長者町交差点から根岸森林公園方向へ少し進むと坂(路面電車を通すめに山を掘り切り通しにした)掛かりますが、坂の道路脇にある崖の石垣の間から水が湧きしています。この湧き水が「打越の霊泉」です。大正12年の関東大震災のときや、昭和20年の横浜大空襲の際も多くの市民が喉を潤しこの水で救われたと言います。
看板より・・・この湧水は歴史的に由緒あるもので、古くから地域の生活用水として広く利用されてきました。最近は水道の発達によって忘れがちな湧水ですが、水温は夏は冷たく、夏は温かく、一年を通じてほぼ安定しています。近年では周辺環境の都市化が進んだ影響もあり、清浄な水質が保てなくなってきましたが、飲むことが出来ませんが、災害時等には飲用以外の生活用水としての利用は可能です。
打越の霊泉(横浜市中区)