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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

6・15−6・18 東京、大阪、福岡、沖縄で内戦勢力が総決起
6・16首都中枢を席捲する安保粉砕・政府打倒全国統一行動を闘う 〈東京〉 (1315号1面)

闘う人士・団体から連帯メッセージ、連帯あいさつ

 6月16日、6.15闘争実行委員会は、首都・東京における安保粉砕・政府打倒全国統一行動の集会・デモに決起した。

 闘う仲間たちが、新橋駅西口のニュー新橋ビル内の集会場に結集し、万全の防衛態勢を構築して集会準備を着々と進めていく。新橋駅西口では、警視庁公安刑事どもが大挙張りつき、弾圧の機会をうかがっているが、手出しすらできない。

 午前10時、「『有事法制』に反対する宮城県実行委員会」の仲間が司会に起ち、集会開始を宣言して、集会参加者全体でシュプレヒコールをあげる。「日米安保を粉砕するぞ」「中東反革命戦争を粉砕するぞ」「朝鮮反革命戦争を粉砕するぞ」「改憲攻撃を粉砕するぞ」「天皇・天皇制攻撃を粉砕するぞ」「沖縄・名護新基地建設を阻止するぞ」「原発再稼働・新(増)設を阻止するぞ」「安倍極右政府を打倒するぞ」。

 6.15闘争に寄せられた、革命軍と全国部落解放青年同盟からの連帯アピール(別掲)と、全国で闘う諸人士・団体からの連帯メッセージを、司会が代読する。日本キリスト教改革派亘理教会牧師・林茂雄氏、在日朝鮮人活動家、元原発労働者 原発労働裁判原告・梅田隆亮氏、沖縄・反戦労働者(いずれも別掲)からの連帯メッセージに対し、参加者全体が拍手で応えた。

 結集した団体からの連帯発言を受ける。全学連は、「安倍は、5月の天皇代替わりをテコとした改憲攻撃を強めている。この攻撃をぶち破る革命的反戦闘争の爆発をかちとろう」「60年安保闘争での全学連の闘いを革命的に継承・発展させ、内戦勢力の総決起で、首都・東京での闘いを大爆発させよう」「全学連は新歓闘争を展開し、東西で新歓討論集会の成功をかちとってきた。〈戦時下の新たな革命的学生運動〉を確立し、全学連運動の飛躍・前進をかちとる」。全国反戦は、「反革命階級同盟としての日米安保を、絶対に粉砕しなければならない。実力闘争・武装闘争の大爆発で革命的反戦闘争を闘いぬこう」「安倍政府は、改憲攻撃を加速させ、軍備増強を進めており、データを改竄してまで『イージス・アショア』を配備しようとしている。戦争遂行の安倍極右政府打倒へ進撃しよう」「全国反戦は、内戦勢力の最先頭で闘いぬく」。

全国寄せ場交流会が基調を提起

 全国寄せ場交流会が、6.15闘争の基調を提起する。

 まず、「日米安保は、1960年代とは比較にならないほどに格段に強化されている。安倍政府は、朝鮮反革命戦争突入の時期を計りつつ、戦時国家体制形成攻撃の核心である改憲攻撃に突き進んでいる。中東で『反米』を掲げるイランに対する反革命戦争突入の危機が高まる中、日帝軍=自衛隊の参戦も画策されている。日帝足下労働者人民の責務として、日米安保を粉砕し、戦争遂行の安倍極右政府打倒に進撃しなければならない」「朝鮮反革命戦争突入時は、日本階級闘争の決戦の時だ。反朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)―反共・排外主義煽動を打ち破って、『在特会』などの反共ファシストを撃滅し、反革命革マルの敵対を許さず、朝鮮反革命戦争突入絶対阻止を闘いぬかなければならない」「パレスチナ―中東労働者人民の武装決起に連帯し、対イラン反革命戦争突入を粉砕しよう。日帝の中東反革命戦争への参戦を粉砕しよう」「改憲攻撃粉砕、反革命諸立法粉砕、改憲国会―反革命翼賛国会粉砕に決起せよ。戦争遂行の安倍政府打倒に向かう革命的反戦闘争の大爆発をかちとろう」「沖縄―日本『本土』を貫く革命的共同を強化し、名護新基地建設阻止決戦に勝利し、〈基地・沖縄〉の再編・強化を打ち砕こう」「日帝の核武装化に対決し、反原発・反核燃闘争の大爆発をかちとろう」「全国内戦勢力の総決起で、安保粉砕・政府打倒全国統一行動の大爆発をかちとり、一丸となって今夏の激闘に進撃しよう」。
 全国寄せ場交流会の提起した基調は、参加者全体の拍手で確認された。
 その後、6.15闘争実行委員会に結集する各団体からの決意表明を受ける。

 東京・山谷日雇労働組合は、「5月1日のメーデー集会と山谷一周デモを、『天皇制攻撃許さん!』を掲げて闘いぬいた」「安倍政府は、賃下げと生活保護切り下げを行ない、失業と野宿を強制している。その一方で、1兆円の金を使い、F35戦闘機を購入し、朝鮮反革命戦争を準備している」「安倍政府は、『アベノミクスで生活は良くなる』と言っているが、ウソだ。1日も早く安倍政府を打倒することが、労働者人民の責務だ。東京・山日労は、この闘いを断固闘いぬく」。

 部落解放を闘う仲間は、「戦時国家体制形成に突き進む安倍政府が、差別煽動を激化させることを許してはならない」「狭山闘争は、予断を許さない状況にある。無実の部落民=石川一雄氏を支えぬき、大衆的実力闘争・武装闘争と階級的共同闘争で、狭山闘争の勝利をかちとろう」「安倍政府は、反革命国民統合のための天皇制攻撃を激化させようとしている。天皇と国家への『祝賀』=忠誠の強制を許すな。『貴族あれば賤族あり』として天皇制攻撃と闘った部落解放運動の地平を革命的に継承しなければならない」「悪質な部落差別煽動を粉砕する差別糾弾闘争の復権をなしきろう」。

 「刑法改悪阻止関東活動者会議」の仲間は、「資本の利益を生む能力が高い者を『価値ある生命』とし、その能力が低い者を『価値なき生命』として排除・抹殺する『優生思想』と対決しよう。戦時『障害者』差別―抹殺攻撃を粉砕し、安倍政府を打倒しよう」「7月3日、『心神喪失者等医療観察法』施行14ヵ年糾弾! 対国立精神・神経医療研究センターデモに決起しよう」「7・21入院患者差別・虐殺35ヵ年糾弾! 報徳会宇都宮病院糾弾! 宇都宮現地闘争を闘おう」。

首都中枢を席捲するデモを闘う

 東部朝鮮史研究会は、「5月27日に、米帝・トランプが安倍との日米首脳会談を行ない、天皇会見を行なっている。日米首脳会談は、朝鮮反革命戦争遂行のための戦争会談に他ならない。朝鮮反革命戦争突入を粉砕しなければならない」「安倍政府が朝鮮反革命戦争突入のために、軍備を増強し、戦争遂行体制を形成する攻撃を粉砕しよう」「戦争遂行に向かう中、激化する差別主義・排外主義攻撃を粉砕しよう」「韓国では、労働者人民が、文在寅政権打倒へ向かう激闘を闘いぬいている。闘う韓国労働者人民と連帯し、闘いぬいていこう」。

 反安保労研全国センターは、「かつての15年戦争の下で、日帝足下労働者人民が『産業報国会』にからめとられ、アジアの労働者人民虐殺に加担した歴史を再び繰り返さないために、安保粉砕・政府打倒を闘わなければならない」「帝国主義労働運動=『連合』は、改憲を推進しており、また消費税増税を後押ししている。『連合』が、戦争翼賛の労働運動に転落するのは明らかだ。『連合』を突破し、総翼賛化を突破する革命的労働運動の前進を切り拓こう」「安倍政府は、『働き方改革』と称し、労働者をボロ雑巾のようにこき使おうとしている。そして、関西生コンへの弾圧のように、闘う労働組合を叩き潰し、労働者を戦争動員しようと狙っている。安倍政府の攻撃をうち破り、『反戦・仕事よこせ』を闘いぬこう」。

 全ての決意表明を全体の拍手で確認した仲間たちは、司会の閉会あいさつの後、全体で再度シュプレヒコールをあげ、首都中枢へのデモに移る。

 新橋駅西口に再結集して隊列を整え、新橋から霞ヶ関に進撃する戦闘的デモに打って出る。青ヘル部隊のデモは、沿道の労働者人民の注目を集めた。そして、霞ヶ関一帯を席捲し、朝鮮反革命戦争突入と戦時国家体制形成の尖兵どもに対する、怒りのシュプレヒコールを叩きつけた。こうして、日比谷公園までの戦闘的なデモを、一切の弾圧を許さずに貫徹した。

 最後に、全国寄せ場交流会の仲間が集約提起に起ち、「今日の首都中枢席捲デモをステップに、改憲攻撃粉砕、朝鮮反革命戦争突入絶対阻止、安倍極右政府打倒の、今夏の激闘に進撃しよう」と参加者全体に訴えて、この日の闘争を締めくくった。