11月5日、午後6時30分から、「辺野古への基地建設を許さない実行委員会(辺野古実)」が呼びかける「辺野古新基地建設を許さない! 防衛省抗議・申し入れ行動」が闘われた。この行動は、毎月第1月曜日に行なわれているものだが、11月は4日が祝日であったため、火曜日の5日に行なわれた。
司会のあいさつに続き、シュプレヒコールを防衛省に叩きつける。「辺野古に基地を作るな!」「土砂の投入をやめろ!」「米軍基地の建設反対!」「自衛隊の南西諸島配備反対!」「宮古島に弾薬庫を作るな!」。
最初に、「辺野古実」の仲間があいさつする。「辺野古の埋め立て工事をやめさせるまで、私たちの防衛省前行動をやめる訳にはいかない。11月2日、辺野古現地のキャンプ・シュワブゲート前で『県民大行動』が行なわれ、1000人が結集した。この場で、『11月から、第4木曜日にゲート前の座り込み行動を県民行動として500人規模で行なう』ことが提起された。現地行動への結集をかちとろう」「米軍の『事件・事故』が多発している。嘉手納では、米軍のパラシュート降下訓練が10月29日、30日と2日連続で強行された。しかも、着陸予定地を外れて着陸するという事故が2日連続で起こっている。これは、米軍にものが言えない政府・防衛省の責任でもある」「埋め立て工事をとめるために現地に結集し、現地の闘いに応え、首都圏での闘いを闘おう」。
沖縄現地からの報告を「沖縄平和運動センター」議長の山城博治氏が、携帯電話越しに寄せる。「政府は、年末にも、大浦湾の地盤改良工事の変更申請を沖縄県に出すと言われている。この間の動きをみると、県が地盤改良工事の拒否をしても、政府は、ありったけの力、暴論で変更申請を承認させて工事続行をするかもしれない。大浦湾の埋め立てを絶対にさせない闘いを、全国の仲間とともに闘う」「私は、10月から宮古島に移って、ミサイル弾薬庫建設反対運動の中にいる。与那国から始まった『先島防衛』と称する基地建設は、大掛かりに動き出そうとしている。宮古の弾薬庫が建設されれば、先島が戦争の最前線にされていく。どうしても、これをとめたい思いで闘っている。安倍政権が、改憲を行ない戦争に雪崩をうっていくことは、明らかだ。わたしたちは、戦争の最前線で戦争をとめる闘いの中にいる。沖縄現地は、闘い続ける。ともに闘いましょう。安倍政権を倒す陣形を作っていきましょう」。
「沖縄とつなぐ八王子の会」が発言し、練馬で闘う仲間が、日米共同軍事演習・「ヤマサクラ77」に反対する行動を呼びかけ、防衛省への申し入れに移る。申し入れは、三団体だ。1番目の、「ストップ! 辺野古埋め立てキャンペーン」は、「1、普天間基地は即時閉鎖し、辺野古新基地建設を断念すること。1、南西諸島(宮古、石垣、与那国)や奄美での基地建設を中止すること。1、基地建設や軍需品の購入にかかる税金の無駄遣いをやめること」を申し入れる。2番目の「日本山妙法寺」の僧侶は、「自衛隊は、中東派兵するな」と申し入れる。3番目の、原発に反対する仲間は、「大浦湾埋め立てを直ちに中止しろ」「行政不服審査法の悪用を許すな」と申し入れ、防衛省担当者に「申し入れ書」をそれぞれ手渡す。
続いて、沖縄現地・安和での行動に参加した仲間の発言、「『止めよう! 辺野古埋め立て』国会包囲実行委」からの「辺野古訴訟の公正な判決を求める団体署名」の訴え、「沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック」のアピールが行なわれる。
最後に、「日音協」の音頭で「座り込めここへ」を合唱し、この日の行動を終えた。
埋め立て工事が激化しても、闘いを諦める沖縄労働者人民は、1人もいない。闘いの意気は、ますます高まっている。追いつめられているのは、政府―沖縄防衛局の側だ。
現地集中と実力闘争の爆発こそが勝利のカギだ。闘う沖縄労働者人民と結びつき、名護新基地建設阻止、自衛隊・米軍基地解体、安倍政府打倒へ闘いぬこう。
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