12月13日、午後6時半から「辺野古の海を土砂で埋めるな! 首都圏連絡会(埋めるな! 連)」が呼びかける防衛省前行動が闘われた。
この行動は、昨年12月14日、政府・防衛省が、沖縄の民意を無視して、辺野古の海への土砂投入を強行してから丁度1年となる中、辺野古現地での不屈の闘いに呼応して、首都圏で政府・防衛省に怒りを叩きつけ、「土砂投入をやめろ」「新基地建設を断念せよ」と迫る闘いだ。
司会の仲間が、「明日、土砂投入か1年となる日に、キャンプ・シュワブのゲート前での行動と、海上では、カヌーチームと船団が、『K8護岸』近くでの抗議行動を展開する予定だ。辺野古の海を破壊しながら、多額の税金を投入し、先の見えない基地建設に邁進する防衛省に、大きな抗議の声をあげよう」と呼びかけ、集会が開始される。
最初に、「埋めるな! 連」の仲間が発言する、「昨年12月14日に、政府・防衛省は、土砂投入を強行した。2月の『県民投票』では、70パーセント以上が『辺野古NO!』を示した。7月の参院選でも勝利した。政府・防衛省は、何度も示されてきた、辺野古に新しい軍事基地をつくらせないという圧倒的な民意を踏みにじっている。工期も、工費も明らかにしない公共工事はあり得ない。『軟弱地盤』の地盤改良も展望がない。発砲スチロールを使って地盤改良をするとかいう安全無視のデタラメな工法の案も、出されている。現地の闘いは、ゲート前、安和桟橋、本部港塩川地区、海上で粘り強く闘われている。現地の闘いと連帯して、首都圏でも、決意を新たに闘っていこう」。
シュプレヒコールをはさんで、沖縄現地から、「ヘリ基地反対協」の共同代表・安次富浩氏が携帯電話越しにアピールを寄せる。「防衛相・河野は、『埋め立ては全体の1パーセントに過ぎない』と言っている。工期も明言できない。沖縄の闘いがボディーブローのように政府を追いつめている。この1年、苦しい闘いを展開してきたが、座り込みが、確実に土砂搬入を送らせている。あきらめないで闘った結果、政府を追いつめている。佐賀空港へのオスプレイの配備は、有明の漁民が阻んでいる。『イージス・アショア』の配備は、秋田市民の闘いが、配備を宙に浮かせた。今、求められているのは、安倍政権をいかに打ち倒していくのかだ。自分たちの足元でどう闘うかが問われている。安倍政権の暴走を許さない闘いを、いかに作っていくのかが試されてる。この国を変えるため共に闘いましょう」。
発言は続き、「警視庁機動隊の沖縄への派遣は違法 住民訴訟」を闘う仲間が、「裁判長は、原告側提出の証人を全員認めてきたが、予断は許さない。12月16日の判決に多くの結集を」と訴える。
防衛省への申し入れ行動に移る。今回は、「埋めるな! 連」が行なった。「新基地は、日・米の新たな軍事要塞として建設がもくろまれている」「戦争を準備する軍事基地は、すべて撤去されるべきであり、日本全体の米軍施設の74パーセントが押しつけられている沖縄に、新たに建設することは絶対に許されない。辺野古新基地建設を即刻中止するよう申し入れる」。
再び、シュプレヒコールを防衛省に叩きつける。「辺野古に基地は要らない!」「軟弱地盤に基地はできない!」「米軍基地は要らない!」「辺野古の海を土砂で埋めるな!」「辺野古新基地建設を断念しろ!」。続いて、カヌー隊として闘ってきた仲間が、海上行動の様子を報告する。「止めよう! 辺野古埋め立て国会包囲実行委」の発言、京都大学を相手に、「琉球人遺骨返還訴訟」を闘う仲間の報告がなされ、最後に、シュプレヒコールを叩きつけ、この日の行動を終了した。
闘う沖縄労働者人民と結びつき、沖縄―日本「本土」を貫く革命的共同を強化し、名護新基地建設阻止闘争の爆発をかちとろう。
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