北鎌倉の自噴井戸群は明治から昭和40年頃迄、上総掘りで掘削された自噴井戸で、円覚寺裏山を水源とし、個人用に200ヶ所も掘抜き井戸が点在していて、その自噴する地下水は水質も良く水量も豊かで、県内でも貴重な湧水に数えられますが、ほとんどの掘抜き井戸は個人が所有しているために公開されていませんが、岩瀬下関青少年広場の自噴井戸は、市民だれでもが親しめる水辺を作ろうと鎌倉市民同窓会が(財)環境事業団の地球環境基金の助成を得て、環境に優しい人力だけによる伝統工法「上総掘り」の復元によって出来たものです。岩瀬下関青少年広場の自噴井戸は一般の方にも公開されていますので飲むこと、汲むことも出来ますが、張り紙にあるように湧水のため水質は安定していませんので煮沸して飲むことをお勧めします。尚、鎌倉市の地域防災課により災害用井戸として指定されている自噴井戸のため、市で水質検査を毎月実施しているそうです。
岩瀬下関青少年広場の自噴井戸