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2007/12/24(月) (牛の背天狗塚イブ長靴登山) クリスマスイブの今日、お天気はまぁまぁよい。 朝起きて今日の営業をどうするか会議。 09:30例年この時期少ないので休みと決定する。(ったって私が決めるだけ) それなりに時間が早いし、ここんところのネット天気予報みていると、 雪なく夏タイヤで山奥まで行けそうなので租谷まわりで天狗塚目指す。 10:35穴吹駅前の日乃出本店でぶとう饅頭を買いに入ると、将来4代目の専務が接客している。 私「一億円札肖像画は将来あなたですね」 専「とんでもないです、じいじいさんは越えられません」と爽やか男前。 キョーエイでも売っている無関係なのにどうだこの宣伝 10:50そういや貞光道の駅に車を置き、徒歩でこの赤い橋を渡って県境の三頭山を越え、 香川の谷川米穀と三島製麺にうどんを食べにいき、帰りエピアみかど温泉が気持ちよかったな。 香川県境 12:05かずら橋周辺もシーズンオフでひっそり。 祖谷入り口 12:20龍宮トンネルの上に架かるつり橋は、高度感とゆらゆら感がありそうなので、 前々から一度渡ってみたいと思っていたが、今回も残念ながら時間がなくパスする。 本家よりスリルかも 12:40通る道が崩壊復旧工事中なので迂回するときれいな景色に出くわす。 山の斜面に家と田畑が段々になっていて、この距離からでないと美しさが分からない。 四季折々へんげする落合集落は「重要伝統的建造物群保存地区」になっているようだ。 雪景色も綺麗だろう 12:45迂回分岐を右折して西山林道に入ると白くなった天狗塚を仰ぎ見ることができる。 最終民家手前から望遠 HN讃岐富士さん、趣味山さんの牛の背ルート経由のレポを思い出しながら、 堰堤とか栗園とかの記述があったなと、脇見しながら運転していると、 プレハブ小屋のあるところに軽トラ置き、斜面でなにやらしているおじさんおばさん発見。 私「ここから牛の背上れますか」 じば「はげのことかいな」「わしは行ったことないが上へ行けば道はあるようだ」 私「ここらへんに登山者の車がよく泊まっていませんか」 じば「よう泊まっとる」 この少し先に堰堤がある 13:05見上げると太陽の下に鞍部尾根が見え、沢が下がってきているようなので、 ここに間違いないと確信して、道なき斜面をひたすら太陽目指して登る。 今までの登山では必ず「登山口」という看板なりモニュメントなり赤テープが あったのだが、適当にそこらへんから登るというのはすっごく不安になる。 落ちた杉の枝の上を目印太陽で直登するが、やめてイザリ口からにしようかと 反省窮まったところで、うっすら踏み跡が現れる。 きっと讃岐富士さん趣味山さんが作った道だろうと嬉しくなり、濃淡繰り返す踏み跡を追う。 やがて尾根に出る。 やったと親指サインが思わず出る。 この曲がり角を憶えておかなくちゃと、すこし高いところからぐるりを見渡す。 下に山頂が2つ連なって見えるとこだなとインプット。 亀尻峠はあの間かなと地図も持たずに、危ない単独登山者だ。 14:15尾根上に赤の杭が次々とあり、やがて岩があったり曲がった木があったり 何者かに皮はぎされた樹木があったりと雰囲気のよい自然林を緩やかに上昇していく。 私の性ねみたい おお恐ろしやクマか 14:30おおっ開放感、樹木が途絶え笹原になる。 笹原運動場 るんるんと登ると先っぽが「にょきっちょこっ」と見えた。 それがどんどん昇っていく。 「かぐやの地球の出」ハイビジョンだ。 これこれこれこそ讃岐富士さんによく見させていただいた写真が今、生で私の前にある。 生だから新鮮なうちに醤油とワサビで食べて私の腹の中に独占納める。 うっとり景色だ。 絵になるなぁ 樹氷かな霧氷かな区別ってどうつけるんだろうググってみるとして、 砂糖を周りに付けたこんな昔風お菓子がありますよねと、なめると冷たいだけ。 広大な笹原をピラミッドに向けて進むとスフィンクス現る。 いやいやただの岩でしたが、タイマーでファラオ自画像撮る。(讃岐富士さんとこ掲示板に貼る) 現場でみるともっと迫力あるよ 15:20池現る。 今回初めて長靴登山だが、ヌタヌタ場でも平気で快適だから避けて篠原踏んで道拡げることもない。 汚れればサーと水洗いですぐ綺麗になるし、靴下重ね履きで保温性とクッションもある。 なかなか環境にも足にも優しい。夏は暑いかな。 そういや一の森の内田さんも履いていたな。 雪道でも靴底の深彫パターンにより結構グリップ効果がある。 調子に乗って池に入ると氷が割れズボズボと太ももまで浸水、底なし沼状態に足捕られる。 氷に逆さ天狗映らず 水はへっちゃらだ 氷点下、そばの岩陰で汗びっしょりになった下着を生着替えする。 そして最後の登りへ。 さっきまではまぁまぁの天候だったのに、急にガスがかかり風が強くとても寒い。 途中キャップから耳までかぶる毛糸帽に替える。 頂上直下 15:40頂上、周りは真っ白でなんにも見えない。 早々に下山開始、途中あれおかしいなこんなに急勾配だったかなとなおも下りる。 一瞬ガスが薄くなり、イザリ峠とは違う東南に下りていたと分かり再び頂上へ。 よ〜く確かめると下り口があちこちにあり、ガスが薄くなったとき確認する。 ホワイトアウトって恐いなと思う、知らないとこだったら動かないで待とう。 16:05イザリ峠の新しい標識前、すこし角度ずれてるんでホワイトアウトの中、念入り確認してして下へ。 とんとんとん下るも3回軽くコケる。 17:05登山口、そして林道を30分歩き暗闇になった車へ。 帰りは道端に少し雪がある見残、トンネル越えてコリトリ、川井峠越えて神山町・・ 20:55ビール買って徳島市川内町自宅着。 風呂に入り、遅い私の分だけのイブご飯をこたつの中で2時間かけて、 ギャル曽根風におもいっきり食べたら吐きそうになり、02時ごろまで苦しんでいました。 記念日とはいえキリストさま、慣れない暴飲暴食、寒さにホワイトアウトに日暮れの3暴登山はいけませんね〜。 メリクリディナー
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