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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

2019年福岡日雇い団結夏祭りへの参加・協力を呼びかけます (1317号8面)

 日雇い労働者、野宿労働者の闘いに心を寄せるすべての皆さん!

 福岡・築港日雇労働組合(福日労)は、今年も8月13日から15日の3日間にわたり、市内中央区の須崎公園を会場にして、「福岡日雇い団結夏祭り」を開催します。すべての皆さんの参加と御協力、支援のカンパを呼びかけます。

 安倍は、参院選で「消費税増税」と「改憲」を公約に掲げました。消費税は、収入が低い日雇い労働者や「非正規」の労働者ほど負担が重くなる制度であり、これを増税するということは、われわれ日雇い労働者や、「働く貧困層」と呼ばれる1600万人もの「非正規雇用」労働者に「死ね」というに等しいものであり、絶対に許すことはできません。しかし、「野党」と称する連中は、消費税が法人税減税の穴埋めに使われていることを知りながら、「『税と社会保障の一体改革』は必要だから」なぞと言い、何ら対決しようとはしません。「改憲」をめぐっても、「あるべき9条論」「立憲的改憲」なぞと言い、憲法九条の解体を狙う安倍の土俵にはじめから乗るという始末です。こんな連中にわれわれの「生き死に」を委ねたり、預けることはできません。われわれ自身が声を上げ、行動に打って出ることで、安倍の目論見を打ち砕いていかねばなりません。佐世保、築城、日出生台などが朝鮮半島での出撃基地として強化されることを許さない闘いに決起してきた地平をもって、日雇い労働者が先頭に起って「改憲阻止」「安倍打倒」を闘いぬく決意です。

 福岡では、安倍と右翼団体・「日本会議」に同席する福岡市長・高島が、外国人旅行者の財布をあてにして、福岡市の再開発をブチ上げ、さまざまなイベントで経済活動を活性化させようとしています。その結果、日雇い・野宿の労働者の排除攻撃がますます強まっています。今年も中州に隣接する公園から野宿する労働者の排除が強行されました。絶対に許すことはできません。日雇い・野宿の労働者の状況は、ますます厳しさを増し、築港の寄せ場では、朝の5時から立っていても業者が来ない日々が常態化しています。こうした中で「仕事があるなら何でもやりたい」という日雇い・野宿の労働者の足元を見透かして、タダ同然でこき使う業者が、福島の原発事故処理関連の仕事の現場などへと労働者を引っ張っていき、使い捨てにしています。また、九州で「福岡一極集中」が加速する中、九州各地で使い捨てにされ、野宿に追い込まれた労働者が福岡では増え続けています。このような中、われわれは、10年余りにわたり、毎週、「仕事よこせ」の対市役所行動を行ない、「生活保護より仕事がほしい」、「体が動くうちは働いて暮らしたい」という労働者たちの声を市に突きつけてきました。しかし、福岡市行政は、その声を無視し続けています。その姿勢は、労働者に「野垂れ死ね」と言っているに等しいものです。

 労働者を犠牲にする安倍政府―福岡市行政に対して、労働者の怒りと要求を突き付ける闘いは、ますます重要になっています。こうした状況にあって、「福岡日雇い団結夏祭り」の意義も、ますます重要なものになっています。日雇い・野宿の仲間の多くは、ふるさとに帰ることができずに、夏祭り自体を奪い取られています。だからこそ、私たちは自分たちで夏祭りを作り上げます。

 「台風が来るから」と真っ先に自分たちが安全圏に逃げ出し、サッサと「夏祭り」を中止にし、台風の被害を最も受ける野宿労働者を放り出してはばからないニセ「福日労」=ゴロツキ組合の敵対・妨害を許さず、夏祭りをやりぬきます。夏祭りの成功を力に、福日労と全国寄せ場交流会の強化をかちとり、全国労働組合運動交流会(全労交)のさらなる前進・発展を切り拓いていきたいと思います。

 そのために、多くの仲間の力、多くの物資が必要となります。私たちの「福岡日雇い団結夏祭り」への参加とご協力を、よろしくお願いします。


福岡日雇い団結夏祭り

8月13日 午前九時〜 8月14、15日 正午〜

 会場 須崎公園(中央区天神5丁目)

■資金カンパ 西日本シティ銀行・千代町支店 普通3057293「福岡・築港日雇労働組合」まで、よろしくお願いします。
■物資(米、野菜、調味料、夏物衣料など)の支援をお願いいたします。

福岡・築港日雇労働組合 (連絡先) 092―263―8632


〈編集部責任転載〉