全国反戦青年委員会中央事務局と第４１回全国反戦集会実行委員会は、８月２６日午前１０時から、「台東区民会館」において、第４１回全国反戦集会を開催した。
司会の呼びかけの下、集会の冒頭、参加者全体でシュプレヒコールあげる。「朝鮮反革命戦争突入絶対阻止！」「憲法改悪を阻止するぞ！」「安倍極右政府を打倒するぞ！」「革命的反戦闘争を闘うぞ！」。シュプレヒコールが会場全体に響きわたる。
革命軍が戦闘的連帯アピール
 司会が、全国反戦集会に寄せられた、革命軍からのアピール（別掲）を読み上げる。「第４１回全国反戦集会に、緊迫する情勢下、権力闘争の本格的飛躍を実現すべく結集された全国の同志・友人の皆さんに革命軍より、熱い連帯のあいさつを送ります」「朝鮮反革命戦争突入情勢は、米朝首脳会談以降、一段落したかにみえる。だがしかし、米朝首脳会談自身が事実上のトランプ政権の信任投票である１１月に行なわれる「中間選挙」を見据えた�爛僖侫�ーマンス�瓩鵬瓩�ないものである以上、トランプが「中間選挙」に勝利しようがしまいが、朝鮮半島情勢は、一気に再び緊迫したものになるであろうことは間違いない」「朝鮮反革命戦争突入時は、日本階級闘争の階級決戦の時である。全ての闘いを、朝鮮反革命戦争突入絶対阻止へと集約し、闘いぬかなければならない」「対日帝武装闘争は、�犖⇔脇�争の本格的飛躍�甅猖�起の組織陣形�瓩砲箸辰萄任盻斗廚瞥彖任琉譴弔任△襦３很新海蓮■横娃隠暁�２・２３反革命弾圧を正面突破し、敵と同水準の武装による対日帝武装闘争への飛躍を断絶的飛躍として切り拓く」「同志・友人君！革命的建軍武装闘争路線を堅持し、非合法地下最前線で闘いつづける革命軍に結集し、共に内戦情勢を切り拓かん」。
続いて、全国反戦集会に結集した諸団体が、連帯あいさつに起つ。
全国寄せ場交流会は、「全国の寄せ場では、社会保険に入っていない労働者は建設現場で仕事をさせない、センターの縮小、移転で、寄せ場そのものを解体する、仕事よこせの要求を無視し、野宿する労働者を追い出す、日雇い雇用保険をつぶすといった攻撃がつよまっている。これも寄せ場日雇い労働者の団結を解体し、山谷で国粋会金町一家が狙ったように、天皇のため、お国のために働けという攻撃であり、働き方改革が狙っているものと同じ攻撃だ」「われわれは、寄せ場労働者を戦争に駆り立て、天皇主義右翼ファシストが寄せ場を支配することに対して、体を張って対決してきた」「秋の臨時国会では改憲をめぐった攻防になる。安倍の翼賛勢力を踏みしだき、翼賛国会粉砕に決起し、改憲攻撃を粉砕する決意だ」。
革命的部落解放戦線は、「安倍極右政府は、改憲攻撃を強め、戦時国家体制形成を加速する中で、部落解放運動総体もまた大きな試練を迎えている。狭山第３次再審闘争も、大きな山場を迎えている」「『３者協議』は、５月で３６回を数え、９月中旬にも３７回目の『３者協議』が行なわれようとしている。しかし、高等裁判所は、事実調べを行なおうとせず、再審棄却を虎視眈々と狙っている。再審棄却を許さず、実力糾弾の闘いで狭山第３次再審闘争の勝利をかちとっていこう。石川氏の怒りと無念に応え、狭山闘争の歴史的勝利をかちとろう」「『在特会』などのファシストの差別煽動には、鉄の回答で応えていこう」「最後に、６月２９日、生涯を部落解放運動に奉げ、タイで逝去された部落解放同盟の西岡智さんを追悼し、その遺志を引き継いで闘うことを明らかにする」。
革命的「障害者」解放戦線は、「今、われわれ『障害者』の周りをみると怒りに耐えず、われわれの怒りは沸騰点に達している」「この間、マスコミで明らかになっているように厚生労働省による『障害者』の雇用率の改ざん。労働して生きていこうとする『障害者』が、雇用されていない。民間企業の劣悪な条件で働いている『障害者』の問題も合わせて糾弾していかないといけない。単なる改ざん問題で終らせてはならない問題だ」「６月の中旬に日本精神科病院協会の会長・山崎学が部下の医者の話として『精神科医にも拳銃を』という全く許しがたい発言をしている。これまで『精神障害者』を抑圧し、隔離・拘禁してきた精神医療と病院の機能をさらに悪辣に強化しろといっていることに等しいものだ。保安処分攻撃や『精神保健福祉法』改悪の煽動とも言うべきものであり絶対に許してはならない」「全国各地において『旧優生保護法』により子宮摘出や体を傷つけられた多くの『障害者』が怒りを発し、国に対し謝罪を求めた裁判を起こしている。この動向は、人権擁護や差別解消法に期待を寄せる運動になりかねない。それでは問題は解決しないと思う。被害者と結びつくことを追求しながら、『優生思想』糾弾、『優生思想』粉砕の闘いへと押し上げていかねばならない」「安倍政府打倒がわれわれ『障害者』にとっても最重要の課題であり、今秋の反戦闘争と結びつき、闘いぬく」。
日朝連帯活動者会議は、「６月１２日のトランプと金正恩による米朝首脳会談後の米朝会談の破綻が、明らかになり始めている」「朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）に対する米帝の圧力は日増しに強まっている」「対北朝鮮強硬派の日帝・安倍政府は、露骨に突出を強め、米帝・トランプ、韓国・文在寅を突き上げている。北朝鮮が相手にもしていない『拉致問題』を繰り返し叫びたて、反北朝鮮―反共・排外主義を煽動し続けている」「米朝協議が破綻すれば、米・韓との連携の下、すぐさま朝鮮反革命戦争に突入できる態勢を形成しようとしている」「闘う韓国労働者人民と連帯し、朝鮮反革命戦争突入を阻止しよう」「２月２３日、朝鮮総連中央本部への銃撃に手を染め、極悪の差別主義・排外主義を煽る反共ファシストを撃滅しよう」「全国各地での『９・１防災訓練』の名での自衛隊の治安出動訓練を粉砕しよう」。
反安保労研全国センターは、「安倍は、９月の総裁選で３度目の総裁になり、１０月以降の臨時国会で、憲法の九条の中に自衛隊を書き込み、全く違う憲法にしてしまおうという攻撃に突き進もうとしている」「６月２９日、安倍政府は、『働き方改革』についての強行採決をおこない、成立させた」「労働者の声は全くなかったにもかかわらず、高度プロフェショナル制度が作られた」「安倍政府は、国会審議などどうでもいいという姿勢で、採決を強行している」「『連合』についても、去年の７月の段階で、安倍と資本家たちと合意を作ろうとして、それがばれて御茶ノ水にある連合の本部は、何百人という労働者に取り囲まれ、シュプレヒコールを叩きつけられるという結果になった。９月に臨時中央委員会を開いて言い訳をおこなっているが、本音は『働き方改革』に賛成なのが『連合』だ」「『連合』は、『働き方改革法』案の審議中、１度として国会前に登場しなかった」「このように野党と称する連中、日本最大の労働組合と言われる『連合』が安倍と全く対決しない状況に転落している」「『連合』のような翼賛労働運動を突破し、安倍政府打倒へと向う革命的労働運動が今こそ重要だ」。
全学連中央執行委員会は、「学園をめぐっては、ますます学生を資本に隷属させる攻撃が強められている」「また、大学自身がいかに資本の論理に都合のいい大学になっていくのかと大学同士が競い合うというような状況だ」「全学連は、このような現実と闘う場所と手段を提供していくことが、革命的学生運動の責務と考え、４月から新歓闘争に起ち上がってきた」「この秋には、大学祭闘争に決起し、学生の自主的活動をかちとることを通して闘う学生を１人残らず、革命的学生運動の旗の下に組織していく」「われわれ全学連の武器は戦闘性と突撃力だ。培ってきたその武器を如何なく発揮し闘う」「反戦青年委員会とともに革命的反戦闘争の爆発をかちとり、朝鮮反革命戦争突撃を粉砕していく。そして、未踏の事業、プロレタリア共産主義世界革命の突破口を日本帝国主義の足下においてこじ開けていく、そのような闘いを、最先頭で闘うことを決意する」。
革労協が特別提起
最後に、革命的労働者協会からの特別提起を受ける。「提起の柱は３つある。１つは、情勢の特徴点について。２つ目は、２０１８年秋の集中的な闘争課題について。３点目が反戦青年委員会運動の革命的任務について話したい」 「情勢の特徴点として、３つに絞って話したい。１つ目は、トランプのはじめた『貿易戦争』について。２０１８年７月６日、中国からの輸入品に３４０億ドルの追加関税をかけた。この日は、『貿易戦争』の開戦日として歴史に記録されるだろう」「１９２９年の世界大恐慌をうけて、当時のアメリカ大統領フーバーは国内産業を保護するという名目で『スムート＝ホーリー法』という関税法を成立させ、世界的な大不況をもたらした。それがついに第２次世界大戦を招いた」「トランプは、フーバーと同じようなことをやっている。大変な時代に生きている。米帝は世界貿易機関（ＷＴＯ）を『貿易戦争』が第２次世界大戦まで発展してしまったことを総括して設立した。そのＷＴＯを全否定して国益主義を満開させて、世界に向って『貿易戦争』をしかけているのがトランプだ」「何を意味するのかといえば、アメリカの経済がもはや凋落の果てに、他の国のことなどかまっていられないというところにまできているということだ。アメリカを軸とした基軸通貨が音を立てて崩れ始めているということだ。通貨の切り下げ競争で行き着く先は１９２９年の世界大恐慌をはるかに超える世界大恐慌だ。労働者階級の世界的な決戦のときが迫っているということだ」「日本も例外ではない。今こそ、〈蜂起に向けた組織陣形の構築〉を真剣に考えねばならない時が迫っている」「情勢の特徴点の第２として朝鮮半島情勢に触れたい」「米朝首脳会談をうけた米朝協議は、全くのこう着状態である」「にもかかわらず、トランプが、米朝協議を主張しているのは、１１月の中間選挙をにらんでだパフォーマンスにすぎない」「中間選挙が終ったら、中間選挙の勝ち負けに関わらず、必ず強硬姿勢に出る」「米朝協議の打ち切りを宣言した場合、一触即発だった昨年の情勢に舞い戻るわけではない。協議決裂は、即戦争だ。米朝首脳会談で戦争の危機が去ったわけではなく、戦争がかつでなく現実的で、切迫したものになると考えておかねばならない」「情勢の特徴点の３番目、ひたすら戦争準備をしているのが、安倍政府だ。安倍政府だけが、米朝協議の決裂を願って、トランプの尻をたたいている。『拉致問題』を持ち出し、反朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）―反共・排外主義を煽っているのが、安倍だ。これ以上を安倍をのさばらせることはできない。安部をのさばらせたら、戦争になる。ファシズムになる。安倍政府を打倒していこうではないか」 「次に、２０１８年秋季攻防の集中的課題について５つほど述べる」「１つは、『対イラン制裁』を契機とした中東反革命戦争の拡大に対決し、粉砕すること」「アメリカが対イラン戦争に突入すれば、安保法制によって日本もイランと交戦状態になる。派兵を阻止する闘いを全力で闘おう」「２つ目は、朝鮮反革命戦争突入絶対阻止である」「朝鮮反革命戦争突入は、労働者階級にとっては決戦局面だということだ。全力で起ち上がっていこう」「３つ目は秋の臨時国会だ。ここで改憲をなんとしてもやろうとしている」「憲法９条に自衛隊の存在を明記するということは、日本が戦争をやるということを宣言するものだ」「改憲国会粉砕、翼賛国会粉砕の巨大な、闘いを今年の秋、作り上げていこう」「課題の第４は、名護新基地建設阻止の闘いだ。８月１７日からの土砂投入埋め立て工事を阻止しているのは、名護現地に大挙して結集し、新基地建設阻止の実力闘争を闘っている沖縄労働者人民の闘いだ。沖縄現地と日本『本土』を貫く革命的共同で、沖縄労働者人民とともに土砂投入阻止、名護新基地建設阻止の闘いを闘いぬいていこう」「第５として、原発の再稼働阻止、新（増）設阻止の闘いだ」「原発をすすめる目的は核開発だ。自前の核兵器の開発と保有が原発推進の目的である。そのためには、どんな事故が起きようが、どれだけ人が死のうが知ったことかというのが安倍政府の主張だ。この策動を粉みじんに打ち砕いていく必要がある」「わが青ヘルの特徴は、現地闘争だ。原発再稼働阻止のための現地闘争に連続的にともに起ち上がろう」 「提起の最後に反戦青年会運動の革命的任務について話したい。反戦青年委員会は、ベトナム反戦闘争の只中から生まれ、青年労働者の怒りの闘いを確実に集約してきた」「社民の頚城をたちきり、帝国主義戦争に対決してきた。反戦青年委員会の歴史的地平に恥じない新たな大きな飛躍をかちとらねばならない」「全国各地で、闘う青年労働者の革命的結集軸として、わが反戦青年委員会が名乗りを上げるときだ。そのために、強固な戦列と非妥協の闘いをもって日本階級闘争の牽引軸としての役割を今こそ担い起つときがきている。そういう自覚をもって闘いぬいていこう」「資本主義の寿命が尽きようとしている。世界大恐慌の切迫、世界的規模の戦争の切迫がそれを証明している。資本主義的生産様式の寿命が尽きることの解決の道は、青年労働者が起ち上がって、資本主義がもたらす戦争と抑圧にトコトン対決し、共産主義を切り拓いていくことだ。これを切り拓いていくことができるのは、革命的マルクス主義の旗を奪還するために歴史に登場した、わが解放派だけだ。このことをともに確認しよう」「国際反革命戦争に対決し、プロレタリア共産主義を切り拓くべく反戦青年委員会運動の前進と飛躍を全力で切り拓いていこう」「革命的労働者協会はその先頭に起って闘う」。
全国反戦集会実行委員会からの基調提起
全国反戦集会実行委員会が、第４１回全国反戦集会の基調提起を行なう。
まず、総括の提起だ。「全国反戦は、昨年の８・２７全国反戦集会の成功をかちとり、この１年間、朝鮮反革命戦争突入絶対阻止、中東反革命戦争粉砕の革命的反戦闘争に全力で起ち上がってきた」「われわれは、闘う青年労働者を主体とする全国的な政治闘争を闘う部隊として、革命的反戦闘争の先頭に起ち、日本階級闘争の突撃的推進力として闘い、政府打倒をかかげた内戦勢力の部隊建設を進めてきた。だが、戦争とファシズムにむけた情勢が緊迫する中、それを打ち砕く闘う部隊の建設は、まだまだ不十分と言わざるを得ない」「安倍は、戦時国家体制形成を完成させるべく、秋の臨時国会から改憲に突き進もうとしている。戦時国家体制形成への突撃を粉砕する実力・武装の闘いを安倍政府に叩きつけねばならない」「反戦青年委員会こそが、『野党共闘』なぞといった議会主義・平和主義を突破し、「政府打倒・日帝国家権力解体」の実力・武装の闘いを貫徹し、２０１８年―２０１９年階級攻防の最前線に起たねばならない」。
次に情勢の提起に入る。「資本主義は、恐慌による一挙的な価値破壊以外に資本の絶対的な過剰を解決する方策を持たない。米帝・トランプの『アメリカ第一主義』に基づく保護貿易主義は、通貨切り下げ競争から基軸通貨＝ドルの大崩落をもって表れるであろう未曾有の世界大恐慌の爆発の時を、ますます切迫したものにしている。世界大恐慌爆発情勢の深化の中で、帝国主義は、世界大恐慌爆発以前に、革命勢力と体制攪乱要因の根絶を狙った国際反革命戦争をますます拡大・激化させていかざるを得ない」「米帝・トランプが、今年５月、前大統領・オバマが２０１５年に締結したイランとの『核合意』からの離脱と『制裁』再開を表明して以来、両国間の緊張が高まっている」「トランプの狙いは、イランの体制変更であり、『経済制裁』によってそれが叶わなければ、次には軍事力でそれを達成しようと、本気で準備しているのだ。トランプの戦争発動の衝動は高まるばかりだ。『対イラン制裁』の発動を許すな。対イラン反革命戦争への突入を阻止せよ。中東反革命戦争の拡大を粉砕せよ」「６月１２日、シンガポールで米帝・トランプと朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）の国務委員長・金正恩との間で�犹望綵蕕諒督�首脳会談�瓩�開催された」「危機は、去ったと見るのはあまりに早計だ。「ＣＶＩＤ」による『北朝鮮の非核化』という米帝の立場と、『段階的同時的措置』による『朝鮮半島の非核化』という北朝鮮の立場の間には、大きな隔たりがある」「ここで注意が必要なのは、第１に、『シンガポールの蜜月』は米中間選挙までだということだ。選挙後には、トランプは、対北朝鮮強硬姿勢に舞い戻ることになる。米朝協議が、即、打ち切りということもありうる。第２に、そうなれば朝鮮半島情勢は再び緊迫の時を迎えることになる。危機回避のための『対話』という選択肢はもうない。あるのは戦争だけだ。空疎な『共同声明』しか出せなかった首脳会談の開催は、戦争をかつてなく現実的で切迫したものにしたのだ」「この中で、ひたすら戦争の刃を研ぎ続けているのが日帝・安倍政府だ」「安倍極右政府は、南北関係、米朝関係が好転に向かうことを何としても阻止し、『南北対話』『米朝対話』をぶち壊して、早く戦争にもっていこうと躍起になっている」「朝鮮反革命戦争への突入時は、日本階級闘争の決戦期に他ならない。韓国労働者人民の決起と連帯し、日帝足下労働者階級の責務にかけて、反北朝鮮―反共・排外主義煽動を切り裂き、朝鮮反革命戦争を粉砕する革命的反戦闘争の大爆発をかちとれ。安倍政府の庇護のもと、跳梁を強める『在特会』など反共ファシストを撃滅せよ」。
最後に方針を提起する。「反戦青年委員会の戦略的任務は、革命的反戦闘争の爆発で権力闘争の本格的飛躍をかちとることだ。革命軍の闘いを断固支持し、これに続く実力・武装の闘いを推進し、〈パルチザン戦・ゲリラ戦〉〈大衆的実力闘争〉〈政治ストライキ〉の相互媒介的な推進をかちとらねばならない」「反革命革マルを解体・絶滅し、右翼ファシストを撃滅しよう」「日帝政治警察は、組織壊滅型反革命弾圧を激化させている。革命組織に集中する組織壊滅型弾圧を打ち破り闘おう」「日帝足下で〈蜂起に連続する権力闘争の本格的飛躍〉をかちとるためには、反戦青年委員会運動の一挙的飛躍が必須課題だ。〈蜂起の組織陣形の構築〉に向け、反戦青年委員会運動への青年労働者の圧倒的結集と強固な部隊建設を成し遂げなければならない。地区反戦を打ち固め、全国に反戦青年委員会の旗を打ち立てよう。この中から、統一戦線―共同戦線の拡大を実現していかなければならない」「すべての青年労働者は、全国反戦の旗の下、今夏―今秋の闘いに起ち上がろう。政府打倒・日帝国家権力解体、ソヴィエト権力樹立・労働者政府樹立に向け、ともに進撃しよう」。
各地区反戦からの報告、分科会、新事務局体制の確立
 休憩後、「全国各地で闘う同志からの闘いの報告と決意」を各地区の反戦から受ける。
東京反戦は、「昨年９月『東京都・調布市合同総合防災訓練』粉砕闘争、在沖米海兵隊の実弾砲撃―『本土』移転演習阻止の東富士現地闘争、１０月２８日、第２９次Ｐ-３Ｃ哨戒機ソマリア沖出撃阻止の情宣闘争、１１月５日の米・トランプがアジア５ヵ国歴訪―来日したことに対し、労働者の街、東京・山谷に竹ザオ部隊で登場し、『朝鮮反革命戦争突入絶対阻止』の決意を示し、断固として闘った」「首都・東京における革命的反戦闘争を先頭で担ってきた」「１０・２１反帝―国際連帯闘争や６・１６安保粉砕・政府打倒全国統一行動に参加し闘いぬいた」「戦争遂行の安倍極右政府打倒の先頭で闘う。反共ファシストを撃滅し闘う」。
広島県反戦は、「昨年１０月、『広島県総合防災訓練』粉砕闘争を闘いぬいた。８月６日、広島反戦闘争において、今年も反共ファシスト『在特会』が妨害に表れたが、妨害をはねのけ、デモ・集会を最後までやりぬいた」「戦争への足音が近づいている。９月の自民党総裁選で安倍の当選が確実視されている。安倍は、秋の臨時国会で憲法改悪を強行しようとしている。自衛隊を９条に明記し、戦争を遂行する憲法にしようとしている。本格的戦争へと突き進む安倍極右政府を許さず、打倒する闘いを結集した皆さんと連帯し最先頭で闘う決意だ」。
福岡県反戦は、「福岡反戦は、地元福岡だけでなく、長崎、佐賀、大分での反戦の闘いに決起してきた」「１１月６日、トランプアジア歴訪阻止の福岡市内での闘いを闘った」「２０１８年に入り、２月５日、在沖米海兵隊の実弾砲撃―『本土』移転演習阻止の大分日出生台現地闘争を吹雪のなかで闘った。３月２３日、九州電力玄海原発３号機の再稼働阻止の現地闘争を闘った。３月２５日、海上自衛隊の佐世保基地からソマリア沖に出兵する護衛艦・『あけぼの』の出撃阻止闘争に決起した。６月には玄海原発４号機の再稼働阻止の現地闘争に決起した。８月９日、長崎反戦闘争を闘いぬいた」「九州・福岡は、朝鮮半島に近く、佐世保では、１月に米海軍の強襲揚陸艦・『マスト』が配備され、３月には陸上自衛隊の相浦駐屯地に日本版海兵隊といわれる『水陸機動団』が創設され、佐賀空港へのオスプレイ配備も８月に佐賀県知事が受け入れを表明している。朝鮮反革命戦争に向けた臨戦態勢が強化されている」「福岡県反戦は、労働者への反戦決起を呼びかけ、改憲阻止、安倍政府打倒を闘うことを決意する」。
特別報告に起った「天皇上陸阻止沖縄青年実行委員会」は、「名護新基地建設阻止の闘いは、いよいよ決戦局面を迎えている」「名護新基地建設を阻止するために、沖縄・首里日雇労働組合の仲間とともに、現地に通い闘いをともにしてきた」「安倍政府―沖縄防衛局は、８月１７日から、基地建設をするために辺野古の海を埋めるための土砂投入を行なうと宣言していた」「問答無用で工事を強行しようというのだ」「土砂投入の策動に起ち向かった８月６日からの『ゲート前連続集中行動』、７万人が結集した８月１１日の『県民大会』をはじめとする沖縄労働者人民の闘いが闘いぬかれた」「迎えた８月１７日、沖縄防衛局は、土砂投入を行なうことができなかった」「沖縄労働者人民の頑強な闘いが防衛局の野望を打ち砕いたのだ。現地集中と実力闘争こそが勝利の道であることが明らかになった」「今や、安倍政府―沖縄防衛局は８月一杯、工事を再開することはないといったり、８月８日、翁長知事が亡くなり、沖縄知事選が９月３０日と決まり、沖縄防衛局の、知事選が終るまで、土砂投入を行なわないなどをにおわせる発言が続いている」「名護新基地建設を推進する『県』知事候補をたて、名護新基地建設には触れないで知事選を闘おうという腹なのだろう」「沖縄労働者人民はそんな手には乗らない。安倍政府の攻撃を迎え撃ち、決意を新たにしているところだ」「現地集中と実力闘争が勝利への道だ。勝利に向って邁進する決意だ」「沖縄と日本「本土」の革命的共同の力を鍛えあげ、名護新基地建設阻止、安倍政府打倒、安保粉砕、沖縄解放に向けともに闘おう」。
分科会に移り、全国反戦が闘いぬいてきた課題・戦線別に８つの分科会がもたれる。狭山―部落解放闘争、「障害者」解放闘争、沖縄人民解放闘争、日朝連帯闘争、パレスチナ解放闘争、反核闘争、反軍―反基地闘争、反弾圧闘争だ。速やかに各分科会会場に分かれ、熱心な討論が繰り広げられた。全体集会を再開し、各分科会の担当者から報告（別掲）を受け、それぞれの闘いの到達点や課題を全体で共有していった。
今後１年間の激闘を担う全国事務局員の紹介を行なう。各地区で選出され、届け出のあった全国事務局員が紹介され、圧倒的拍手で確認された。ただちに第１回事務局会議が開催され、新中央事務局体制が発表された。
それを受け、新中央事務局の熱烈な決意表明がなされ、最後にシュプレヒコール、インターナショナルの斉唱を行ない、第４１回全国反戦集会は閉会した。
全国反戦集会に寄せられた革命軍アピール
第４１回全国反戦集会に、緊迫する情勢下、権力闘争の本格的飛躍を実現すべく結集された全国の同志・友人の皆さんに革命軍より、熱い連帯のあいさつを送ります。
朝鮮反革命戦争突入情勢は、米朝首脳会談以降、一段落したかにみえる。だがしかし、米朝首脳会談自身が事実上のトランプ政権の信任投票である１１月に行なわれる「中間選挙」を見据えた�爛僖侫�ーマンス�瓩鵬瓩�ないものである以上、トランプが「中間選挙」に勝利しようがしまいが、朝鮮半島情勢は、一気に再び緊迫したものになるであろうことは間違いない。
朝鮮半島情勢を分析する上で、見ておかなければならない要素は、２つある。
１つは、世界大恐慌爆発情勢の深化の度合いであろう。なぜならば、資本主義は、恐慌による一挙的な価値破壊以外には資本の絶対的過剰を解決する方策を持たない以上、如何なる手段をもっても恐慌を回避することはできないのであって、帝国主義は、恐慌以前に、革命勢力と体制攪乱要因の根絶を狙った国際反革命戦争の拡大・激化を不断に推し進めざるをえないからである。米帝・トランプは、「アメリカ第一主義」に基づく保護貿易主義により、対中国を中心に対欧州連合（ＥＵ）、対日帝に至るまでの「貿易戦争」に突入している。「貿易戦争」による世界貿易縮小、通貨切り下げ競争から基軸通貨＝ドルの大崩落をもって表れるであろう未曾有の世界大恐慌爆発の時が切迫したものになっているのだ。
２つは、対イラン反革命戦争の切迫度合いである。対イラン反革命戦争突入となれば、米帝にとっては、朝鮮反革命戦争との二正面作戦となるからである。米帝・トランプが、今年５月にイランとの「核合意」からの離脱と「制裁」再開を表明して以来、両国間の緊張が高まっている。米国務長官・ポンペオがイランに突きつけた「１２ヵ条の要求」の中には、「中東のテロ組織への支援の中止」、「イラク政府の主権を尊重し、シーア派民兵の非武装化、非動員、再統合の容認」、「イラン人司令官のもとにある全ての勢力の、シリアからの撤退」、「米国の同盟国を多く含む近隣諸国に対する脅迫的行動の中止。この行動には、イスラエルせん滅の脅迫・・・を含む」等の要求も含まれている。これに対して、イランは、「イランは、ホルムズ海峡において支配的立場にある」として米帝との対決姿勢を示しているのだ。
朝鮮反革命戦争突入時は、日本階級闘争の階級決戦の時である。全ての闘いを、朝鮮反革命戦争突入絶対阻止へと集約し、闘いぬかなければならない。〈蜂起に連続する権力闘争の本格的飛躍〉〈蜂起の組織陣形の構築〉を急がなければならない。
対日帝武装闘争は、�犖⇔脇�争の本格的飛躍�甅猖�起の組織陣形�瓩砲箸辰萄任盻斗廚瞥彖任琉譴弔任△襦３很新海蓮■横娃隠暁�２・２３反革命弾圧を正面突破し、敵と同水準の武装による対日帝武装闘争への飛躍を断絶的飛躍として切り拓く。
革命軍は、「帝国主義戦争の内乱への転化」のスローガンに反対し「武装蜂起主義粉砕」を叫びたて、ブルジョア政治支配の永続を願望し「反ファシズム統一戦線」を唱える黒田革マルを解体・絶滅する。ＪＲ総連・東労組からの大量脱退を受け、大崩壊するＪＲ総連・松崎革マルを解体・絶滅する。
２月２３日、朝鮮総連中央本部を２人のファシストが銃撃しているが、そのうちの１人は「在特会」と行動を共にし、「教官」と呼ばれ、ネット上や街頭で、「ヘイトスピーチ」をくりかえしていた輩である。「在特会」は、この銃撃を「義挙」と呼び、煽り立てている。革命軍は、跳梁を強める反共ファシストを本格的武装水準でせん滅する攻防戦にまなじりをけっして起つ。
同志・友人君！ 革命的建軍武装闘争路線を堅持し、非合法地下最前線で闘いつづける革命軍に結集し、共に内戦情勢を切り拓かん。
２０１８年８月２６日
革命軍
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