鷹巣山山麓から流れ出る蛇骨川の上流にあり、滝の高さ3m程、横幅20m位の小さな滝ですが、岩の間からいく条もの清流、清流の流れ出す岩肌には緑色のビロードのように苔が密生し、深い緑に包まれたとても静かなところです。この美しい滝は、長い年月の間ほとんど人に知られることはありませんでしたが、大正時代「三河屋旅館」の創業者・榎本恭三氏が、この美しい滝の存在を広く知らせたいと思い、周辺や滝までの道を整備したとのことです。(汲む事も、飲む事も出来ません)
看板より・・
この滝は、蛇骨川上流に位置し、苔むした岩肌をつたって流れ落ちるさまは、いく条もの糸のように見え、いつのころからか「千条の滝」と呼ばれるようになりました。その名にふさわしく優しく、幽玄な雰囲気をかもし出しています。
箱根小湧谷千条の滝