北陸紀行
2001年9月15日曇り後雨
羽咋に行きたい、と云う家族の言葉で決まった北陸路。
そこには羽咋コスモアイルと云う、本物のロケットなどがある博物館があってそこに行きたいらしい。
私は羽咋なんて、UFOで有名でモーゼの墓があって…ぐらいしか知らなかったんだけど
後、大国主命の伝説かな?昔買った旅雑誌にそんなコラムがあったなぁ、と出してきて見たら11年前の雑誌で(笑)
北條関係の史跡ってないのかなぁと思ったけど、北陸って云うとジロ朝時や今出てる時広が越前守護だった事ぐらいしか
思い浮かばなくて〜〜〜守護になったからって下向する事は少ないしね。
ま、ともかく久しぶりの「旅行」でございます(^^)
小牧インターから名神に乗り、関ケ原で下りる。
このまま高速乗って米原で北陸道に入った方がラクなんだけど、距離的には遠回りなので下道を行く事に。
琵琶湖をぐるりと見て行く近江路…好きなんですよ(^^)周り見てるだけで幸せになるの〜〜
浅井、お市の里や賤ヶ岳など見ながら戦国の世に思いを馳せるのであります…(爆)
敦賀に入り日本海が見えてきます。もう少し天気が良いと綺麗なんだろうなぁ、残念。
↑気にしないでやって下さい(笑)
武生から北陸道に又入って金沢へ、そして今度は能登道です。能登道はずっと海際を走るので気持ちいい。
途中、尼御前SAで一休み。名前が気になるので(苦笑)看板を探してみたところ
義経逃避行の際、安宅関での取り締まりの厳しさに悲嘆して、尼が岬に身を投げた伝説があるとのこと。
おおっ安宅関ってここなのか!!と少し違う思いを抱きながら←知らんかったのよ(T_T)
今度はハイウェイオアシス?だったかな、ヘンな名前のSAがあったので入ってみた(寄り道ばっか/苦笑)
何と海際まで行けるんですよ〜びっくり(^^)砂の感触久しぶりっす。
何だかんだ云ってようやく千里浜ICで下り羽咋着。地図を見ながらコスモアイルを探します。
しかしそんな必要がないぐらい、看板があちこちにありました(苦笑)
羽咋駅近くを通り過ぎると、もう展示してあるロケットが見えて無事到着です。
建物もUFOの形に似てます(笑)1階には図書室みたいなのもありましたが
とりあえず目的の2階の展示室へ。磁気カードを買ってそれで入るんだけどユリカカードみたいね(^^)
中の照明はかなり落とされていて、ライトアップされた展示物が何となく神秘的にも見える。
ルナ、マーキュリーなどの名前の宇宙船。実際に宇宙空間に出て作業したカプセルみたいなのには
発ガン物質が含まれているので触らない様に、なんて書いてある(驚愕)
実際に使われた外板などもあるけど、私にはセロハンみたいに見えたりして
見る眼がないわしが見ても勿体ないって云う感じ(爆)
UFO関係のアメリカのファイルコピーや、国内外のUFO写真が見られるデータなどもあったりと
興味のある人には良いんじゃないでしょうか。
次は神社〜〜〜と意気込んで1階に下りると、外はだだ降りの雨…うそ〜〜〜〜(T_T)
勿論傘なんぞ持っておりません。仕方なく、付属の喫茶店もどきに入って時間つぶし。コーヒー飲んで、売店見て…
アメリカ直輸入って感じの小物が一杯。緑色のエイリアンのキーホルダーなんて誰が買うんじゃい(笑)
星関係は割と好きなんで(昔プラネタリウム会員だった経歴がありますの/苦笑)
地球や星の写真たてやポスターなんかはそそられるモノがありましたわ(^^)
小雨になってきたのを見計らって気多大社へ出かけます。家族は輪島の名産品「ゆべし」が欲しくて
輪島まで行きたかった様なのですが(その為にSAあちこち寄り道したり駅のキオスクに行ったりしてた/笑)
時間的にムリなので諦めることに。
金沢出たらあるんじゃない?と何の根拠もない慰めを云って、私の心は神社に飛んでおりました(苦笑)
ここは大国主命を祭神とし、創建は崇神天皇の時代と伝わっています。ほとんど神話の時代ですね〜
元々羽咋は神話などに関する伝説が多い所です。
垂仁天皇の皇子、磐衝別命が人々を苦しめた怪鳥を3匹の犬と共に退治する。射落とした怪鳥の羽を犬がくわえてきたので
羽咋[はくい]という地名になったとか。
因幡の白ウサギと同じ伝説やオロチ退治の伝説など、大国主命関係の話も多いです。しかし似た様な話ってあるんですな〜
完璧に出雲系の神社って事だなぁ。うふふ。
←社殿。雨が降って又趣きが重厚。
かなり大きな鳥居をくぐって社務所で拝観料100円也。ここの縁起などの載せてるリーフレットが面白いんですよ。
なんと巻物になってるの(^^)ポイント高いぜっっしかし仕舞うのに困るかも(苦笑)
玉砂利を踏みしめてまず眼に入ったのは真新しい植樹。
大河ドラマ「利家のまつ」成功祈願??素晴らしい。ホントに石川県上げての大河誘致だったんですね〜〜〜
荘厳な社殿、入る前に巫女さんがお参りの順序などを教えてくれます。
ここは縁結びがメイン。出雲大社と一緒だ(^^)
別に祈祷料を払って縁結びのご祈祷もしてくれるとか。たくさんの絵馬が飾られてました。
神社って仏像とかがある訳じゃなくご神体って見えない事が多いんだけど、割と社殿の奥まで見えたんで思わず覗き込む。
見えないかな?と思ったんだけどやっぱわかんなかった(>_<)
ここの社宝は潮満玉(満珠)と潮涸玉(干珠)海の水を自在に操る武器だそうです。うむむ、どんなんやろ。
こういうのが見てみたいんだが…中々かないませんね〜
社殿奥はいらずの森がありうっそうとした神秘的なたたずまいを見せていました。
隣にはスサノオを祀る神社が小さいながらもありました。忘れてはいけない大国主のおとーさん!!出雲系のドンでございます。
ちゃんとお参りして気多大社を後にしました。
宿に戻って少しヒマだったので、お向いにあるショッピングセンターをうろうろ。
何があったか忘れちゃったけど、食品売り場にはこっちにはないようなモノがあって中々楽しい(^^)
そして本屋に寄りました。出先で本屋に寄るのはもう性ね〜〜(爆)
そしてやっぱり見つけちゃった、「利家とまつ」ムック本。別にそこまでハマっちゃいないんですよ。
でも発行が北國新聞社ってとこで、つまりはこっちでしか売ってない(だろう)本だったのです!
内容的にも俳優さんがどうって本ではなく、史跡案内の色が濃い本で…はい、購入してしまいました…あぁもうわしったら(爆)
夕食時に、お祭りの概要を説明して下さいました。
最初観光協会に問い合わせた時に、15日は夜にお祭りがあるので如何ですか?と云われてたんです。
お祭り好きな私としては何てラッキーっっってなモンでしたが、夜9時頃がメインとか。うむむ、どうなるやらやら。
夕方からハッピ着た人たちがうろうろしてて、お祭りの雰囲気は盛り上がってたんですけど
雨降ってるんですよ〜〜〜それでも花火は上がってるし(10時過ぎまでやってたわ)むずむずしてたんですけど諦めました。
川渡し神事なんだそうですが、うう残念です。
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2001年9月16日晴れ |
←なぎさドライブウェイ。 風が強いので海も荒れてましたがキレイの一言! |
来た道を戻り金沢は兼六園へ。晴れてきたのでこの日は暑かった。
でもさっぱりしてるので、気持ちのいい散歩です。
駐車場に入れて、まずは土産探し。ゆべしですよ、ゆべし!流石は金沢、石川県の名産品がどっさり。
ちゃんとありました〜良かった、ウソ云った事にならなくて(汗)
金沢城址公園と兼六園の間のかなり急な坂を登ると、右が城址で左が兼六園。
まずは城址の石川門。重文指定の搦手門です。大河ドラマに向けて公園内も整備された様ですが
時間がないので門前で写真だけ。例のハリボテもありましたがね、利家とまつVer.(笑)
天気がいい所為か人出は結構ありました。金沢に来て、兼六園をすっとばすって事はほとんどないんでしょうね〜
ライヴとかで来たってんならともかく(苦笑)
兼六園は日本三名園の一つ。要はだだっぴろい殿さまの公園ですな(笑)
入園料300円也を支払って中へ。緑が濃くて気持ちいいです。萩らしき白い蕾もある。
なのにセンサーが発動(爆)何っっ何が居るのっっっ?しかしそんなこた、気にしていられない。とりあえず手を引き摺る様にして歩く(苦笑)
で、開けた所に出たら元気になった…ううむ、わからん。
多分何百種類の樹木植物があるんだろうけど、ひたすら松!って感じ(苦笑)
別に初代夫人の名前が「まつ」だからって訳じゃないでしょうけど(苦笑)
眺望台からは絶景が広がってます。お城って大体高台にあるんですけど、実際立ってみると気持ちがわかりますね。
防備上の問題もあるだろうけど、「ここはオレの町だぁっ」って気分になりますもん(苦笑)
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←石川門。 五右衛門は関係ないのかなぁ(笑) |
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兼六園内、根上りの松→ 徐々に根っこを掘っていったそうな… スゴイけどさぁ何で??(笑) |
兼六園東南隅にあるのが成巽閣。13代藩主斉泰が母の為に隠居所として造営したもの。
入館料は600円也とお高い!(笑)でも見る価値はありますよん。
裏門に当たる赤門から入館。1階は書院造りで謁見の間や寝所など。小袖や打掛け、扇子なども展示されており豪華です。
中庭を囲む縁側が2本もあっていいですね〜〜〜
余裕があれば、本を持ち込んでここでゆっくり読みたいです。
2階は数奇屋風なんだそうで(ようわからんけれども/苦笑)群青の間や越中の間などなど。
座って見下ろすと丁度いい感じです。袖引くとか変な妄想してたりして…アレ?(笑)ちゃうやんっっ
柿葺きの屋根が綺麗です。一番綺麗だったのはギヤマンがはめ込まれた障子!
最初螺鈿かと思ったんだけど、微妙な色合いが素晴らしいっす。流石大名屋敷ですわ(ため息)
帰りは福井で北陸道を下りて、朝倉氏ゆかりの一乗谷、越前大野などを横目に158号線九頭竜湖経由。
白鳥から156号線でひたすら帰る。桜守の話で有名な所です。春に来たら綺麗でしょうねぇ(うっとり)
途中で五平餅をゲットして(笑)無事うちに着きました。お疲れ様〜〜〜〜(^o^)丿
[後日談]
あんなに大騒ぎしてゲットしたゆべし。翌日喜びいさんで一口………。無言。
あれから1週間以上経った訳ですが、冷蔵庫に未だ眠っております。
高かったのにっっっっ(丸ごとの柚子一個で1500円っっ)
ちゃんと後始末しろぉ〜〜〜〜っっ(怒)