受難節の祈り



十字架 」

愛するイエス、十字架はすべての時の分水嶺。

憐れみの光は 地上に達しました。

茨の冠、打ちこまれた釘、暗い闇、いいしれぬ苦悩

それは私たちの場所で死なれた あなたの計画。

こうして私たちの罪の裁きは 終わりました。

十字架は 新しい誕生の源、私たちの新しい名、

新しい家族、新しい命の希望。

この命のしるしを堅く保ち

この世的な生き方に 私たちがたえず死に

聖霊の力によって

新しく生きることができますように。




「よい羊飼いの死」

イエスは言われた。

「わたしは良い羊飼いである。

良い羊飼いは羊のために命を捨てる」。

(ヨハネ10:11)

イエスにとって 苦しみと死は必要でなかった。

しかしイエスは選ばれた

苦しんで死ぬことを

神からゆだねられた羊の群れを生かすために。

イエスが私たちに求められることは

私たちが苦しむことではなく、

愛と奉仕に生きることである。

そのように生きるとき

私たちは苦しみを避けることができない。

しかしイエスは 彼に従う者たちをささえてくださる

真実な愛と 豊かな奉仕の道を歩むために。





四旬節は魂の春 」

くる年ごとに木々は新しくなる。

まず芽が出て、つぎに花、そして葉。

春は木々を新しい装いで 若々しくする。

この新しさを生じさせるのは 秋、

秋に木々は古い葉をぬぎ捨てる。

冬のあいだ 木々は裸で過ごす。

レントは魂の春のとき。

主よ、私たちを助けてください。

古い習慣をぬぎ捨て 魂の貧しさを

経験することを恐れないように。

こうしてあなたは復活祭に

私たちを新しくしてくださいます。

私たちがふたたびあなたの弟子として

若々しくなるために。





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