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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

11・24「辺野古の海を土砂で埋めるな 沖縄の民意ふみにじる日本政府の暴挙を許すな 新宿デモ」が闘われる 〈東京〉
(1292号5面)

 11月24日、「辺野古の海を土砂で埋めるな! 首都圏連絡会」が主催する、「辺野古の海を土砂で埋めるな 沖縄の民意ふみにじる日本政府の暴挙を許すな11・24新宿デモ」が闘われた。

 新宿アルタ前広場では、集会開始前から、「日音協」の仲間たちが闘争歌の合唱を行ない、参加者がプラカードを持って通行人にアピールをする中、午後2時に司会が集会開始を宣言し、主催者からのあいさつが行なわれる。「台風24号の影響で本部港が使えないにも関わらず、沖縄防衛局は、『沖縄県がウラで貸さないようにしている』と吹聴して回った。『沖縄県はヒドイ』と煽られている。特に『本土』では、情報がねじ曲げられている。こうしたことを許さず、事実を訴えて最後までデモを闘おう」。

 続いて、沖縄からのメッセージを、沖縄平和運動センター事務局長・大城悟氏が、携帯電話越しに寄せる。「工事が再開されたが、私たちもゲート前での座り込みを再開し、行動を続けている。工事は必ず頓挫する。決してあきらめずに闘う。ともに頑張って闘いましょう」。アピール行動として参加している仲間が発言する。11月27日に防衛省との交渉を予定している仲間は、「沖縄防衛局は、環境保全の約束を守らない、計画を変えたのに県の許可をもらっていなかったなどを行なっている。これを追及する防衛省官僚との交渉に参加を」と訴える。

 アピールの間に、シュプレヒコールをはさむ。「辺野古新基地建設反対!」「辺野古の海を土砂で埋めるな!」「海を壊すな!」「工事を止めろ!」「沖縄の民意は新基地NO!」と新宿を行き交う大勢の人に呼びかける。アピールに戻り、「警視庁機動隊の沖縄派遣中止を求める住民監査請求実行委員会」は、「証人申請をした原告側7人全員の証人採用が決まり、裁判は有利に進んでいる」と報告する。「辺野古土砂搬出反対首都圏グループ」は、「埋め立ての土砂の八割は『本土』から搬出される。これを止めて行こう」と発言。宮古島出身の仲間がマイクを握り、「沖縄は、本島だけではない、先島を含めて沖縄だ。本島の辺野古の問題だけではない。宮古島は、自衛隊配備の問題で大変だ。先島を同じように扱ってほしい」と提起する。アピール行動を終え、「日音協」の仲間の音頭で「沖縄 今こそ立ち上がろう」を全員で合唱し、アルタ前行動を終えデモへと移る。

 デモは、新宿大ガードから直進し、新宿警察前を左折し、新基地建設を受注している大成建設が入る新宿センタービル前を通過する。ここで立ち止まり、「大成建設は、軍事基地建設をやめろ」「大成建設は、辺野古から撤退しろ」と一段と大きなシュプレヒコールを叩きつける。新宿駅西口、南口を通過し、明治通り、靖国通りから新宿区役所の手前まで、220人のデモ隊が新宿を一周し、道行く労働者人民に名護新基地建設阻止、土砂投入阻止を呼びかける。沿道からは、手を振る人もおり、デモへの注目と共感が拡がる中で、この日の行動を終えた。

 本部港の桟橋が台風の影響で破損し、復旧工事は年明けからとされ、大幅に土砂投入が遅れると判断した政府・沖縄防衛局は、代替案として、民間会社の桟橋を使用して土砂投入を強行しようとしている。12月3日、防衛相・岩屋は、「12月14日に、辺野古海域への土砂投入を予定している」と明らかにした。沖縄防衛局は、早速、この日、名護市安和の「琉球セメント」所有の桟橋で埋め立て土砂の搬出に向けた作業を開始した。桟橋から大型船に土砂を積み込み、辺野古に向けて搬出する予定なのだ。断じて許してはならない。土砂投入を絶対に阻止しよう。闘う沖縄労働者人民は、「琉球セメント」の桟橋の入り口でも座り込み闘争を開始した。こうした闘いと結びつき、安倍極右政府―沖縄防衛局の暴挙を許さず、土砂投入阻止、新基地建設阻止へと攻め上ろう。沖縄―日本「本土」を貫く革命的共同を強化し闘いぬこう。