フランス人の実業家ジェラールが船舶給水業を営んだ場所としても知られています。湧き水を簡易水道で引き、外国船に飲料水として売っていました。この水は「インド洋に行っても腐らない」と明治期の船乗りたちの間で評判になったと記録に残されています。ジェラールが使用した貯水槽は今でも現存し、今もなお豊富な水が湧き出しています。元町プールの北側の、元町商店街に面した部分は老朽化に伴うリニューアルの整備が平成10年度から平成12年度にかけて行われ、豊富な湧水を利用した「ウォーターガーデン・・・壁泉やカスケードといった、水の流れをメインに据えた施設」も出来ました。またジェラールはこの地で西洋瓦とレンガの製造も手がけていて、プール管理棟の傍らに、「ジェラール水屋敷」と「ジェラールの瓦とレンガ」に関する解説板が設置されております。(汲むこと、飲むことは出来ません)
ジェラード水屋敷の涌水