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2005/05/29(日) (剣山1955m三嶺1893m往復縦走は歩行距離40キロ推定累積標高3300メートル18時間以上歩き続けられる体力が必要です) 02:10見越P、02:50西島、03:25剣山、04:15ジロウギュー、05:18丸石、06:38高ノ瀬、09:12白髪分岐、 11:05三嶺(エネルギー補給)11:18出発、 12:28白髪分岐、14:46高ノ瀬、16:26丸石、17:54ジロウギュー、18:55剣山、19:30西島、20:35見越P R438貸切状態で徳島市川内町の自宅より94KM2時間20分かかって22:30見ノ越着。擬似仮眠(寝た真似だけ) 月明かりだが山道は真っ暗の中、燃料満タン、機体異常なし、最初の階段一歩テイクオフ。ぐんぐん高度を上げて成層圏へ。 未知の山谷距離挑戦だが大昔死んだ鶴一じいさんまで出演してインタネットで言いふらしはしゃぎすぎたので墜落はできない。 そういやその修験者鶴一じいさんに、子供のころ「高い山いくんやったらこの箱に雲取ってきてね」と綿菓子のごとくねだった。 今歳とって雲つかむようなことばかりしている私には素養があったのだろう。 苦しい坂登っているときは先を見ず足元だけ見て単純に数数えたり、なぜか日本語無意味の「アイセ」を連呼してリズムをとるが、 平地になったり下りになったりすると、「情」について考え込む。この情がなぜか人を引き付ける。歳だ。 そして非日常山道は薄弱根性を試し鍛えてくれる。なんで日常の生きる苦しさに息切れするのかと。(謎 といつものような考えごとをしながら三嶺直下の鎖場にきた。キツイ斜度にもうもうエネ切れで3メートル毎に休憩。 杖背負った小次郎スタイルとカウボーイ和風ハットに派手フルカラー縦じまシャツ姿でやっとこさ頂上になだれ込んだ。 そこには私より恐そうな顔したおじさんや優しそうな見知らぬ軍団が待ち構えていた。 「エサやるから剣山に帰れ」と墜落揺らぐ心臓をわしづかみした巧みなマッサージに感激し生き返った。 謎の強壮剤と謎のゼリーと謎の羊羹を注入されると生きる力が入道雲のごとくわいてきた。 みんなこんなバカな奴を気に留めててくれたんだと思うと泣けてきたが汗に混ぜて誤魔化した。小粋な方達だ。 おかげで帰りの登り返しの坂も4WDのごとく駆け上がっていった。しかし謎エサ効果も3時間で切れたが、後は声援が足を持ち上げてくれた。 精魂尽きやっとの思いで見ノ残まで戻った。未練は断ち切れ、このように心の結び付きは男同士の絆が強いと男に関心を寄せるのであった^^。 18時間のトボトボ歩行速度慣れした身体は帰りの車スピードに付いていけずブレーキばかり踏んでいた。 この緑の道が気持ちいい 徳島の人はここから登るんです 本日二度目のジロウギュー目指して 夕日が迎えてくれた本日二度目の剣山頂上
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