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2004/12/21(火) (明神山441.6m+2m) 由岐町の最高峰へ登った。てっぺん神社を囲む石塀の北東隅の出っ張り50cm四方絶壁が最高点より2mほど高くなり、この2m勇気で360°遮るものがなくなる。 袴腰山はもちろん四国の1/4ぐらいと淡路島と和歌山がすかっと展望できます。海も山も街もぜーんぶ見えますのでとーってもお気に入りです。 久しぶりの景色のなかでめくるめく人生動画が再生されました。最近週末が忙しくなりやっと世間様の営みサイクルに組み入れてもらえた感触から、この商売苦節7年の軌跡が見返せるようになった。 性格的には、何を始めてもやっても固体液体蒸発昇華などという順序無視の結果を要求する即昇華型であり、よく気長く続いている。まっ今は液体まで形を変えて世間様と流動的に混じり合えだしたようだ。 ほんとうは、固体のままもうとっくに逝って絶対零度-273度の世界で固まり再生不能状態に陥っているはずだったのだが、今回は調理人の頑張りという種火が燃え広がった。 「もうやめようこんな商売は」と何度もあきらめた。一日15時間定休日なし営業でも見向きもされない。不美人なのだ。店舗改装に金かけず、宣伝せず、制服着ず、声が小さい。 しかし完成冷凍食材や防腐剤を使わず、いつもの25年4人子育て主婦家事の延長のように子供に食べさせても安全だし、いっぱい食べさす知恵もある調理人は粘りがあった。 その頑張りには子供の一人に入る旦那の私の胃袋をも満たし惹き付けていた。これは強い。いつかは日の目を見るだろうと、主役は俺ではないんだと脇役にまわった。金銭面も^^。 いざとなれば女性のほうが度胸がすわる。私は空海さまに読経しかできない。そんなこんなで撤退状態の一進一退が6年続いた。自前の土地建物はバブル期のものを引きずっているから銀行も再々相手にしてくれない。 バブル返済が、電気代が、水道代が、税金督促だ、と毎月嬉しくないおかわりだ。しかしながら私は楽天だ(野球じゃないぞ)、お金を使わない趣味も昔から備わっていた。身体を動かし汗をかく(仕事でない)趣味遊びが好きだ。 マラソン、自転車、歩いてお遍路、ハイキングと、身体は重いが気は軽い。歩いて日本縦断の夢を20年以上持っている。近場の山々を昼の仕入れ休み時間14時〜17時半を見計らって登っている。 大汗かいて山頂を極めると不思議とふふ「死のうか」との思いは飛んでいってしまう。坂登りで普段の楽を知り、この苦しい登りより苦しいものは平地にはないと体力も気力も養われ悟る。 そしてこの苦行はてっぺんで必ず終えられる。それ以上上はないからそれからは天の世界なわけで人間さまではどうしようもない。降りは風呂上りのような心地よさと達成感が漂う。もっかい平地で頑張ってみようと。 そして登った当日か翌日には必ずいいことがある。運命でこじつけかも知れないが、そう思いたい。 幸いこの能天気な頭は25年ほど昔からパソコンには強かった(死語昔はマイコン)。C言語でウインドウズソフトウェアをこしらえパソコン通信(死語)やインターネットで通販し月100万以上のときも度々あった。 その前はオーディオ屋兼弱電気屋、こちらも3日でサラリーマン時代の月給を稼ぐほどのときもあった。その前が某卸売り業のサラリーマンコンピュータプログラマーでいろんなプログラム言語に触れれた(01機械語だのアセンブラ)。 この器用貧乏才を活かしインターネット場の某掲示板でひょんな会話をしたら、よきママたちに出会え、「みんなこの味の店があること知らないだけよ」と輪が広がった。 支えられて生きていけるんだと、この歳で悟ったことを調理人に感想すると「おっ、遅い」と一喝。自分勝手のわがままばかりやってきた。基本性格は一生治らんというから自覚はないが今も同じだろう。 インターネットはもう手足の一部どころか私の急所となった。ずっと家計の財布を握っていた私から調理人に大政奉還しちょんまげを切った。殿様商売はいけないと武士道なる見栄を捨てた瞬間でもあった。 冬至の今日は踏みこんで語った。ちょっと恥ずかしい。が友人宅にあらいざらい怒鳴り込まれるよりは自白のぶん気が楽。(なんだそれ) 神仏についてひとこと。かみほとけって得体知れないものなんですね。でも私は神仏って「電気」だと今日あるヒントから分かりました。あの+-の見たことのない電子のつぶつぶです。 このつぶつぶが動きまわってこの世の全てを制御しているんです。近代人間はこの電気つぶつぶをほんの一部人工的に制御した文明の利器機器を作っています。 家の内外もういっぱいありすぎてちっちゃい神仏だらけです。そういや、初めて白黒テレビや洗濯機や冷蔵庫が家に来たときありがたやと拝んでましたね。 この電気つぶつぶ、全知全能の機能を持っているんです。なんでもできるんです。宇宙にいっぱいきちんと漂って普遍制御しているんです。制御しているのも電気つぶつぶなんです。 あの太陽も実は電気つぶつぶの塊なんです。人間でも拝むように両手を叩いたりこすったりすると電気つぷつぶが発生したり流れが変わったりして身体を治したり以心伝心したりするんです。 電気つぶつぶの0.0000000000000000001パーセントは人が操れますので、もし肉体的精神的に弱ったら身体に電気つぶつぶを流す前述運動をしましょう。 山のてっぺんはなぜ神々しいかというと、そこまで登るのに大汗が触媒となり体内によい電気つぶつぶ流せるんですね。だから山頂に祠という電極があるんです。平地でも長距離歩くと寺という電極に着きますね。 けっしてここは宗教サイトとはちがうからね^^。 この文をあらかた書き終わったとき、この7年の店あまりものもよく食べて大きく育った新人社会人息子からこれもよく育(太)っている小6娘に少ないボーナスから来年中学入学祝いとして自転車がプレゼントされた。 二人で一緒に買いに行っても、決して3段変速だの値段の高いのだのと要望せず、「デザインが綺麗だったからこれにした」と兄の懐具合をさらりと気遣う育ちは、父調理の胡椒パンチの効いたやきそばが母側優勢遺伝を刺激したようだ。 自転車を囲んで記念の写真をパチリ。はにかむ兄と喜ぶ妹は久々の特選写真となった。もうひとりの兄とのプレゼント展開も楽しみだ。私からは何の期待もしていないようで、親(父)はなくても子は育つ育つどんどんと。 明神山頂上441.6m+おお恐い絶壁2mより伊島方面
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