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2007/01/14(日)
(一の森1879m宿題)
予約が途絶えたので土曜日夜からぐっすりと寝る。
日曜日の昼まで寝て寝てする予定だったのに、なんてこったぁ中二娘が
「今日バドミントン試合に出るので送って」とジャンピングエルボースマッシュで叩き起こしに
07:00来やがり、負けじと体落としで反撃するも場外乱闘となり目覚め。
市立体育館会場に向かう途中の見える山々がスカッと見えるではないか。
そして快晴無風だ。
正月は別として久しぶりの休みだが、宿題があり、それを何処かの山でと思う。
夏男としては冬装備を持ってないがアイゼン代わりに古いゴルフシューズを持ち、
ネット天気予報で今日明日の快晴を確認後に、厚着してとにかく西方面に向かう。
藤井寺から焼山寺の最後まで残った空海の山道往復にしようか、高越山にしようか
つづろお堂から剣山、久保集落から天狗塚、と迷う。
そうだ、極寒吹雪に生還した一昨年12月の一の森にしようと高越山手前を美郷へ向かい
神山川井峠を越え、途中の災害復旧工事規制も日曜のためなく、暖冬で雪もなく、すんなりと登山口コリトリへ。
出発時間が遅かったので、車で行けるところまで行くぞとコリトリ橋渡るも
すぐに凍結坂道で登らなくなりズリズリとヒヤヒヤのスケートバック。
広くなったところに昨夏から事情でRAV4から乗り換えたH4vivoをスピンターン捨て置き登山開始する。
龍光寺までは雪も少なくガシガシとスパイクが効いて25分ほどで調子よく登る。
しかしそれからが高度を増すごとに大変になってくる。
スパイク効果なく深い雪ですべりずり落ち先行者の足跡1つを追い急坂の連続プチラッセルとなる。
こりゃ夏道の倍疲れるわとシャツ1枚姿で汗かく。
そのスノーシューとかいうハイテクワカンだと楽なんだろうなと、経年変化か寒さか底が剥げた靴惨め。
んっ!、たまたま尾根上で電波通りが良かったのだろうか、こんなところで携帯が鳴る。
「ハイもしもし休んでます」と申し訳なく謝る。
だいぶ上がってきてシャツ1枚が冷えてきたのか、きたーーー、そいや朝バタバタしていつものやってない。
隠れるクマ笹の茂みを探しだすと、そこにはどこかしこに小動物のフンが。
あれあれ俺も自然の中では動物並み選択するんだと、人目を気にしながらすばやく済ます。
(結局下山まで誰にも会いませんでした)
そうと分かっていたらもっといろんなやりかた実験してたのにって、・・お下品やめます。
しかしここの登りはきつい。
やっとヒュッテと避難小屋が見えたところで、ええーーー突如先行者の足跡消える。
まわり見渡しても足跡ないということは、空へ飛んだ、馬鹿なと探すがやはりまわりは新雪のまま。
この謎は帰って風呂の中で解けました。(あとで)
ちょうど3時間かかって一の森山頂へ。
ここまでの景色も綺麗かったが山頂から見る360度雪景色は格別、冬山来る人の気持ちが分かる。
ジロー、三嶺、タロー、天狗塚、矢筈、雲早、高丸、東宮、焼山、高越、遠くは大麻、眉、中津峰、明神と
過去登った山々が「頑張ったね」と、みんなこちらを向いて賞賛してくれている。
(写真では伝え切れませんので現地で360度見てください)
一昨年の吹雪避難のお礼に昨夏置いた缶詰を見に避難所に行くと、
昨年11/30に東京のoさん(66)が食したお礼のメモがあり役立ったようだ。
さっ2キロ先の剣に行くぞと向かったが足跡なしでズボズボ埋まる状態。
これでは下山するころには真っ暗になり危険と感じて諦める。(諦めることも宿題の選択肢)
降りは楽だ。
スケートのようにスイーと進む。
しかしよくこける。
10数回こけたが、うち1回は谷に落ちそうになり崖っぷちで止まる危ないものだ。
1時間20分で車に戻り、ぶっ飛ばし帰り熱い風呂に入る。(謎解きは、中途半端にもそこから帰ったのでしょう)
その後、だんらん夕食鍋を囲み宿題を済ませ爆睡する。
>人それぞれに人生の絢(あや)がある。
>人生は廻り舞台、表もあれば裏もあり、奈落もあります。
>要は場面場面で自分が如何に向かい合ったかと言うことです。
>月にむら雲、花に風。
>散るもよし、耐えるもよし。
>一生懸命やってきた事に無駄はない。
泣きました。
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