横浜市営地下鉄「三ツ沢上町」駅を出て、国道1号線の南側歩道を西へ少し行くと、歩道脇に木々に覆われた一角があります。河川の浸食によって形成された崖線沿いを進む総延長1.7Kmの緑道で、もともと滝の川が流れていた場所に湧水を使ったせせらぎが流れています。「水門広場」と名付けられた一角で、ここが実質的に「三ツ沢せせらぎ緑道」の西端の入口です。「広場」と言うほど広くはないが、木々に包まれてベンチなどを置き、三ツ沢せせらぎ緑道についての案内板などが設置されています。緑道にはポイントごとに三ツ沢南町公園、ふれあい広場、観音橋公園などが設けられております。その案内板には、三ツ沢せせらぎ緑道が滝の川の跡を整備したものであること、この「せせらぎ」は地下鉄「三ツ沢上町」、「三ツ沢下町」両駅に湧き出ている地下浸透水を水源に利用した珍しいものであると書いてあります。緑道を東へ進んでゆくと滝を模したような造りの一角があり、ちょっとした広場になっています。(下の各画像です)そこを過ぎると観音寺の前になります。観音寺前を過ぎると緑道は少し北側へ折れ、建物の並ぶ中を辿って国道1号に抜け出ます。「島田橋」という名の交差点の傍らで、かつては滝の川を跨ぐ国道1号の橋が「島田橋」だったのだろうと想像されます。交差点のすぐ西側に横浜市営地下鉄「三ツ沢下町」駅があります。
観音橋公園の湧水