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2007/05/20(日)
(女体山776m標高差326m)
昨日徹夜で83個、今日半徹夜で74個の予約お弁当ありがとうございます。
11:00もうふらふらの状態であちこち配達終了、予約営業した日曜日は昼まででおしまい。
最後の配達先が那賀川町だったので中津峰を予定してたのですが疲れてきついので撤退。
それじゃ帰って寝るか。
いや、もったいない半ドン休日なので寝ません。
どこにしようかと車中迷い、じゃ「にょたいさん」にしようと市場町経由香川県境へ向かう。
なまめかしい名前の女体山は88番札所大窪寺境内に登山口がある。



13:15四国88ヶ所結願(けちがん)の寺とあって、お遍路さんで大賑わいの本堂と大師堂にお参りして、いざ。
段差ある丸太の階段山道が続く。
おっ!ひと目で確認、若くて美しい女性のお遍路さんが下りてくる。
私「結願おめでとうございます」「通し打ちですか」。
女性「はい52日かかりました」。
私「お大師さまに会えましたか」。
女性「はいいっぱいいっぱい会えました」。
歩いて1200キロの道程を目をうるうるさせ振り返っている。
歩き遍路は、辿る遍路道に修行と悟りの場があります。
苦しい歩きの中、お接待という優しい好意や労いの言葉に自問自答で弱い自分と向き合い悟ります。
高知出身だそうで、後ろ姿を了解を得てデジカメ頂きました。



おっ!おっ!おっ!、また女性か、違います。
親父モードに注意罰です。
なんと1.5メートルはあろうかという蛇が、だら〜と横に登山道をふさいで動きません。
小石を3個投げつけると、ゆ〜〜くりどいてくれます。
しまった。
よこたわっているときがシャッターチャンスなのだ。
戻ってくれよ、撮るから。
願いは通じません。
左下斜面の樹木にからまっているところを撮りましたが、見たくないでしょうから掲載しません。
13:35あれ〜、わき道にある奥の院に着いてしまいました。
どこかで分岐見落としたようです。
Uターンして蛇のところ見ないふりして小走りします。
彼女と別れた直後の逆「レ」ターン標識見落としてました。
登山道からは、眼下の大窪寺や大鳴門橋などがチラッと見えます。
おいっ、もうすぐ頂上かというところで林道と交差します。
14:00頂上、すっすっごい。



ブラインドだった北側がパッと広がるっ、また言うがこんな劇的展開大好きだ。
今日は寒気が入って寒いぶん見晴らしが良い。
讃岐富士、高松市街、屋島、八栗山、小豆島、・・汗かいて登ってきた甲斐あるお見事景色に30分見惚れる。
14:30下山開始。
14:55登山口。
再会!、すれ違った女性だ。
私「あれまだいたんだ」。
女性「あちこちゆっくりと」。
長時間いるのは勝手でしょってな顔されちまった。
しばらくして、5年前の結願時にお世話になったSさんの居る門前の八十八庵(やそばあん)に行くと
お土産を買っている彼女とまた再会だ。
思い切って親父切り出す。
私「なにかの縁ですね」「ここ八十八庵名物の打ち込みうどんをお接待します」
女性「お腹いっぱいなので」とキッパリ断わられる。
しかたなく一人で打ち込みうどん食べながら顔なじみ4人昔娘店員さんと雑談する。
私「5年前と同じように最前線の接客やっているということは花形美貌持続ですね」
「厨房に入ってくださいと言われたらショックやね」「若い綺麗な証拠」など冗談飛ばしまくり。
「5年ぶり記念に写真撮らして」
並んだところで、「私に撮られると男できるよ〜」と言うと満面笑み。カシャ。
それらの様子を、お接待を断わってはいけないルールを知ってか知らずか、
すまなさそうに間近で再会女性が微笑んで見ていた。
しかしナイーブプライド勝ぼうず、もし2度断わられたら立ち直れないと、2度と声掛けることはなかった。



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