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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

3・24 東池袋中央公園で首都圏大集会とデモが450人で闘われる (1306号1面)

 3月24日、午後2時から、「辺野古の海を土砂で埋めるな! 首都圏連絡会(埋めるな!連)」の主催で、「沖縄の声を聞け 止めろ!新たな土砂投入 連続行動」の一環として、東池袋中央公園での首都圏大集会とデモが闘われた。

 東池袋中央公園には、450人の労働者人民が結集し、3月25日から開始されようとする新たな土砂投入に対し、「土砂投入絶対阻止」を闘う沖縄労働者人民の実力闘争と結びつく闘いとして闘われた。

 司会の仲間の発言で集会が開始される。「県民投票で72パーセントの人が反対票を投じ、沖縄の人々は、キャンプ・シュワブ前で安和桟橋で体を張って闘い、断固とした民意を示している。にもかかわらず、安倍政権は、25日から、土砂投入を開始しようとしている。絶対に許せない! 『本土』の声、抗議の声をあげていきましょう」。

 続いて、主催者あいさつを花輪伸一氏が行なう。「政府―沖縄防衛局は、明日から、キャンプ・シュワブ南側の約33ヘクタールの区域の埋め立てを強行する予定だ。私たちは、新たな埋め立てに対する強い怒りと抗議の声を首都圏から上げ、埋め立て中止、新基地建設断念を強く要求していく」「沖縄県民は、2月24日の県民投票で、72パーセントにのぼる圧倒的多数の『埋め立て反対』の強い意志を示した。また、3月16日の県民大会では、政府に対し『県民投票結果の尊重、新基地建設の断念、埋め立て土砂の撤去、オスプレイの配備撤回、普天間飛行場の即時閉鎖と返還』の要求を決議している」「しかし、日本政府は、民意を顧みることなく、辺野古や安和での抗議行動を排除し、土砂投入を強行し続けている。政府の態度は、民主主義の否定、地方自治の破壊である」「海底の軟弱地盤は、海面下90メートルの深さまで達する。政府―防衛省は、7万7000本の砂杭を打ち込む工法で、海面下70メートル程度まで地盤改良することで十分としている。しかし、土木技術の専門家は、これでは将来深刻な地盤沈下が生じる可能性があると指摘している。工期は大幅に延長され、工費はいくら掛かるのかも不明だ。政府は、この事業の見通しが立たない。新基地建設は不可能だ」「1日も早く、政府に埋め立て工事を中止させ、新基地建設を断念させましょう」。

 沖縄から、「沖縄平和運動センター」議長・山城博治氏が、電話でアピールを寄せる。「無謀を極める政府の工事強行に全県下で怒りが湧き出している。3月25日からの土砂投入拡大に対して、3月16日には、1万人規模の県民大会を行なった。明日は、辺野古のゲート前に座り込み、工事の強行・拡大に抗議する」「政府は、塩川港も使って土砂搬入を拡大する。私たちは、キャンプ・シュワブのゲート前、安和、塩川で闘い、必ず工事をとめる決意を新たにしている」「政府は、先日死骸が発見された辺野古のジュゴンも、工事とは何の関係もないとうそぶいている。県民投票の結果も顧みることなく工事が強行されている。怒り心頭だ。東京での、全国での闘いの広がりを願っている。安倍政府を追い詰める闘いの展望をもって、ともに頑張りましょう」。

 続いて、「ストップ辺野古埋め立てキャンペーン」が、3月22日に、辺野古への土砂を投入している大林組への抗議・アピール行動を行なったことを報告。昨年12月の土砂投入時から、連日、首相官邸前で抗議の座り込みを続けている沖縄出身の女性たちから報告とアピール。「警視庁機動隊の沖縄への派遣中止を求める住民監査請求実行委員会」のアピール。宮古島出身の仲間は、「宮古島の軍事要塞化が着々と進行している。与那国、奄美、石垣と沖縄全体が軍事基地化されていく大変な状況になっている。これを許さないために皆さんの協力をお願いします」と発言が続く。

 最後に、「埋めるな!連」から尾澤孝司氏が行動提起を行なう。「3月22日は、大林組への抗議行動を行ない、昨日23日には、都内一斉情宣が22ヵ所、その前後も合わせると29ヵ所で、『辺野古埋め立て反対』の情宣が行なわれた。明日25日は、朝8時から夕方5時まで、新たな土砂投入を許さない首相官邸前座り込みをやりぬこう」。

 シュプレヒコールの後、日曜日の午後、大勢の人でにぎわう池袋東口を中心とする池袋一周のデモで、土砂投入阻止、名護新基地建設阻止を訴え闘いぬいた。