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2007/12/09(日) (マッターホルン負傷) 先週の嘆きのお助けです。 シカの恩返しです。 土曜日計121個今日計96個の予約をこなしました。 4〜59個御注文いただけた方々ありがとうございます。 やはり遊びはきちっと仕事してからのほうが出易く乗り易い。 サッカー少年弁当 09:45連続半徹夜をこなし、あちこち早々に配達を終えると残る一日はたっぷりある。 先々週の剣山へいく途中に車道より見た、でべそピョコン状態の黒笠山が印象に残っており、 剣山へ行く車道より 初めての登山計画を練りながら貞光へR192を西進する。 時間が許せば矢筈山までピストンしたい。 剣山方面へ曲がり、一宇の逆「レ」ターン場所にある石鉄神社赤鳥居前の、 前にも利用したすごく清潔に保たれている公衆トイレで小用を済まし、 しばらく先の小島峠から菅生に抜ける道へとR438を外れる。 過去まーくつうさんやkyoさんなど登山記を読んだことあるけど 登山口道順や山頂までの時間の詳細がうろ覚えだ。 第一村人発見!。 雑貨屋さんのご主人が外で用事しているところを尋ねる。 私「後方の分岐は黒笠山への道ですか」 ご主人「あの道は違うすぐ行き止まりじゃ」    「ここは平やけんもっと先の橋を渡ったところ右折する」 お礼を述べて直進し先を右折して急坂を上り行き止まりに駐車。 ここだな、しかしあれ〜、登山口の表示がないな〜、おかしいなぁ〜、 横の民家に行くも人気ありません。 上のほうに稜線見えているし、行くかと決断するも、表示一つないのはおかしいと考え込む。 「迷ったときは元に戻る」と車バックして下り元の道をさらに進むと、 第二村人発見!。 白井はしらいでなくしろいと読むことと、詳細ルート教えてもらう。 ありがとうございました。 その右折は橋渡ってすぐですが、案内看板が小さくて字もごじゃごじゃと小さく目立たない。 登山口へはここ右折 やはり急坂を300メートルぐらい上ると行き止まり小さいPあります。 登山口看板があり、赤テープ発見したような安堵感です。 11:50登り始めます。 橋を渡り、道なりに民家へ進むと、庭先にいるおばさんが 「ちがうちがうあっち」と手慣れた指示をしてくれる。 戻ると少し上に看板ありましたが、分岐位置にほしい。 あとは要所に看板やテープがあり迷わない。 きっとあれが山頂だ しっかし急坂の連続でひーひー弱音が出るほど平なところはない。 帰って調べると3600メートル歩いて標高差1000メートル登るとは コリトリ橋から一の森と同じか、それ以上厳しいかも。 13:40八合目の黒笠神社まできたとき、もうしんどいのでいつもは景色のよい山頂付近で食べる 手製弁当を絶景スパイスなしで休憩兼ね少し上の日当たりよいとこで食べる。 水場がある黒笠神社 休憩後四つん這い歩行も入り交じる急坂となり、笹が出てきた稜線から雰囲気が急によくなる。 雪が積もっていて、風が吹くと寒い。 くぐるかまたぐか倒木 笹と雪コラボ景色 矢筈山との分岐へ着き、そちらへの縦走路を覗くと通行少ないのか笹で埋もれてます。 分岐 左に取り目前のマッターホルン目指します。 霧氷髭のマッターホルン 切れ落ちた雪の極細痩尾根を低重心小股歩きで慎重に進みます。 ここが天辺かよと思ってしまうピークもあります。 とっても見晴らしのいい一枚岩のデッキもあります。 そして、かの有名な鎖場が登場です。 いろんなレポの女性のデカ尻写真のところです。 うどん出汁をすするように味わいながら嬉しそうに佳境を登る勝ぼうずおやじ。 名物鎖 鎖場おやじ尻 14:40クリアすると先は大麻山鉄塔と同じ360度絶景の針先ピークの世界だ。 一の森、剣山、次郎笈 津志嶽貞光方面 矢筈山 三嶺から天狗塚 動画をぐるりと撮る。 ご覧ください。 おっとその前にコマーシャル^^(4'28)250K この真冬状態の頂上までに出会った人は「樹氷が綺麗だよ」と教えてくれた 男2人グループと「頂上は踏まなかった」と言う男女5人(だったかな)のグループのみ。 それでは目の回る360度動画をどうぞ(0'39)250K 14:45寒いこんな絶壁に一人で長くいるとよからぬ変な気分になるので早々に下山。 分岐まで下り、矢筈山往復を考えるも知らない冬の山道で日没になったら命はないと 時間も全く足りないのであっさり諦める。 それに4爪アイゼンも手作りワカンも持たず冬装備してない。 このアイゼンなしが下りでの悲劇となります。 ツルツルに磨り減った靴底は下りではよく滑る。 半徹夜連続の仕事疲れと登りの疲れが加わり千鳥足状態です。 本日初めて軽くコケます。 事故の前兆とこのとき捉えるべきだったのです。 しばらくして大コケします。 このとき左手首をおもいっきりグギッとひねり時計バンドが壊れます。 手首が痛くて折れたんかと思う激痛です。 こんなとこで単独トラブルは命取りです。 しばらく休んだあと、痛みが引いたので杖をブレーキとバランサーにして 尾根雪路を巧みに下ると急勾配に自然と勢いがついてしまいます。 15:04「ドドドッテン」「ドドドドードー」「ゴロゴロ」「ガリガリ」「ガサガサ」 意識が戻ったとき、動かなくなった周りというか上を見渡すと 「やっちゃったかな」と大分落ちてました。 左右の目の焦点がバラバラでボケてズレて見えます。 まばたきを何度しても同じ状態です。 片目ずつチェックすると片方は正常ですがもう一方がぼやけてあっち向いてます。 ぼんやりの中、下を見るとゾーー小木で止まってます。 冷静になるまで正常になるまでじっとします。 ここの状態をネタ写真に撮らねばと浮いたこと考える状態にまで回復します。 しかしシャッターボタン押すも人指し指がない。 脅かしてすみません。 あるのですが感覚がなく動かないのです。 右手中指ダメ、薬指も小指もダメダメ、親指でかろうじてクリック。 左手は全部動く。 恐る恐るあらためて五体全部あるかチェック。 最後にちんちんあったぁ〜。よかった。 親指シャッター 掴み、引っ張り、掘り這い上がる。 途中に愛用の節間隔が狭くて硬い竹杖が山肌に折れて刺さってまして、 これがブレーキになって助けてくれたんだと思います。 山や人生での大災難を防いだり乗り越えたい方には、お守りとして小さく輪切りにして差し上げます。 何事も大事を警告してくれる事前の小事サインという予兆を見逃してはいけません。 それよりなにより危機に至らないよう予防なり準備をしておかないといけません。 下りが危ないんです。 前向いて登っているときとか一生懸命のときは心配ないんです。 ビジネスも子育てもカップル仲も人生もホッとしたとき危ないんです。 折れた杖 16:50下山口までふらつくこと数度、小コケ繰り返しながらやっとのことで車まで戻る。 この文章書いてる翌日は、右腕は痛くて動かせず握力効きません。 身体には小さいながら内出血や擦り傷が数箇所あり痛みます。 (頭)漢字がなかなか思い浮かびません。これは前からかも。 昔から修験者の山として剣山や石鎚山と同じように栄えたそうで、 痛いながらも気に入りました。
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