５月１３日午後６時から、豊島区・南大塚ホールで、「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック」が主催主催する「沖縄『日本復帰』４６年を問う 今夏、辺野古への土砂投入を許さない！ ５・13集会」が開催された。
集会の冒頭、４月２３日から２８日まで、辺野古現地で闘われた「辺野古５００人座り込み集中行動」に参加した仲間が、現地攻防の様子を撮影した大量の写真をもとに報告する。続いて、主催者からのあいさつが行なわれる。「『辺野古５００人座り込み集中行動』は、『新基地建設ノー』の声を突きつけた。さらに集中して闘おう」「４月１日に、新崎盛暉さんが亡くなりました。新崎さんは、『沖縄・一坪反戦地主会』を立ち上げたメンバーでした」と報告し、「志を共有して、１人でも多くの方が引き継いで下されば幸いです」との家族の言葉を紹介した。
講演に移り、前名護市長であり、「辺野古新基地を作らせないオール沖縄会議」の共同代表である、稲嶺進氏が登壇する。稲嶺氏は、「沖縄戦の中では、『捨石作戦』として玉砕を強いられ、『県』民の４分の１が犠牲となった。『天皇メッセージ』は、アメリカが沖縄を永続的に統治下においても構わないというものだった。アメリカと日本の双方で、沖縄を思いのままにする状況が続いている」「１９７２年の『復帰』は、�燹愾長馼�帰』―平和憲法の下に帰りたい�瓩箸い�先人たちの思いでなされたが、本当に『祖国』と呼んでいいのか。平和のために、基地建設は許さない」「名護市長であった時に、多くの嫌がらせの電話、メール、手紙があった。『沖縄は、日本のために血を流せ』『沖縄は、軍事基地であるべし』『日本において沖縄は、有事の際の第一線であるべし』などだ。今回の市長選で私の敵は、日本政府であった。全国からの支えがあったから私は、踏ん張ってこれた」「これからも、様々な形で活動していく」。
連帯発言を、「警視庁機動隊の沖縄への派遣中止を求める住民監査請求実行委」と「反辺野古土砂搬出／首都圏グループ」が行ない、沖縄現地の状況報告として、「県民投票」をめぐる状況について、「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック」が行なう。「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック」の仲間は、「『県民投票』に対しては、さまざまな勢力が動いているが、状況を見ながら判断し、効果がある時期に行なうべきだ」「『埋立承認』を撤回しない知事・翁長に不信感が強まっている。『埋立承認』を撤回せず任期を終えれば、歴代最低の知事になってしまう。４年間、『県』民をだましてきたからだ。知事・翁長に『埋立承認』の撤回を要求していく」。
最後に、行動提起がなされる。「土砂投入」が目前に迫る中で、「辺野古の座り込みへの集中、『美ら海を壊すな 土砂で埋めるな５・２６国会包囲行動』、『止めるぞ！ 土砂投入６・９集会』への参加、防衛省行動、土砂搬出阻止の闘いなど」が呼びかけられ、集会を終えた。
辺野古では、護岸工事が急ピッチで進んでいる。キャンプ・シュワブの「工事用ゲート」には、１日３５０台もの工事用車両が入っている。また、奥港や、本部港を使用して海上からの搬入も強行されている。埋め立て区域を含む護岸は、昨年４月の着工から７本目まで工事が進んでいる。「Ｎ３護岸」と「Ｋ４護岸」「Ｎ５護岸」をつなぎ、海域を囲み、土砂を投入して本格的埋め立てを開始するのだ。これによって原状回復は、極めて困難となる。しかし、沖縄労働者人民は、キャンプ・シュワブの「工事用ゲート」でも、海上でも、「埋め立ては絶対にさせない。勝つまであきらめない」と不屈の阻止闘争を闘いぬいている。沖縄―日本「本土」を貫く共同闘争を強化し、名護新基地建設阻止決戦の爆発を全力で切り拓こう。現地集中と実力闘争の爆発で、８月の埋め立て着工を絶対に阻止しよう。
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