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2006/07/01(土) (ラブロマンスの町) 中山忍級 ぼんやりしていると見過ごしてしまいそうな三差路を左に入る細い旧道沿いに板東の古い町並みが現代アレンジして構えている。 丁字三差路左の板東駅を脇見して進み、料亭、饅頭屋、消防署、米屋の前でドイツの血が混じったかのような店員が微笑みかけてくれる。 町のこと、霊山寺、大麻比古神社、大麻山、歩き始めた遍路のことなど紹介してくれる。 いっぺんに言われて混乱したが、目をくりっと動かしながらのしゃべり仕草が可愛い女性だ。 まっすぐ進むと食堂、衣料品屋、肉屋、郵便局など生活必需業種が揃っている。 四国一番の石碑の三差路を右に折れると民宿旅館などがありずっと先に山門が見える。 この町には可愛い美しい女性が多い。 バルトの楽園に出てた中山忍級の女性はザラだ。 先ほどの米屋の店員も中山忍の姉ってな感じだ。 昔好きな人が居たからこの界隈に何度も足運び、雰囲気よい落ち着く町として身体に愛着染み込んでいる。 霊山寺から長い参道1キロほどで大麻比古神社に着くと、その横手がロケセット地である。 映画では、敵に銃口を向けられず空ばかり撃っていた兵士の娘と、ラストの第九が印象的だ。 映画では少なめだったが、当時はもっと地元娘とのラブロマンスや地元民との交流がたくさんあったに違いない。 交流の途絶えている私だが、人と人との真面目な交流こそ生きている意義があるように思う。 自分流に真面目に懸命に生きている人は美しく、惹かれるし応援もしたくなる。 交流とは生活に関する全てのこと。 神社奥の大麻山に登り板東の町を一望しながら、頭の中のスクリーンに交流テロップをスクロールさせ映画にはないエンディングとした。 歴史ある宝々を持っているじゃないか鳴門市、徳島県。
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