午前8時、首相官邸前に「辺野古の海への土砂投入をやめさせよう!」「沖縄の声を聞け 止めろ! 新たな土砂投入」など数本の横断幕が掲げられ、1日行動が開始される。主催者が、通行人に向けて「私たちは、政府に、辺野古の海に土砂投入をやめろ、新基地建設をやめろと要求し行動している。一緒に反対しましょう」と呼びかける。プラカードを掲げて座り込み、リーフレットを配り、リレートーク、沖縄の歌、闘いの歌、シュプレヒコールと午前中の行動が続く。シュプレヒコールは、首相官邸に対して何度も叩きつけられる。途中、「午前8時半過ぎに沖縄防衛局が、沖縄県に対して『本日、新たな工区に土砂投入を行なう』と通告してきた」との報告が入り、これを弾劾する声が上がる。
午後は、0時から1時までの集会だ。
最初にシュプレヒコールが行なわれる。「辺野古の海を土砂で埋めるな」「新基地建設を直ちに中止しろ」「普天間の運用を直ちに停止しろ」「戦争のための基地は要らない」「奄美、宮古、石垣、与那国から自衛隊は撤退しろ」。主催者である「埋めるな!連)」が、「昨日の池袋デモに続き、本日は朝8時からの行動を闘っている。沖縄の闘いと結び首相官邸前での闘いを闘いぬこう」とあいさつする。労働運動を闘う仲間、高江で昆虫の生態を観察し、ヘリパッド建設による環境破壊を告発する仲間などが発言する。昼のニュースで、「午後に新たな工区への土砂投入」と報道されたことも明らかにされる。
集会を終えて、午前中と同様に座り込みが続く。午後3時、新たな区域への土砂投入が報告され、すぐさま、首相官邸に向けてシュプレヒコールが叩きつけられる。「土砂の投入を許さないぞ」「辺野古の埋め立てをやめろ」「違法工事をやめろ」「新基地建設をやめろ」「沖縄の民意を聞け」。
警護車両にガードされた首相・安倍の専用車が、首相官邸と国会を行き来するために、何度か出入りする。座り込みの目の前を通過する安倍の専用車両には、カーテンが引かれ、闘いへの挑戦的な構えにすら見える。こうした安倍を弾劾する声を上げ、座り込み闘争が闘われた。
午後4時半から連続行動の集約集会が行なわれる。
午前8時のスタート時は、20人〜30人位だった座り込みは、昼集会時に50人、夕方の集約集会では200人と増えていく。
冒頭、新たな土砂投入強行に対して、シュプレヒコールが叩きつけられる。「沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック」の仲間が主催者を代表して発言する。「新たな土砂投入を満空の怒りを持って抗議する。沖縄の民意を無視して土砂投入を強行したことを、絶対に許さない。連続行動で、新基地建設の不当性を訴えてきた。闘いはこれからだ。絶対に辺野古の新基地はつくらせない。沖縄とヤマトを貫く闘いとして闘う」。
沖縄現地では、大行動が闘われ「ゲート」前で500人が闘い、海上では、カヌー隊を中心に100人が抗議・阻止行動を闘っていることが報告される。沖縄労働者人民の民意を踏みにじって、新たな土砂投入が強行された。これを許さず現地での攻防が闘いぬかれている。この闘いに呼応して首相官邸前行動をやりぬいたことが確認された。
「環境NGO」、「戦争・治安・改憲NO! 総行動」「辺野古への土砂搬出に反対する全国連絡協議会」などが発言し、最後にシュプレヒコールを行ない、一連の行動が締めくくられた。
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