大阪では、6月15日、安保粉砕・政府打倒を掲げ、靱公園における集会と御堂筋デモをかちとった。
集会開始直前まで降っていた雨がやむ中、靭公園に続々と仲間たちが結集し、昼食と水分補給の後、集会の準備を整える。正午、6・15闘争実行委員会の仲間が司会に起ち、開会宣言を行ない、集会が開始される。はじめに、参加者全体でシュプレヒコールをあげる。司会から本闘争に寄せられた武装闘争を最先頭で闘う革命軍からのアピールと全国部落解放青年同盟からのアピール、全国の闘う諸人士からの連帯メッセージが読み上げられ、熱い拍手が巻き起こった。
続いて、連帯あいさつを受ける。全国反戦の同志は、「全学連の仲間が命を懸けて切り拓いてきた60年安保闘争の地平と教訓を引き継ぎ、革命的反戦闘争を、内戦勢力の先頭で闘いぬく」「対イラン反革命戦争、朝鮮反革命戦争突入を許さず、闘おう」「改憲攻撃を粉砕しよう」「天皇代替わり攻撃を粉砕し、天皇制打倒へ進撃しよう。安倍極右政府打倒に決起しよう」。全学連中央執行委員会の同志は、「60年安保闘争での全学連の国会突入戦闘は、決して忘れることのできない非常に重要な闘いだ。全学連は、この地平を断固として堅持し、闘いぬく」「全国学園で吹き荒れる革命的学生運動解体攻撃を粉砕し、〈戦時下の新たな革命的学生運動〉を構築する」「内戦勢力による不屈の実力・武装の闘いを爆発させよう」と決意を明らかにする。
連帯あいさつの後、6・15闘争実行委員会の呼びかけ団体である、全国学生社会思想研究会連合が基調提起を行なう。基調は、全体の圧倒的拍手で確認された。
基調提起の後、「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」が決意表明を行なう。「6月28日〜6月29日、大阪で厳戒態勢を敷き、「主要20ヵ国・地域」(G20)大阪サミットを強行しようとしている。野宿する労働者を追い出し、労働者を犠牲にするG20大阪サミットなぞ、粉砕あるのみです」「センターの建て替えを通した労働者たたき出しを狙う、『センター機能の縮小』攻撃を許さず、釜ヶ崎解体攻撃を粉砕して闘いぬく」「関西生コン支部に対する組合潰しの弾圧は、闘う労働組合を潰して労働者を戦争動員するための攻撃だ。『釜ヶ崎労働者の会』は、労働運動弾圧を粉砕し、安保粉砕・政府打倒の闘いをやりぬく」。「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」の決意表明を全体の拍手で確認し、集会をシュプレヒコールで締めくくった。
集会を終え、部隊は、御堂筋デモに打って出る。雲の隙間からまぶしい日差しが照り付け、気温が上昇する中、横断幕を先頭に、赤旗を林立させ、戦闘的デモ隊が御堂筋に躍り出る。「安保粉砕!」「政府打倒!」のコールで御堂筋を進撃する。「安倍極右政府を打倒するぞ!」「日米安保粉砕!」「朝鮮反革命戦争突撃を粉砕するぞ!」「沖縄・名護新基地建設を阻止するぞ!」と、シュプレヒコールが響き渡る。多くの労働者人民の注目と共感を浴びながら、内戦勢力のデモ隊は、御堂筋を南下し、心斎橋、難波の繁華街を通過したが、行く先々で、労働者人民の熱い注目を集めていった。国家権力の弾圧や反共ファシストの敵対を粉砕し、終着点である元町中公園までのデモを貫徹した。全国学生社会思想研究会連合の仲間が集約の発言に起ち、「6・15闘争の成功から、今夏の階級攻防を、大阪の地で闘いぬこう。6月28日〜6月29日の「主要20ヵ国・地域」(G20)大阪サミットを粉砕する闘いの大爆発をかちとろう」と提起した。最後に、参加者全体でシュプレヒコールを行ない、大阪での闘いを締めくくった。
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