りゅうとの出会い(by しまこ)
1999年7月、ペットショップで里親募集の張り紙が付いたケージの中で兄弟と思われる子猫が抱き合って寝ていました。
サバトラ白と真っ白の二匹でした。
以前、何かの本で白い子は短命だと読んだ事があったので、迷わずサバトラの子をもらう事になったのです。
今思えば、抱き合ってる子猫を引き離してしまった事を後悔しています。
一匹も二匹も同じだったかなーと。
1日中留守になってしまうので、兄弟でいたら寂しい思いもしないですんだよね?


             オカマちゃん
いろいろ考えた結果、交通事故、病気の感染などの心配もあり完全室内飼いに決めました。
雄猫は去勢しないとそこら中にスプレー行為をしてしまうので、我が家に来て確か4ヶ月目に「りゅう」はオカマちゃんになってしまいました。


             病気
「りゅう」にとって初めての冬の事。
仕事から帰ってきてトイレ砂が部屋中に散らばっていました。
今日は随分トイレにはいったんだな?・・・と思いながらも砂をかたずけました。
夜になり、トイレを出たり入ったり忙しそうにしているりゅうを、いつもと違うので見ていたら、出てきた尿が赤かったのです。
真っ赤です。
かかりつけの獣医さんは終わっている時間でタウンページで調べ、家から1時間も離れた動物病院に車を走らせました。
台に乗せられ治療を受けてる「りゅう」がかわいそうで涙が止まらなかった。
結果は膀胱結石で、しばらくはかかりつけの病院で点滴が必要との事でした。
改善策としては
1.食事を低マグネシウムのものに変える事。
2.水分をなるべく取り尿を薄める事。
とりあえず病院で売っているキャットフードにかえましたが、猫は犬の様には水を飲まないので水分補給は「りゅう」に任せました。
毎日点滴に通ううちにここは恐い所と認識し、年1回の混合ワクチン接種の時は震えながら固まっています。
そして完治をしたわけではないにしても現在は元気です。


             無断外泊
我が家は二世帯住宅で私たちは二階に住んでいます。
だから、「りゅう」は一階には行けません。
完全室内飼いの「りゅう」は私達がいる時は唯一ベランダに出る事ができます。
じっと外を眺めている姿を見ると少しかわいそうな気もしますが、住宅事情を考えても自由にさせてあげるのは無理なのです。
ある夜家族で外食に出かけ帰ってみると「りゅう」の姿がなく、窓やドアをチェックすると一階のトイレの窓が開いていました、
おそらく「りゅう」は、一階に降り、窓をチェックして、外に出たのでしょう。
耳をすますと首輪の鈴の音がします、何度も名前を呼んでも姿を見せずそのうちに鈴の音も聞こえなくなりました。
翌日は体調を壊したと嘘をつき仕事を休み、近所の行き交う人にこんな猫見ませんでしたか?と聞きあるきましたが、見かけた人はいなく私はショックで食事も喉を通りませんでした。
「どこそこに猫がいるわよ」と情報をもらいましたが、なかなか「りゅう」には会えず「もう二度と「りゅう」に会えないんだー」と泣いては主人と息子を困らせていました。
主人が訪ね猫のポスターを作り、近所中に張ってみました。

こんな訪ね猫のポスターです。
             帰宅
4日目に無事自力で帰って来た。
お腹をすかせていたようで、たまたま家にいた主人曰く・・・
「むさぼるようにキャットフードを食べ、死んだように寝た」とのこと。
どこでどう過ごしたかは、未だ謎ですが、お腹がすいても食事もなく、安心して眠れる場所もなかったのではないでしょうか?
それにしても、自分の足で家の外に出た事のない「りゅう」がよく帰って来れたなーと思いました。

こんな帰宅報告のポスターに張り替えました。
             無断外泊パート2
その後しばらくおとなしくしていましたが、楽しいこともあったようで2回ほど脱走しました。
「きっとちゃんと帰って来るよね? 」・・・なんて余裕が出て来て玄関を開け待っていると、「遅くなってごめんなさーい」と鈴をシャンシャン鳴らして帰って来てます。
・・が、そんな事に慣れてしまっては良くないので、今だに完全室内飼いの「りゅう」なのです。

ーーーーー 「りゅう’s」ギャラリー ーーーーー

ここが気持ちいい。僕のお気に入りのソファーなのだ。

ん?・・なーに?

寒い冬は、ここが一番(楽)

ん?・・なーに?・・僕を呼んだ?

どうかな?このポーズ?かわいいでしょ?

ねえねえ?これ何?・・僕のバックかな?

ふぁ〜。眠い。(くぅーー)

ちわぁー。宅急便です。
中身は、「猫の置物」でーす。(笑い)

なぁーに見てるの・・?

僕はどこで寝てるでしょう・・?(笑い)