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2005/01/10(月) (東宮山1091m)     写真上より、     頂上     名称不明の尖った山の向こうに徳島市内(と思う)     (後日)徳島市川内町から見えた東宮山(手前横の尖った山は焼山寺山でした)     剣山スーパー林道沿いの山々     鴨島街向こうの阿讃山脈右端に大麻山     輝く大麻山鉄塔水銀灯(17:05) 東宮山頂上 尖った山が徳島市内からよく見えるので、何という山なんだろうと店仕入れ休憩時間の14時過ぎに偵察に出かけた。 山姿は遠くからと近くからでは違うように見えるがR438神山焼山寺への分岐を通過してもまだ向こうにあるようなので、見当付けていた焼山寺山ではないのかなと更に進むと、 伴蔵バス停横に東宮山殿宮登山口の案内板があったので、とりあえず周りがよく見えるとこまで登ってその山の位置を確かめたいと細い道へ車を乗り入れた。 2キロ上ると積雪多くなりT字交差手前に駐車し15:33徒歩に切換える。雪山準備なにもしてなく平地の服と靴のままカメラのみ持って林道行く。 途中近道のはずだと雪斜面を直登すると尾根に出たが迷った。20センチほどの積雪に遭難恐怖が頭よぎり、初めて来たのに無謀だなと足跡を頼りに元のところへ下った。 歩いても歩いても視界が開けないので、夕暮れも近いのであと10分を目処として引き返そうとしたら少し開け、欲が出た。知らない山なのに無謀だ。 新雪には私の足跡だけである。東宮山といえば川井峠から登っていくのを峠のしだれ桜を見にきたとき見かけたことがあるぐらいの知識だ。 別に頂上極めたいとも思っていなかったが、ここまできたら中途半端は嫌だと冒険心に火が点いた。日は傾き周り景色の光度は落ちていたが林道だから安心だろうと早足ギアチェンジして急ぐ。 暗くなりかけた剣山スーパー林道の雪を羽織った山々は不気味にさえ見えた。何度も引き返したくなるほど先の見えないのが不安になる。先の見えない商売や人生不安と同じだ。 雪が珍しい南国平地男は雪遊びのつもりで気持ちを切り替え強気に出た。私は平地でもワンマンである。これが低山でも冬山経験なし単独行動の気軽さといけないとこかな。 無計画思い付きの薄着で食料も懐中電灯もなしの身に風は容赦なく冷たい。雪山慣れしない経験無い良い子は死にますので真似しないように。 4キロほど歩いただろう16:45なにやら廃屋のある林道から分かれる登り口の案内板に頂上15分とありほっとする。すぐとっかかるが急坂で積雪20センチほどあり、普通靴はすべるすべる。 なんとかつま先を蹴り込むように♪三歩進んで二歩下がる状態で進む。「こりゃ雪無し登山の倍疲れるわ」と息上がるが日暮れが恐いので休憩なし。 前方斜め上に祠のようなものが見え、薄暗いてっぺん稜線がゾクッと見える。(このゾクッはゾーと恐い意味ですので山は真昼間に登りましょう) 武者震いでダッシュをかけてっぺんに17:00駈け上がる。初登頂満足感でいきっぱなし。やや覚めたところで記念写真を撮り、2つある祠の古いほうに「仲良く分けてね」と 奮発50円賽銭し5000円分ぐらいのお願いでなくお礼を祈る。「ここまで登れる健康な身体をありがとう」と。 お気に入り大麻山の航空標識灯が輝いて見える。見えると言うことは暗いんじゃん17:05、こちらへ下りれば川井峠への道と反対側の上ってきた道を慌てて下山開始。 サクッサクッとバランスをとりながらかかとから雪に突っ込む。先日アイススケートをしたので少々のすべりは平気だったが、林道合流までに結局2回こけ、パンツの中の小物も縮んで雪遊びしてた。 林道に出てから車まで、私だけの登りの足跡を凱旋ジョギングしすっかり暗くなった17:35着。お疲れお疲れ突如の無計画登山無事感謝。 車暖房にむわーとむせる雪に濡れた靴と靴下と汗のカクテル匂いに酔いながら50キロ先の徳島市川内町に18:50帰り夜の部一仕事する。 結局登りたい尖った山の名は未だ不明なんですが、見てきた景色の位置や遠近感からやはり未登頂938メートルの焼山寺山だったらいいなとヤフー地図見ながらやんちゃ計画している。 おいつっかかる相棒!、「我慢と思いやりで膨らむ縁」「運動は精神と身体を育む」「八方乞わず一途」「あらっ自分のことだ」、一番近い人をやりこめる癖を直せば戻れる。 名称不明の尖った山の向こうに徳島市内(と思う) (後日)徳島市川内町から見えた東宮山(手前横の尖った山は焼山寺山でした) 剣山スーパー林道沿いの山々 鴨島街向こうの阿讃山脈右端に大麻山           東宮山頂より輝く大麻山鉄塔水銀灯(2005/01/10,17:05)
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