飯山観音 長谷寺〔神奈川の景勝50選〕
長谷寺(ちょうこくじ)は、神奈川県厚木市にある高野山真言宗の寺院です。山号は飯上山。本尊は十一面観世音菩薩で、坂東三十三観音霊場第6番札所で、飯山観音とも称されています。寺伝に、領主飯山権太夫が旅僧に一夜の宿を貸したところ、そのお礼に大和長谷寺の本尊と同材で造った観音像を貰いました。そしてその観音像を祀るお堂を建立したのが長谷寺の始まりです。またこの旅僧は弘法大師だったそうで、今に伝わっています。現在でも白装束の巡礼姿を見かける。境内にある銅鐸、観音堂及び堂内にある厨子はし指定文化財。観音堂は江戸時代の建立。その内陣にある本尊を納めた厨子は、室町後期の作といわれている。縁結びの寺としても名高く多くの参拝者が訪れる。
飯山観音のご神水

飯山名水は、飯山白山森林公園の入り口看板から50メートル位先にあります。飯山名水は向かって右側の冷水、左側には飯山温泉の温泉水が、互いに龍の口から流れています。飯山温泉には白龍伝説があり、飯山観音の裏に白山という山があり、山頂に白山の池があります、日照りのときでも水が枯れる事がないと言われ、このため雨ごいの際にこの池の水を水田にまいて、慈雨を祈りました。この池こそ白龍の水飲み場であり、雨乞いする相模平野に雨を呼び、白龍のおかげで豊年満作がもたされたと言われています。(干ばつの年には祈雨祭が行われ、社前を流れる小鮎川で水ごもりを取り、白山山頂の白山池を浚うと、この池を水飲み場としている白龍が天に舞い昇り、しばらくして雨雲を集め下り、相模平野に三日三晩雨をもたらすという。)
飯山名水・飯山観音の御神水