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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

 1・12佐藤さん虐殺35ヵ年 山岡さん虐殺34ヵ年弾劾!金町一家解体!日雇い労働者全国総決起集会へ
(1331号12面)

                      全国寄せ場交流会

 全国の寄せ場・日雇いの仲間たち!ともに闘う仲間たち!

 1984年12月22日に山谷労働者と共に闘っていた映画監督・佐藤満夫さんが国粋会金町一家によって虐殺されて35ヵ年、1986年1月13日に山谷争議団の代表的人格であった山岡強一さんが虐殺されて34ヵ年をむかえる。

 1月12日、山谷・玉姫公園で行なわれる「佐藤さん虐殺35ヵ年 山岡さん虐殺34ヵ年弾劾!金町一家解体!日雇い労働者全国総決起集会」とデモへの総決起を訴える。

 1983年11月、国粋会金町一家の西戸組が右翼政治結社「皇誠会」を名乗り、日雇い労働者の町・山谷の泪橋に登場した。戦闘服にナチス棒、催涙スプレーで武装し、「山谷争議団を解体する」「地域の環境を浄化する」と宣言し、山谷争議団を襲撃した。これに対して山谷労働者は、金町一家とつるんだ浅草警86察―山谷マンモス交番による何十人もの逮捕―弾圧を受けながらも体を張って攻勢的に闘いぬき、金町一家の街宣車を炎上させ、「皇誠会」の事務所を撤退させるまでに勝利的に闘いぬいていた。

 敗勢に立たされた金町一家は、西戸組・筒井栄一に佐藤さんを刺殺させ、金竜組・保科勉に山岡さんを射殺させた。2人の虐殺に対して山谷労働者は、暴動に起ち上がり、報復と金町一家解体まで闘うことを誓い、宣言した。

 以来、「日雇全協」や山谷争議団が金町一家解体戦を放棄する中で、東京・山谷日雇労働組合は、「天皇主義右翼ファシストの寄せ場支配を許すな!ファシストとの攻防に勝利しなければ労働者の勝利はない!」「やられたらやりかえせ!」と山谷労働者に呼びかけ、毎週金曜日の朝行動や2・11「建国記念の日」粉砕の山谷朝行動を貫徹してきた。仲間を殺され、相手に報復し、相手を解体してしまうこともできないような組織や運動には、決して未来はない。

 全国の寄せ場・日雇いの仲間たち!ともに闘う仲間たち!

 1月12日、全国で越年・越冬闘争を闘いぬいた力で東京・山谷に結集し、天皇主義右翼ファシスト・国粋会金町一家を解体する決意をあらためて打ち固め、玉姫公園での総決起集会と戦闘的な山谷デモを闘おう。

 安倍は、「2020年改憲」に突き進もうとしている。安倍は、「大日本帝国の栄光を取り戻す」を信条とする極悪の国粋主義者だ。自らの任期中に憲法9条に「自衛隊」を書き込み、「戦争放棄」を規定した9条を実質的に解体しようとしている。また、「緊急事態条項」を新設し、ナチス・ヒトラーのように差別主義・排外主義の大煽動をもって戦争とファシズムへの総動員体制を作ろうとしている。朝鮮反革命戦争に突入するための、軍事力強化に突撃している。日本の労働運動に対しては、ストライキを当たり前に闘う「関西地区生コン支部」に対する大規模弾圧に見られるように、「お国のため、戦争のために働け」と強制する「産業報国会」型労働運動で制圧しようとしている。

 世界を見れば、トランプが全世界に対して「貿易戦争」をしかけ、資本主義世界経済は、後退局面に入っている。世界を支配してきた米帝経済は、「他国のことなど、構っていられない」というほどの危機に直面している。トランプや安倍は、「戦争屋」の本性をむき出しにし、対イラン反革命戦争、朝鮮反革命戦争に一日も早く突入することを狙っている。だが、世界の労働者は、フランスで「黄色いベストデモ」が「マクロン打倒」を掲げて継続して闘われ、韓国の労働者は、文在寅のペテン的な「非正規職ゼロ化」を許さず、ゼネストを闘いぬいている。

 時代は、まさに「戦争と革命の時代」に突入した。この情勢の中で、右翼ファシストどもが蠢いている。「在日特権を許さない市民の会」(在特会)は反朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、反中国―反共・排外主義を満開にし、「ヘイト・スピーチ」を撒き散らし、虐殺を煽動するデモや襲撃などを繰り返している。

 俺たちの仲間である佐藤さん・山岡さんらの命が右翼ファシストによって奪われたが、この痛苦な敗北を2度と繰り返してはならない。山谷―全国寄せ場は、天皇主義右翼、ヤクザの暴力に反撃し、労働者の闘いと団結を実力で防衛してきた拠点だ。安倍の朝鮮反革命戦争突撃、対イラン反革命戦争への参戦の衝動が強まる中、差別主義・排外主義煽動が激化し、ナルヒト即位に対する「祝賀」が強制され、天皇制攻撃が強まっている。右翼ファシストと実力対決する全国の労働者人民の先頭に寄せ場労働運動が起たねばならない。山谷―全国寄せ場から撃って出て、ファシズムへの突進を許さず、右翼ファシストを撃滅せねばならない。

 大阪・釜ヶ崎での「西成特区構想」にもとづく「センター縮小・移転」計画や、「2020年東京オリンピック・パラリンピック」を見据えた東京・山谷の「再開発」という寄せ場解体攻撃を粉砕していこう。

 1・12日雇い労働者全国総決起集会を闘い、改憲―核武装をもっての戦争突撃を強める安倍極右政府打倒に決起しよう。2020年の激闘に進撃していこう。

日時 1月12日(日)午前10時〜

場所 山谷・玉姫公園
   (台東区清川2-13-18)

主催 全国寄せ場交流会
呼びかけ 東京・山谷日雇労働組合
     東京都台東区東浅草2−1−6
     (連絡先 03−3876−8040)

    ※集会終了後、デモを行います。