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2006/04/23(日)
(nakachan)
お昼までで終わり、那賀川河口のナカちゃんを見に行った。
大の大人が恥ずかしいと思いながら行くと、そこは子供からお年寄りまでバラエティー世代の溜まり場と化していた。
さて主役は居るのかなとよく見ると中洲の淵に寝そべっている。
聞こえてくる観察話に耳を傾け石のように動かない主をみんなも持ってる双眼鏡で日向ぼっこしながら見続ける。
おおっ動いた、しかもこちらに向かって来る。
大きな歓声と拍手が巻き起こる。
静かにせんと前まで来てくれんと注意も飛ぶ。
平和な風景だ。
こんなことで親子やカップルの絆が深まる。
そのときはなんとも思わなくても後でよき愛情を感じるもんだ。
夜ひさしぶりに沖の浜の回転すし屋に行った。
帰りは私は歩きだ。
満腹感と心地よい街の風景とにちょっとばかり感傷的になる。
こんな気持ちになるときはバックしているときだが内容は・・
那賀川の帰り和田島の母のとこへ寄った。
苦労を重ねたしっかり者の気丈な性格は歳で幾分やわらいでいる。
その母の40年前に死んだ父親の形見を見せてくれた。
昔の木の荷札に書かれた父親の字を綺麗と自慢する。
何気ない普通の生活をしてきて今のようにあっちこっち遊びに行った世代ではないが父は父である。
ずいぶん昔のことなのに親子の情の強さに勝るものはないと思った。
さて私も今父だ。
子供に40年も心に残る父親であるんか。
いや私が40年も母を心に残せるのか。
黙ってくれてる不義理になっている周りの人々を私の心は残せているのか。
吉野川大橋の上で涙がこぼれ落ちライトに照らされるが隠しはしない。
見てくれこのくしゃくしゃの顔を。
顔に似合わず弱いんだ俺は。
いずれさよならする21世紀を一緒に生きている人との係わりを感謝し歩いて無心する。
強くなるんだ。母のように気丈になるんだ。
なんか暗くって危なかしく近寄り難そうですが普段は普通です。
歩いたり登ったりすると弱くなるんですよ。


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