連帯メッセージ、連帯あいさつ
10・21闘争実行委員会に結集する仲間たちは、10月21日、首都・東京における反帝―国際連帯全国統一行動に起ち上がった。
正午から芝公園・23号地に結集した仲間たちは、ヘルメットとゼッケンを装着して闘う態勢を整え、戦闘的な集会をかちとる。
「『有事法制』に反対する宮城県実行委員会」の仲間が司会に起ち、「反帝―国際連帯全国統一行動が、本日、21日の東京を皮切りに、22日に大阪、23日に沖縄、24日に福岡で闘われる。最初の闘いとして、戦闘的に闘いぬこう」と呼びかけ、集会の開始を宣言する。「中東反革命戦争粉砕!」「朝鮮反革命戦争突入絶対阻止!」「改憲を阻止するぞ!」「反革命翼賛国会粉砕!」「名護新基地建設を阻止するぞ!」「原発の再稼働を阻止するぞ!」「安倍極右政府を打倒するぞ!」「日帝国家権力解体!」「全世界の労働者人民と連帯して闘うぞ!」「内戦勢力の総決起で闘うぞ!」とシュプレヒコールが響き渡る。
集会冒頭に、司会が、「6月の安保粉砕・政府打倒全国統一行動、10月の反帝―国際連帯全国統一行動に『部落解放運動活動家』の名前で、いつも連帯メッセージを寄せてくださっていた部落解放同盟の西岡智氏が6月29日に逝去されました。その追悼文を読み上げます」として、追悼文(別掲)を読み上げる。
続いて、全国で闘う諸人士・団体が10・21闘争に寄せた連帯メッセージ(別掲)を、司会の仲間が代読する。日本キリスト教改革派亘理教会牧師 林茂雄氏、在日朝鮮人活動家、元原発労働者・原発労働裁判原告 梅田隆亮氏、沖縄反戦労働者の連帯メッセージが読み上げられると、集会参加者全員が拍手で応える。
次に、結集している団体からの連帯あいさつだ。
全国反戦は、「自民党総裁選で三選を果たした安倍は、これまで以上に反革命戦争とファシズムへの道を突き進んでいる」「臨時国会を『改憲国会』とし、戦時国家体制形成に突進している」「内戦勢力の総決起で、朝鮮反革命戦争突入絶対阻止の革命的反戦闘争を爆発させ、安倍極右政府打倒・日帝国家権力解体に進撃しよう」「天皇の退位・即位で吹き荒れる天皇制攻撃を切り裂き、反共ファシストを撃滅し、闘いぬこう」「全国反戦は、内戦勢力の先頭に起って、全世界労働者人民の実力決起に結びつく国際連帯の闘いの最先頭に起つ」。全学連は、「われわれは、歴史的な『国際反戦デー』の闘いを革命的に継承し、10・8羽田闘争においてヘルメット・角材で武装し、実力・武装の基調で闘ってきた地平を発展させ、闘いぬく」「大学では、立て看規制、廃寮攻撃など、学生の自主的活動を破壊する攻撃が強まり、軍事研究に手を染める大学が増え、戦争のための大学作りが強まっている」「これを打ち破っていく〈戦時下の新たな革命的学生運動〉の創出にむけて、全学連は総力で起ち上がる」「『改憲国会』を粉砕し、改憲発議を阻止し、安倍極右政府を打倒する革命的反戦闘争の爆発をかちとろう。全学連は、その闘いの先頭に起つ」。
全国寄せ場交流会が基調を提起
全国寄せ場交流会の仲間が、反帝―国際連帯全国統一行動の基調を提起する。
「1966年10月21日、ベトナム戦争に反対して全国政治ストライキが爆発しました。それ以降、この日は、『国際反戦デー』として継承され、毎年、全国で、全世界で、反戦の闘いが取り組まれきた。われわれの先輩たちは、この闘いを、帝国主義の戦争と抑圧に起ち向かう全世界労働者人民の決起と連帯し、自国帝国主義打倒をめざす闘い―『反帝―国際連帯闘争』として革命的に発展させ、日帝足下の権力闘争の飛躍をかちとるべく奮闘してきた」「われわれは、現代に生きる者の責務として、先輩たちの闘いを引き継ぎ、闘う全世界労働者人民と結びついた反帝―国際連帯の闘いを、いっそう強めなければならない。10・21闘争の大爆発を実現しよう。安保強化と改憲、本格的戦争への突撃に実力・武装で対決し、安倍政府打倒へと向かう強力な闘いを巻き起こしていこう」「課題の第1は、朝鮮反革命戦争への突入を絶対阻止する革命的反戦闘争を大爆発させることだ。トランプは、『中間選挙』を乗り切った後に朝鮮反革命戦争への突入を狙っている。安倍は、『南北対話』『米朝対話』をぶち壊し、早く戦争にもっていこうと、ひたすら戦争の刃を研ぎ続けている」「朝鮮反革命戦争への突入時は、日本階級闘争の決戦期に他ならない。その時がいよいよ接近している。韓国労働者人民の決起と連帯し、日帝足下労働者階級の責務にかけて、反朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)―反共・排外主義煽動を切り裂き、朝鮮反革命戦争突入を絶対阻止する革命的反戦闘争の大爆発をかちとろう」「課題の第2は、中東反革命戦争粉砕の革命的反戦闘争を大爆発させることだ」「対イラン制裁の発動から対イラン反革命戦争突入を狙うトランプの策動を粉砕しよう。シナイ半島の多国籍監視軍への陸自派遣、ジブチの恒久的な拠点化に突き進み、中東反革命戦争への本格参戦を狙う日帝の策動を粉砕しよう。武装を堅持し不屈の解放闘争を継続するパレスチナ労働者人民と連帯し、イスラエル・シオニストと米帝―帝国主義による解放闘争の暴力的圧殺策動を粉砕しよう」「課題の第3は、反革命翼賛国会を粉砕し、安倍政府による改憲を総仕上げとする戦時国家体制形成を打ち砕くことだ」「臨時国会は、まさに『改憲国会』になろうとしている。改憲にむけた『国民投票法』改悪案、『入管法』改悪案、『精神保健福祉法』改悪案の成立を許さず、労働者人民の総決起で、戦争遂行の安倍政府を打倒しよう。反革命翼賛国会を粉砕し、改憲発議を絶対阻止しよう」「第4の課題は、天皇・天皇制打倒にむけて闘いぬくことだ」「『天皇代替わり』の中で『奉祝』と天皇制賛美が強制されることを許さず、天皇制打倒にむけ闘おう」「第五の課題は、原発再稼働を阻止し、沖縄・名護新基地建設を阻止することだ」「現地実力闘争の爆発で、全国原発の再稼働を阻止しよう。日帝の核武装化に対決し、反原発・反核燃闘争の大爆発をかちとろう」「安倍政府は、11月にも名護新基地建設の再開を強行しようとしている。現地大集中と実力闘争の爆発で名護新基地建設阻止決戦に勝利しよう」「闘うアジア―全世界労働者人民と連帯し、反共ファシストを撃滅しよう」「全国の内戦勢力の総決起で、一丸となって今秋期の激闘に進撃しよう」。
10・21闘争の基調が読み上げられると、仲間たちの拍手と「ヨシ!」のかけ声によって闘いの基調が確認された。
各団体が決意を打ち固め、首都を席捲するデモを貫徹
最後に、実行委員会に結集する仲間からの決意表明だ。
東京・山谷日雇労働組合の仲間は、「われわれは、日本の労働者が、ベトナム戦争に反対し、ストライキを闘い、街頭で機動隊とぶつかり、デモを闘った歴史を引き継ぎ、今日の闘いを闘う。労働者を国境で分断し、対立させているのは資本家であり、帝国主義だ。われわれ、日雇い労働者は、『アブレ―野垂れ死に攻撃許さん』、『黙って野垂れ死ぬな、生きてやりかえせ』と闘ってきた歴史を引き継ぎ、再び朝鮮・中国・アジアの労働者を虐殺し、支配するための戦争を、絶対に許さず。安倍政府打倒にむけ、今日の闘いを闘う」。
部落解放運動を闘う仲間は、「西岡智氏の遺志を引き継ぎ、部落解放運動を闘う決意を明らかにする。狭山闘争は、次々に石川さんの無実を明らかにする証拠が出ている。全国の部落大衆とともに、寺尾反革命差別判決44ヵ年を糾弾する10・31狭山中央闘争を闘おう」。
「刑法改悪阻止関東活動者会議」は、「戦時国家体制形成を強行する安倍政府の下で、社会保障切り捨てが進行している。昨年、廃案になった『精神保健福祉法』改悪案の再上程が狙われている。『優生保護法』の下で、『不良な子孫の出生防止』を目的にした不妊手術が強行されたことを徹底弾劾しなければならない。戦時『障害者』抹殺攻撃を粉砕しよう」。
東部朝鮮史研究会は、「米帝の『中間選挙』が終われば、朝鮮反革命戦争突入の危機が一気に高まる。3月に創設された陸自・『水陸機動団』は、米海兵隊との共同演習を繰り返し、朝鮮反革命戦争を担う部隊として強化されている。革命的反戦闘争の爆発で、朝鮮反革命戦争突入絶対阻止を闘おう。朝鮮総連に対する銃撃が行なわれ、『在特会』は、これを『義挙』と賛美している。差別主義・排外主義の激化を許さず、ファシストを撃滅し、闘いぬこう」。
反安保労研全国センターの仲間は、「臨時国会は、まさに『改憲国会』になろうとしている。『改憲国会粉砕』『翼賛国会粉砕』をかかげた対国会闘争の最先頭に労働者が起とう。今、『UAゼンセン』などの労働組合を名乗る連中が、安倍の改憲攻撃を後押しするような動きに入っていることを許してはならない。『会社の利益が自分の賃上げになる』なぞという企業主義、国益主義の労働組合支配を打ち破って闘う労働組合を作り上げることが急務になっている。階級的革命的労働運動、反戦ストライキを闘う労働組合運動の建設に向けて最先頭で闘いぬく」。
司会の仲間が集会を締めくくり、力強いシュプレヒコールをあげて、東京集会は終了した。そして、隊列を整え、仲間たちは首都を席捲するデモへと進撃を開始する。宣伝カーを先頭に、横断幕、赤旗を押したてた青ヘルメットの戦闘的なデモが、霞ヶ関一帯を席捲していった。その後、日比谷公園へと歩を進めた仲間たちは、国家権力の規制をはねのけて、最後まで戦闘的なデモを貫徹した。解散地点では、全国寄せ場交流会の仲間が、集約提起を行ない、この日の闘争を締めくくった。
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