で見つけていた川沿いの桜並木もゆっくり歩いて左右岸往復しました。
桜天井、桜屋根、桜日和、形容しつくせない日本の美。
川に降りると舟下り遊びしているような長大桜トンネル。
さきほど配達時に北島通るとチューリップもめきめらとフルカラーに染まってきている。
観音寺ぼたん椎宮つつじ地福寺ふじ・・、いろんな花が咲き誇る季節、さっ心も薄着で出かけよう。
文章も写真もイメージ薄汚いおっさんでは紹介した花に泣かれそう。
脱皮、おしゃれにいこう。
ご意見ご用のある方はトップページ連絡用掲示板のコメントでどうぞどうぞぉ。
追記(吉田の桜)
翌日お昼の配達途中に地元川内町沖ノ島の町内一の桜を見に寄る。
7本7分咲きという状態で満開ぱぁっとという華やかさにはあと数日かな。
横の倉庫でなると金時選別作業していた方(吉田さん)とお話をする。
私「綺麗な桜ですね、毎年楽しまさせてもらってます」
私「何十年も後の人に見てもらおうとこの桜を植え残して亡くなられた方はすごい」
と歳食って、いろんなことの人との係わりや情、歴史や経緯に興味を持ちだした私に
吉「それ植えたの私で昭和40年や」
私「ぎょえ、植えた方は存命中だった」
「すっすみません木の大きさからもっとずーと昔のことと思えたので」
いろいろとここらへん河川敷でなーんもなかったころからの歴史と経緯を奥さんと話してくれる。
10本植えたそうで、越冬する害虫駆除など手入れをまめにやってきたとか。
語る口調が熱く苦楽人生歩みの記念になってかけがえのない桜になっているようだ。
私「この桜名所の名前はなんと言うのですか?」
吉「名前はない」
私「じゃ吉田の桜にしましょ」
なると金時を分けていただきました。
ありがとうございます。
昨日も思ったのですが、たこやきなどとともに屋台出して商売したらよいのにと
言うと「ははそんな気ぜんぜんない元気な春を毎年見てもうたらええ」に、
浅はか私、かないません、越えられません、ふんわか熱くなりました。
第三者としてその時季だけ見物させてもらうあちこちの桜、世話している方がいるから綺麗なんですね。
経緯知ると何倍も美しく見えます。
吉田さん
昨日の竹田さん
同じ日のこちらは説明不要の有名どころ。
便乗併設公営桜づつみ公園。
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