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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

1・14 佐藤さん虐殺33ヵ年 山岡さん虐殺32ヵ年弾劾! 金町一家解体!
日雇い労働者全国総決起集会へ
(1253号28面)

                          全国寄せ場交流会

 全国の寄せ場・日雇いの仲間たち! ともに闘う仲間たち!

 1984年12月22日に山谷労働者と共に闘っていた映画監督・佐藤満夫さんが国粋会金町一家によって虐殺されて33ヵ年、1986年1月13日に山谷争議団の代表的人格であった山岡強一さんが虐殺されて32ヵ年をむかえる。

 1月14日、山谷・玉姫公園で行なわれる「佐藤さん虐殺33ヵ年 山岡さん虐殺32ヵ年弾劾! 金町一家解体! 日雇い労働者全国総決起集会」とデモへの総決起を訴える。

 1983年11月、国粋会金町一家の西戸組が右翼政治結社・「皇誠会」を名乗り、日雇い労働者の町・山谷の泪橋に登場した。戦闘服にナチス棒、催涙スプレーで武装し、「山谷争議団を解体する」「地域の環境を浄化する」と宣言し、山谷争議団を襲撃した。これに対して山谷労働者は、金町一家とつるんだ浅草警察―山谷マンモス交番による何十人もの逮捕―弾圧を受けながらも体を張って攻勢的に闘いぬき、金町一家の街宣車を炎上させ、「皇誠会」の事務所を撤退させるまでに勝利的に闘いぬいた。

 敗勢に立たされた金町一家は、西戸組・筒井栄一に佐藤さんを刺殺させ、金竜組・保科勉に山岡さんを射殺させた。2人の虐殺に対して山谷労働者は、暴動に起ち上がり、報復と金町一家解体まで闘うことを誓い、宣言した。

 以来、「日雇全協」や山谷争議団が金町一家解体戦を放棄する中で、東京・山谷日雇労働組合は、「天皇主義右翼ファシストの寄せ場支配を許すな! ファシストとの攻防に勝利しなければ労働者の未来はない!」「やられたらやりかえせ!」と山谷労働者に呼びかけ、毎週金曜日の朝行動や2・11「建国記念の日」粉砕の山谷朝行動を貫徹してきた。仲間を殺され、相手に報復し、相手を解体してしまうこともできないような組織や運動には、決して未来はない。

 全国の寄せ場・日雇いの仲間たち! ともに闘う仲間たち!

 1月14日、全国で越年・越冬闘争を闘いぬいた力で東京・山谷に結集し、天皇主義右翼ファシスト・国粋会金町一家を解体する決意をあらためて打ち固め、玉姫公園での総決起集会と戦闘的な山谷デモを闘おう。

 安倍は、昨年10月の衆院選で「圧勝」し、「2020年改憲」への突撃を開始している。憲法9条に「自衛隊」を書き込み、「戦争放棄」を規定した九条を実質的に解体しようとしている。「緊急事態条項」を新設し、一切の権限を内閣に集中させ、戦争にむけた「国家総動員」の司令部を作ろうとしている。さらに、「専守防衛」なぞかなぐり捨て、「敵基地攻撃能力」を持つために巡航ミサイルの導入まで強行しようとしている。この次に狙うのは核武装であることは明白だ。「働き方改革」の名の下に、「連合」を翼賛労働運動として抱き込み、日本労働運動を「産業報国会」型労働運動で制圧することを企んでいる。

 世界を見れば、トランプが「戦争屋」の本性をむき出しにしている。朝鮮反革命戦争開戦を目論見、エルサレムをイスラエルの首都として承認し、パレスチナ解放闘争の圧殺に乗り出している。安倍の反朝鮮民主主義人共和国(北朝鮮)・反中国の反共・排外主義煽動がエスカレートし、世界中で差別主義・排外主義煽動が吹き荒れている。だが、これらの動きの背後にあるのは、世界大恐慌がいつ、どこで起きても不思議ではないという資本主義世界経済の危機だ。極限的な困窮と貧困を強いられ、帝国主義による抑圧と支配に対して非妥協で闘う世界の労働者人民の実力・武装の決起に対する恐怖だ。戦争とファシズムによって危機からの延命を画策するブルジョアどもの衝動が高まっている。戦争遂行を粉砕する革命的反戦闘争への決起が労働者人民の死活的課題となっている。

 時代はまさに「戦争と革命の時代」に突入した。この情勢の中で、右翼ファシストどもが蠢いている。「在日特権を許さない市民の会(在特会)」は、反北朝鮮、反中国―反共・排外主義を満開にし、「ヘイト・スピーチ」を撒き散らし、虐殺を煽動するデモや襲撃などを繰り返している。

 俺たちの仲間である佐藤さん・山岡さんらの命が右翼ファシストによって奪われたが、この痛苦な敗北を二度と繰り返してはならない。山谷―全国寄せ場は、天皇主義右翼、ヤクザの暴力に反撃し、労働者の闘いと団結を実力で防衛してきた拠点だ。安倍の朝鮮反革命戦争突撃が強まる中、差別主義・排外主義煽動が強まり、天皇・アキヒトの退位を通した天皇制攻撃が強まっている。右翼ファシストと実力対決する全国の労働者人民の先頭に寄せ場労働運動が起たねばならない。山谷―全国寄せ場から撃って出て、ファシズムへの突進を許さず、右翼ファシストを撃滅せねばならない。

 大阪・釜ヶ崎での「西成特区構想」にもとづく「センター縮小・移転」計画や、「2020年東京オリンピック・パラリンピック」を見据えた東京・山谷の「再開発」という寄せ場解体攻撃を粉砕していこう。

 1・14日雇い労働者全国総決起集会を闘い、改憲―核武装をもっての戦争突撃を強める安倍極右政府打倒に決起しよう。2018年の激闘に進撃していこう。


日時 1月14日(日)午前10時〜
場所 山谷・玉姫公園 (台東区清川2―13)

主催 全国寄せ場交流会
呼びかけ 東京・山谷日雇労働組合
     東京都台東区東浅草2−1−6
     (連絡先 03−3876−8040)

    ※集会終了後、デモを行います。



 〈編集部責任転載〉