清水ヶ丘公園脇にある特養老人ホーム「南太田ホーム」脇にある階段を降り切ると、すぐ右側に”大原隧道”の南太田側の入口があります。左に曲がると、首都高の陸橋下に”獅子頭共用栓の「大原隧道脇の湧水」”があります。なお、この場所へは、Y高側からも入れますし、”大原隧道”を抜ければ、清水ヶ丘側からも来ることができます。(駐車場は清水ヶ丘公園体育館前に有料駐車場があります。尚、トンネルの両入口周辺に駐車場はありません)
この湧水場所の南区清水ヶ丘はその地名の通り、昔は地下水がそこかしこに湧き出ていたそうですが、現在では湧き出ている場所も数か所しか確認されていませんが、その中の一か所、大原隧道脇の湧水に、最近になって横浜市が”獅子頭共用栓”を設置しました。この獅子頭共用栓は明治期のオリジナルものでいくつとない貴重なものです。尚、獅子の口から出ている水量は、残念ながらチョビチョビと出ている状態でした。
獅子頭共用栓・・・横浜市水道局が明治20年に創設された頃イギリスから輸入され、獅子のデザインはギリシャ神話にちなむものと言われています。30軒程度が共同で使用し、市内随所に設置され、広く市民に愛されていた貴重なものであります。最盛期には600基ありましたが、現在完全な形で残っているのは水道記念館に展示されている2基だけと言われています。
獅子頭共用栓・「大原隧道」脇の湧水