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2008/07/06(日) (24H内に徳島駅より徒歩で剣山山頂へWバテバテ)いや〜バテて動けなくなるって現象に初めて陥りました。 よく山での遭難事故で動けなくなり体力消耗して一命落としたなんて ニュースを耳にしますが、健康な人間がそんな馬鹿なと思ってました。 今日徳島駅から神山経由コリトリ一の森剣山と80キロ3度目の一気歩きして遭難状況経験しました。 仕事に空きができたので急遽やったため食料補給に失敗しました。 それに暑かった。
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結論から書きますと、途中の車道では50キロぐらいまでは調子よく歩けました。 それから後が序序に身体にきてたみたいです。
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一の森の登りになって如実に異変が出てきます。 リュックの中には飴ひとつ残ってません。 ヒュッテの内田さんが朝食用意しておくよとの言葉を励みに空腹のまま登りますが いつもの半分以下のペースです。 龍光寺を過ぎてからは10メートル上ってはヒーヒー休憩の繰り返しで 状況を伝えようにもau携帯は繋がらず気の短い人々に迷惑をおかけしました。 原因を探ってみますと、空腹による血糖値不足による心身ともの脱力状態でしょう。 メタボ気味でラクダみたいに栄養分を蓄積していると考えていたのですが じっとしているならまだしも動いている身体はエネルギー足りなかったのでしょう。 一番大事な脳と心臓を働かせるため足が停止したようです。
3メートル上ってはヒーヒー休憩の状態になったときには 人間ガス欠状態でこりゃ冬山やったら死んでるなと思いました。 夏山でも頂上でエネルギー補給できたから大事に至らなかったのです。 ヒュッテがあと1キロ先だったら意識なかったでしょう。 鍛えているから自分だけはとの過信はいけないと悟りました。 さにら無茶はいけないとも。
さて一の森に着いて冷たい水をたくさん飲んだら吐きそうになりました。 疲れの空きっ腹に大量の冷水はいけません。 食べられない状態の中、米粒を5粒ずつ食べます。 暖かいみそ汁とお茶がよかった。 おかずもちびちび食し、死んだ状態に内田さんはそっと見守ってくれました。 一時は県警ヘリを一の森に呼んでくれと考えたり、今日は泊まりにしようと真剣考えました。 しかしそれがどうでしょう2時間ぐらい経つと元気出てきました。 人間食べ続けないとだめだとおもいます。 ダイエットするにも食べて運動が王道でしょう。 商談や会話も食べながらってのがうまくいくはずです。 理屈では知ってましたが今日は身をもって体験したので身体でしっかり憶えました。 waiwaiさんkyoさん与一さんまーくつうさんブルーツリーさん東野さんそれから顔見知りの方々とたくさん対面しました。 疲れでボーとして顔混乱してとんちんかんなことたくさん言っていたようです。 とくに下山時waiwaiさんに再会して車同乗お誘い受けているにもかかわらずあっちむいた挨拶してました。 それにまーくつうさんには偉そうに「リンクしてるんで旧の残しといてな」なんてなんと失礼なことを。 いつまでも古いのを置いとけるはずもなく勝手リンクしている私が新たに修正しなければいけないのに、ほんま失礼しました。 いらいらさせましたエントツ山さんマーシーさんからは人づてに伝言いただきました。 「前もって行くなんて言っていらいらさせて」「あほボケ」「あんなけ無茶すんなと言ったダロ」 冗談でしょうが真摯に受け入れます。 いいこともあったんですよ。 24時ごろ川井峠を抜けたんですが、峠まで延々蛍がLED照明のようにびっしり樹木に張り付いていたんです。 普通は20時ごろでしょうに、懐中電灯の明かりに起きて次々と反応してくれたようでそれは見事でした。 雲間から見えた星空も雨のように降り注いでとても綺麗でした。 おっさんに七夕ロマンチックくれました。 全長80キロ歩行のうち、よたよた歩く勝ぼうず姿を見た高ノ瀬オオヤマレンゲ見に行く 鴨島OさんMさんがコリトリ手前5キロほどワープさせてくれました。 待っている人が居るというのと疲れから甘えました。 最後になりましたが歩きの私に帰り接待たくさんの申し出ありがとうございました。 近所の東野さん快適ヒッチありがとうございました。 ということで土曜日13:05に徳島駅前を出発した剣山到着22時間ほどの記録はワープ失格でなしということにします。
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