いたち川(鼬川)は、神奈川県横浜市栄区を東西に流れる二級河川で、横浜自然観察の森・ミズキの谷を源流として流れています。上流部は自然の川の姿をとどめるとともに、市民の森等の緑が数多く残り、豊かな自然に囲まれています。また、下流部の川の両側は、プロムナード等に整備されており、鳥や木々等の生き物を眺めながら、ゆったりと散策することができます。いたち川の由来は鎌倉街道の出立点としての「いでたち」の転とされています。
いたち川・小川アメニティは、神戸橋(ごうどはし)から長倉町までの区間です。途中には、川の中に大きな石が「飛び石」のように配置されていて、それをつたって歩いていける全長約600メートルの散策路です。上流部なので、水がきれいで、アブラハヤやメダカが泳いでいます。夏は涼しく、春にはイワタバコが薄紫の花を咲かせ、秋にはツリフネソウが赤紫の花を咲かせています。途中、昇龍橋の側を通りますが、昔はこの橋を渡った奧に白山神社があり、この付近の土地は租税が免除される神社領であり、神戸(ごうど)と呼ばれてきたそうです。
この昇龍橋から暫く行ったところにあるのが権現橋です。この権現橋から下を眺めると丸い管の口から清水が流れ出ています。これが権現橋際の湧水です。ただ、この湧水は水質検査も行って無いようなので生で飲むことは危険です。飲む際は煮沸してお飲み下さい。
権現橋の湧水