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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

3・16 「辺野古新基地建設反対! 首相官邸前アクション」が闘われる 〈東京〉 (1303号5面)

 3月16日、午後2時から首相官邸前で、「『止めよう! 辺野古埋め立て』国会包囲実行委員会」が呼びかけ、「総がかり行動実行委員会」と「辺野古の海を土砂で埋めるな! 首都圏連絡会」が賛同する「3・16辺野古新基地建設反対! 首相官邸前アクション」が2500人の結集で闘われた。

 沖縄ではこの日、「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」が主催する「土砂投入を許さない! ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地断念を求める3・16県民大会」が闘われ、1万人超の労働者人民が結集し、2月24日の「県民投票」の結果を尊重し、辺野古新基地建設の断念と、米軍普天間飛行場を即時運用停止するよう日米両政府に求める大会決議を採択している。この闘いに呼応し、「県民投票」の結果を無視して、新基地建設を強行する安倍政府に対する闘いとして、首相官邸前行動が取り組まれた。

 「沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック」の仲間が司会を担い、最初に、シュプレヒコールで首相官邸を直撃する。「辺野古の海を土砂で埋めるな」「辺野古新基地絶対反対」「普天間返せ」「県民大会無視するな」「民意を無視する政府はいらない」。

 主催者あいさつを、「『止めよう! 辺野古埋め立て』国会包囲実行委員会」が行ない、「新基地建設は、技術的にも不可能だ。力をあわせれば、必ず止められる。新基地建設阻止へ向けがんばりましょう」と呼びかけた。「戦争をさせない1000人委員会」など数団体の発言の後、沖縄での現地大会の中継を挟み、「オール沖縄会議」からのメッセージが代読される。「沖縄県民の民意は、辺野古新基地建設反対だ。沖縄の民意を尊重し、ただちに、埋め立て工事を中止し、新基地建設を断念すべきだ。3月25日に、政府は、新たな埋め立てを画策している。暴挙だ。沖縄の闘いは、日本国内外に急速に広がりつつある。絶対負けないことは、絶対あきらめないことだ。ともに頑張りましょう」。

 再度のシュプレヒコールの後、「『辺野古』県民投票の会」の元山氏が発言する。「なぜ、県民投票が終わっても工事が続けられているのか。いまも工事が行われていることが悔しい。一緒に考え、行動しましょう」「現実は変えられる。沖縄の思いを形にしていきましょう」。「東京全労協」からの闘いの決意、「NGO非戦ネット」、「辺野古問題を考える小平市民の会」、「警視庁機動隊の沖縄への派遣中止を求める住民監査請求実行委員会」など数団体が発言する。

 最後に、「辺野古の海を土砂で埋めるな! 首都圏連絡会」が行動提起を行なう。「『県民投票』で72パーセント超の反対票が出た。『県知事選』での玉城知事の得票数をも上回る票数だった。沖縄の人の心の底からの怒りの表明だ。既成事実を積み上げ、あきらめ感をを醸成して『県民投票』を破綻させようとした安倍政府の画策を、見事に跳ね返した」「3月1日、『県民投票』の結果を持って、『辺野古移設の撤回』を求めて首相官邸を訪れた玉城知事に対して、安倍は、『真摯に受け止める』と言いながら、普天間基地の危険性を言い、工事の続行をくり返した。防衛大臣・岩屋は、『県民投票の結果いかんに関わらず、埋め立てを進めていくことを投票前から決めていた』と公言し、『沖縄には沖縄の民主主義があるが、国には国の民主主義がある』と言い放った。これは、あきらかに沖縄差別だ。断じて許すことはできない」「新基地建設工事は、いずれ頓挫することは明らかだ。防衛省は、軟弱地盤の地盤改良工事は3年8ヵ月と言うが、全体の工期、工費は明らかにしていない。こんな公共工事はありえない」「辺野古の工事は、ただちにやめるべきだ」「3月25日から予定されている新たな工区での土砂投入に対し、連続行動を呼びかける。3月24日、池袋での大集会とデモ、翌25日、朝8時から夕方5時まで、首相官邸前で座り込みを闘う。多くの皆さんの結集を」と呼びかける。

 最後に、シュプレヒコールで集会が締めくくられた。

 勝利のカギは、現地集中と実力闘争の爆発だ。土砂投入を全力で阻止しよう。沖縄―日本「本土」を貫く革命的共同を強化し、名護新基地建設阻止決戦を闘い、〈基地・沖縄〉の再編・強化を打ち砕こう。