神奈川県の浦島伝説は、丹後国で生まれた太郎は、住の江(大阪湾)で漁師をしていましたが、亀を助けたことで竜宮城に招かれました。竜宮で三年をすごして陸に戻ると300年もたっていて、見慣れた村も人もなく、仕方なく父親の故郷である相模国(今の神奈川県)に来ましたが、そこで自分の身寄りが数百年前に死に絶えてしまっていることを知りました。孤独を感じた太郎は鶴になり、竜宮へ帰って行きました。それ以来、太郎と乙姫様は、相模国の守り神になったと言われています。浦島太郎が子安通にやってきたのは、仕方なくお父さんの故郷を訪ねて来たので、長く滞在するのか短期なのか分かっていた訳でなく、ただ単純に汚れていた足を洗っただけかもしれません。画像の井戸が浦島太郎がここで足を洗ったと言われている足洗井戸です。でも、付近には数多くの井戸があって、この井戸自体が、蓋や手押しポンプは新しいもので、井戸の周りには何の説明文もないので心配になって、近くにいたご老人に尋ねると浦島太郎の足洗井戸に間違いはないと言われたので掲載します。
浦島太郎の足洗井戸