10月1日、午後6時30分から、防衛省正門前で、「辺野古への基地建設を許さない実行委員会(辺野古実)」が呼びかける、「辺野古新基地建設を許さない! 防衛省抗議・申し入れ行動」が闘われた。この行動は、毎月第1月曜日に行なわれている定例行動だ。
前日の9月30日投開票の沖縄「県」知事選挙において、「オール沖縄」が推す玉城デニーが当選したことをうけた最初の行動だ。
まず、シュプレヒコールだ。「辺野古の新基地建設を許さないぞ」「辺野古の海を埋め立てるな」「辺野古に土砂を入れるな」「政府は、沖縄の声を聞け」。続いて、主催者が、「知事選での玉城氏の勝利をうけて、防衛省、国に対する新基地建設撤回の闘いをさらに推し進めよう」とあいさつし、参加者にマイクを回し、一言づつリレートークが行なわれる。リレートークでは、玉城の当選を祝す内容が多いが、「沖縄の勝利に、ヤマトの方が問われている。新基地建設を阻止しよう」という内容の発言を何人かが発する。沖縄から、携帯電話を通したアピールも、参院議員・伊波洋一氏からなされた。
防衛省への要請行動に移る。今回の要請は、「沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック」など2団体だ。「沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック」は、「抗議要請文」として、「1、日本政府は、9月7日の米陸軍兵による、住居不法侵入に対する読谷村議会の要請事項を誠実に履行すること。1、日本政府は、辺野古新基地建設を即時中止すること。1、日本政府は、沖縄からすべての軍事基地を撤去させること」の3点を申し入れた。
最後に、「辺野古実」から行動提起が行なわれる。「政府は、『埋立承認撤回』の取り消し訴訟、裁判所への執行停止の仮処分を提訴しようとしている。こうした際には、緊急行動を行なう」という行動提起が確認され、この日の行動を終えた。
またしても、米兵による事件が起きた。
9月7日、夜10時半ごろ、読谷村の民家に、嘉手納基地所属の陸軍上等兵(23歳)が酒に酔い、民家の外壁や車を「ドンドン」と叩き、玄関から侵入した。侵入した際、米兵は上半身裸で、その時間、民家には高校2年の女子生徒と生後5ヵ月の妹だけがいた。女子生徒は、「殺される」と思い妹を抱きかかえ、窓から裸足で飛び出し、近隣の知人宅に逃げ込んだが、体の震えが止まらなかったという。通報をうけて駆け付けた嘉手納署によって、米兵は「住居侵入」で緊急逮捕されている。しかし、女子生徒は、事件後も学校を早退するなど動揺が続いたという。
9月19日、読谷村議会は、臨時議会で「米兵による住居侵入事件に抗議する意見書」と「抗議文」を全会一致で可決し、この文書を首相、官房長官、外務相、防衛相など7者に出した。9月21日、沖縄市、嘉手納町、北谷町で構成する「嘉手納飛行場に関する3市町連絡協議会」も、日・米4機関あてに「抗議文」を出している。
米兵・米軍属による「事件・事故」は、沖縄に米軍基地がある限り、無くなることはない。米軍基地の撤去こそが、唯一の解決策である。沖縄労働者人民の怒りと結びつき、在沖米軍基地解体、自衛隊基地解体の闘いを強固に闘いぬこう。
名護新基地建設の工事は、辺野古現地での座り込み闘争、海上での攻防、土砂搬出に対する闘いなどの爆発、8月31日の沖縄「県」による「埋立承認撤回」の中で、完全にストップしている。しかし、安倍極右政府―沖縄防衛局は、「埋立承認撤回」の取り消し訴訟、裁判所への執行停止の仮処分の提訴など、工事の再開・強行を狙っている。こうした中、闘いの勝敗を決するのは、現地実力攻防である。沖縄―日本「本土」を貫く革命的共同を強化し、名護新基地建設阻止闘争の爆発をかちとろう。〈基地・沖縄〉の強化を粉砕しよう。
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