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2005/04/04(月) (妙見山64.2m) 2005joruriアルバム文集納帳 新人歌手新春シャンソンショー、バスガス爆発ブスガス爆発、う〜ん早口言葉3回繰り返しがひっかかる。これは運動不足だと早とちりしながら階段登りに出かける。 桜3分咲きトンネルを普通に登って3分50秒、これを2本決める。下りに川内町方面を眺めながら川内北小学校の子供人形浄瑠璃がふっと頭に浮かんだ。 徳島伝統人形浄瑠璃は人形を3人が操り演ずるが、小学生には結構人形が重く操りも難しいので、それじゃーと本人たちが演じてしまう子供浄瑠璃を唯一9年間やっている。 しかし6年生9人が卒業してしまい、残ったのは最近入部した新6年生1人になってしまった。その9人は中学生になるとそれぞれ別の道を歩む。 そのお別れ会では想い出の花が咲いた。9年続けた子は機転の利くしっかりしたリーダーでみんなを引っ張った。このあちこちからひっぱりだこのメンバーがこのまま 消え去るのはそれこそ伝統の消滅になってもったいない。18才までぼちぼちでも練習しながら続け、みんなに見てもらいたいと私は希望を持っている。 18才になれば結婚して子供が出来るまで、子供が出来ればその子供が演じられる年頃になるまでと、ずるずる延ばし続けたい。サポート歴1年半の私がこの思いだから 長年忙しい中を疲れも見せずサポート続けた親たちも同じ思いを持っているかも知れない。春は別れと出会いの季節だが目を閏ます親も子供も師匠も三味線さんも アマチュア活動の限界を感じているかも知れない。それにしても支え合いで長く続いてきたのをふと知った。ビデオを撮りダビングしてみんなに配ったり、 ちょっとした食べ物を用意したり、スケジュールを決めたり、髪結いや化粧したり小道具係りしたり、・・自分のためでない子供や他人のための裏方をみんなしてきた。 裏方どうし葛藤もあっただろうが、みんなさらりと明るい。私などちゃらちゃらしていただけで恥ずかしい限りだが、「これ」にはさらに感動した。 「これ」とは、活動歴を綴った手作りのアルバム文集納帳だ。ずっと撮り貯めた活動歴写真や経緯やそれぞれの思いが涙腺に突き刺さる。そうなんだこのために写真を 撮ってたんだ、メモっていたんだろう。こつこつと積み重ねた重みがずっしりと網膜を通じて大脳しわに刻み込まれる限定十数部の宝物だ。 表面しら〜と見えても後で気付き気絶しそうな、心意気や気遣い。鈍感な私を敏感にしてくれた一冊、ありがとう。みんながいる川内のここらへんに住めて幸せだっ。 妙見山64.2m
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