清水池と清水の弁天様「自然の母の乳房より、ここに流るる清水あり。例えばやさしき親心、あふれ出つるに似たるかな」と校歌に歌われるこの泉は、清水小学校の校名のもとです。昔より妻田薬師境内東の方に轟々と湧き出て清水池を満たし今日に至っています。その昔、良辮僧正が薬師堂で七日七夜の修行をされ、満願の朝方、清水池に蓮の白根がいっぱいに伸び、きれいな花が咲いたと伝えられ、白根の地名の所似といわれます。(汲む事も、飲む事も出来ません)この池の祭神は女神様の弁財天で、池の中には、右手に独鈷杵、左手に羂索を持つ弁財天、御堂内には琵琶と云楽器を奏でる優しいお姿の弁財天が祭られています。古くから「清水の弁天様」と親しまれ祭日を己の日とし、福得智勝賦与の功徳により信仰を集めています。  平成4年十月十二日 清水前の碑文より
清水の弁天様(妻田薬師の湧水)