7月6日、午後6時半から、文京区民センターで、「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」(辺野古実)が主催する、「辺野古へ行こうキャンペーン第2弾 止めろ! 土砂投入 7・6集会」が開催された。
司会の仲間が、「2014年7月、辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で、新基地建設阻止の座り込みが始まった。それから5年が経ち、6年目に突入した。今日、第1土曜日の大行動の日ですが、350人がゲート前で声をあげている。5年にわたって基地建設を阻止し続けている現地の闘いの力を確認し、これを大きくする集会をかちとろう」と発言し集会が開始される。
最初に、辺野古実が主催者あいさつを行なう。「6月11日から、K9護岸に加えて、K8護岸からの土砂の陸揚げが始まった。安和の桟橋、本部の塩川港、ゲート前と3ヵ所での阻止行動が展開されている。現場での闘いと連帯して、全国で辺野古の埋め立てをやめろと訴えることが重要だ。辺野古へ行って、選挙戦を含めて現地の闘いを支えていこう」。続いて、6月27日から30日まで、辺野古に行ってきた仲間が、工事用ゲート前、安和桟橋での闘いなど、撮影した動画をもとに報告を行なう。
「ヘリ基地反対協」共同代表の安次富浩氏が登壇し、1時間にわたって、闘いの確信を明らかにする。「私たちのモットーは、あきらめずに勝利を掴むまで闘い続けることだ。一昨日、2004年の4月19日からの辺野古の浜での座り込みが5555日となった。この間、多くの亡くなった仲間の思いを背に闘っている。何故こんなに闘うのかといえば、沖縄は絶対負けないという強い意志をもって、アメリカ政府、日本政府に対峙しているからだ。私たちには、差別されてきたウチナンチュの怒りが、体の中にほとばしっている。復帰前には、米軍との対峙。復帰以降は、私たちの前に立ちはだかる日本政府との闘いだ」「宮古島、石垣島への陸上自衛隊の配備が進んでいる。与那国から奄美、徳之島といたる所に自衛隊の基地を作る。これは、沖縄戦と同じように、沖縄を戦争の最前線に位置づけるものだ」「米軍の訓練の激化、嘉手納基地、普天間基地の汚染水問題(基地周辺で高濃度の有害物質が検出された)、米兵による女性殺害事件、このように米軍は、やりたい放題で、日本政府は、これを黙認する。こういう中で県民投票が行なわれ、72万票の反対が示された」「『象徴天皇制』は、過去の日本軍によるアジア侵略、沖縄戦の悲惨な状況、広島、長崎の原爆投下という戦争責任を隠蔽している。私たちは、天皇制による戦争責任を追及していかなければならない」「私たちは、毎日、ゲート前で機動隊の排除を受けながら、抵抗し、あきらめないというメッセージを世界に発し、この闘いに勝利していきたい」。
発言に移り、「辺野古実」の仲間が、「辺野古新基地建設による環境破壊と杜撰な保全対策―サンゴ類、海草藻場、ジュゴンについて―」と題して、現状とでたらめな対策を明らかにする。琉舞をはさんで、「警視庁機動隊の沖縄への派遣中止を求める住民監査請求実行委員会」、「安倍政権にNO! 東京・地域ネットワーク」、南西諸島への自衛隊配備と闘う八重山からの報告、「沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック」からの「琉球人遺骨返還訴訟」についての報告がなされる。
集会の最後に辺野古実から、「辺野古現地へ行って闘おう、『できない! つくらせない! 辺野古新基地 7・21新宿アクション』を闘おう、毎月第1月曜日の防衛省行動へ」と行動提起がなされ、集会が締めくくられた。
土砂投入をめぐる政府・防衛省の攻撃が、いっそう激化し、沖縄労働者人民は、連日、各所で激闘を闘いぬいている。実力・武装の闘いと、現地への集中こそが勝利のカギだ。名護新基地建設阻止決戦の爆発をかちとろう。
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