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2008/06/01(日)
(登山道なしの北西尾根から三嶺)
三嶺の大自然が残る場所としてかねてから気になっていたのですが、
なにしろまともな登山道が全くないということでビビッとりました。
09:45予約弁当の配達が早く終わったので、ついでに作った山弁当とちょっと厚着上着と
ネットGPS軌跡コピー地図など入れたリュックとウハウハ117キロ先へ向かいます。
まーくつうさんの北西尾根から登る三嶺
数々の登山記録を参考にさせていただいてます。
他にもよくここを通られている趣味山さん讃岐富士さんあとみっくさんを参考にさせていただきます。
これ書いている時HPチェックすると同じ日に趣味山さんあとみっくさんも登られていたのですね。
10:40川田あたりで重装備荷車を押すお遍路さんを見かけ素通りしたが岩津橋横を過ぎたあたりで
なんでこんな遍路道を外れたところでと気になりだし2キロバックしてお接待とお話を伺う。
北海道白老から来られている福澤さんで、八十八8ヶ所はもう何度も回ったのでお不動さん回りしているそうだ。
そういや27日13:45にR55小松島赤石トンネル手前で日本一周中の埼玉県岩槻の山正さんにも声掛け接待とお話を伺った。
堅い職を辞してもう一年以上回っており最後の仕上げ局面だそうだ。
歩きも自転車もスピードを落とすほどふれあいが多くなりそしてよく周りが見えるようになる。
11:15鳴滝も最近の雨で対岸までしぶきが飛んできそうなほど迫力十分だ。
12:15見残し手前から見る主は怪しい晴れのなか待ってくれている。
12:40名頃の色白かかし人形たちは東ちずるTV放送の影響か賑わっている。
東ちずる案山子とちゅっツーショット、製作者の綾野月美さんとはハグショットと落差ごめんね。
名残惜しいが先を急がねばといやしの温泉手前三差路を左へ入り、ごつい砂防ダムをを見て部分的にあるダートも走り、
13:20三差路より4.5キロメートルの橋付近手前到着。
ほほうここがそうかと登り口を探すが当然ない。
ずっと手前まで目視歩きするがない。(帰ってまーくつうさんの詳細再読するとマシなとこあるようだ)
しょうがないと橋手前のところから取り付く。
すぐにこりゃひどいわ両手両足の4つ足歩行でないと無理。
その無理をまず60分続ける。汗だくだい。
植林地帯だが、ジグザグの道がない。
自分でジグザグ切るとどこに進んでいくか分からないので「直登」に徹する。
スキーの初心者がスラロームできず直滑降するようなもんです。
当然4つ足カモシカ歩行継続です。
ちょっと脇に進めばもう少しまともな道らしき斜面もありそうな気もしますが、
尾根を外す勇気がなくそのまま急斜面を滑りまくりながら上ります。
杭など人工物を見かけるとホッとしますが、初めての者に頼りの赤テープは見つかりません。
やっと初めてで最後の赤テープのある「こましな」道に出まして進むが尾根外れて下っていくようなので、
戻ってもう慣れた直登に軌道修正します。
14:50大岩出現。
ここをどっちかに回り込むとかのHP記述があったなと思い出すが、
頭は酸素切れで、目視楽そうな右笹原斜面を選択。(左が正解)
以後も心意気も萎えそうな笹掴み這い上がりの連続、踏み落とした石が下まで勢いよく転げ落ちます。
おおっやや平地になりました。
しかしどちらにでも勝手にどうぞ笹薮状態。
こんなときは正面突破だと、コギコギ。
んん、霧が出てきました。
ガスガス、バスガス爆発ブスガス爆発(早口言葉)、嫌なガス濃くなっていきます。
予報は今日一日持つと言ってたじゃないか、見残しから山頂も見えてたし。
15:10石重ねあり。これがみんなが書いてるケルンかいな。(貧弱っ)
綺麗なミツバツツジも見えますが焦りで心は和みません。
15:25五葉松のようなでっかい木があり先はまたどちらにでも勝手にどうぞ状態笹薮が180度。
前には一山見えている。
この180度選択は回り込むのかそれとも直進直登なのか・・、ふと考え込む。
一瞬楽な回り込みを行きかけるが、どこに出るか分からない不安から、
即振り出しに戻り、正面突破の直上りに突き進む。
やはりここもひどい。
道なんてありゃしない、急坂障害物競走状態。
コケて小さく落ちしばらく仰向け、もうこんなことせんぞと反省。
しかし、帰るにしても来た急坂もう下れんし下りは方向勘難しい。
上へ行けば見慣れた景色に出会えるし、万一のときは避難所もある。
がむしゃら上ると、コメツツジの中に突入し贅沢にもコメツツジ漕ぎします。
しかしガスでホワイトアウト状態。
95パーセントもう来てるからとガス晴れを待つ。
15:50一瞬見えました、まぶたに進むべき道をしっかり記憶し、予備にデジカメでも撮っときます。
しっかりした登山道に乗り移りました。
あれが1806峰かな。
あれぇ前を通らなかったのか気がつかなかったのかガスか白骨樹を見落としたようだ。
16:05三嶺←→天狗塚、ぶっ太い国道(に見えました)丁字路に出て、なにも見えないけど安心します。
あとはもう何度も通った道、目をつぶってても行けるとそれをやるとつまづきコケました。
16:20てっぺん。
誰もいません何も見えませんが、苦難のあとなのでなぜか大満足です。
般若心経和紙挟まれた三角点にカメラ置きタイマー撮影。
山弁当を避難所で食べようと下る。
一人、四国中央市からの二泊する方とよいしょ自慢話。
17:00出発、そのときもう一人来られました。
帰りはいやしの温泉郷に下りる「正式」な道を選択します。
大岩の上に根付いた大木に環境を選ばぬ生命力の強さと順応を学びました。
モノレールには、これじゃ良いとこ見られない中途半端遊園地ってな感想です。(すみません)
正規登山道で楽なはずのこの標高差1100メートル下りは長かったしこたえました。
19:10いやしの温泉登山口。
ここから車Pまで夜道テクテク、樹木越しの生活灯りにも環境を選ばぬ生命力を感じます。
20:20標高差270メートル、4.5キロメートル着。
結局今日は累積標高約1100メートル、計約15キロメートル歩いたじゃろか。
じゃろかって偉そうに経験の疲れ換算から、平地歩きだと30キロメートル相当かな。
23:45徳島市川内町の自宅着。
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