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2006/09/01(金) (UDON) 本日映画の日で千円でござる。 暇を見つけては香川の秘境系うどん巡りをやってきたので、それらのうどんやさんが出演しているのを見たくて 夜の部の後片付けを手際よく済ませ20時30分からの上映に軽いノリで駆付ける。 おっとどっこい、この映画軽いタイトルに似付かぬコシのある感動筋書きがあります。 1Fのスーパーでパンとお茶を買い気楽に食べながらと目論んでいたが、背筋伸ばして観入ってしまう。 何度となくこぼれる涙をぬぐうのが恥ずかしいので、そのまま顎から落としズボンにハンカチさせます。 これしか能のない年老いた無骨な人間の生き様と、若者たちの多様な夢の行動力と団結力と友達力との世代差。 おとぎの国の今へ、人間として生まれてこられたラッキーに比べれば、波乱万丈人生なんて比でなく楽しみにさえ思えます。 人と人との係わり交わりこそが人生そのもの。 それに情、絆、泣き笑いと、この映画はよく伝えてくれます。 あまり映画を見ない私にはタイタニック以来の名作です。 人類共通の趣味である食べ物に関しての噂はインターネットよりも速いそうで、同業者として恐るべし口コミ。 この映画は、いろんな意味で苦労している人ほどこぼす涙が多いでしょうから自分の人生と人間完熟度を計れます。 昔学校からよく行った文部省特選のような映画です。 親父の亡霊シーンと、ラスト画像に重ねられたテロップの 「涙とともにパンを食べた者でなければ人生の味はわからない」(ゲーテ)にはジーンときて号泣。 よい映画に元気をいただき、東宝さんフジTVさんありがとうございます。 一緒に観に行った中2娘にしっかり親父に追い付けない背中を見せます。 8/20秘境池上製面所のルミちゃん 8/20秘境池上製面所のルミちゃん
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