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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

11・5〜7日・米・韓による朝鮮反革命戦争突入阻止!
米帝・トランプのアジア歴訪阻止を闘う
(1247号6面)

全国でアジア歴訪阻止に決起

 11月5日〜11月7日までのトランプの日本滞在の期間中、反戦・全学連の部隊は、全国でトランプのアジア歴訪阻止に起ちあがった。

 トランプが主に展開する東京の地では、11月5日、山谷での決起と御茶ノ水駅頭情宣を、連続して闘いぬいた。

 午前8時半、山谷の「城北労働・福祉センター」の前に結集した、反戦・全学連の隊列を山谷労働者たちがとりまく。反戦・全学連の部隊は、ヘルメットとゼッケンを装着し、旗竿を手に整列すると、トランプのアジア歴訪阻止のアジテーションを開始する。「米帝・トランプは、日本訪問を皮切りに、韓国、中国、ベトナム、フィリピンを歴訪しようとしている。朝鮮半島情勢が一触即発の状態の中で、朝鮮反革命戦争に突入するためのアジア歴訪であり、断じて許すことはできない。山谷の地から、革命的反戦闘争の実力決起をかちとろう」。そして、旗竿をつきあげ、シュプレヒコールをあげ続ける。「トランプのアジア歴訪を阻止するぞ」「トランプ来日を阻止するぞ」「朝鮮反革命戦争を粉砕するぞ」「安倍極右政府を打倒するぞ」。声をあげて意気軒昂と闘う部隊に、監視していた警視庁公安刑事どもが慌てふためき、慌てて増員して規制に入ろうとするが、部隊に手を出すことすらできない。こうして、思う存分シュプレヒコールをやりぬいた部隊は、次の行動に向けて動き出した。

 午前10時、JR御茶ノ水駅頭に登場した反戦・全学連の部隊は、再びヘルメットとゼッケンを装着し、「トランプのアジア歴訪阻止」と大書きした横断幕を広げ、シュプレヒコールをあげる。そして、ビラまき情宣を開始する。約1時間にわたり、通行する労働者人民にビラを配布すると、用意したビラは次々に受け取られていった。警察権力による首都・東京の規制を跳ね返す、反戦・全学連の部隊の情宣行動は、道行く人々の多くの注目を集めた。途中、「トランプ来日歓迎」なるスローガンを掲げた「大日本愛国党」の街宣車五台が、御茶ノ水駅頭を通過する際に、わが部隊に対して、大音響のマイクを使って、「革労協粉砕」なる笑止千万な罵詈雑言を投げつけてきた。しかし、警察権力の庇護の下のチャチな敵対なぞ、まったく問題にすることなく、反戦・全学連が情宣行動をやりぬくと、「大日本愛国党」はすごすごと引き下がった。最後に、再度シュプレヒコールをあげ、首都・東京での一連の行動をやりぬいていった。

 11月6日には、大阪、福岡、沖縄の地でも、それぞれ、トランプのアジア歴訪阻止の情宣決起の闘いをうちぬいている。

朝鮮反革命戦争遂行のためのトランプのアジア歴訪を許すな

10日間に及ぶアジア歴訪

 米帝・トランプは、11月5日から10日間の日程で、アジア5ヵ国の歴訪に踏み込んだ。

 11月3日に、ホワイトハウスを出発したトランプは、11月4日に、米・ハワイ州を訪問し、米太平洋軍司令官・ハリスから朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)情勢を中心に状況説明を受けた後、11月5日に、日本を訪問し、11月7日まで、滞在しようとしていた。そして、11月7日〜11月8日に、韓国を訪問し、さらに11月8日〜11月10日の中国訪問、11月10日〜11月12日のベトナム訪問、11月12日〜11月14日のフィリピン訪問を発表している。その間、11月10日〜11月14日にベトナムで開かれる「アジア太平洋経済協力会議」(APEC)首脳会議、フィリピンで開催される「東南アジア諸国連合」(ASEAN)首脳会議と「東アジアサミット」に出席することになっている。

 今回のトランプのアジア歴訪の狙いは、まず何よりも、朝鮮反革命戦争突入の足固めを行なうことにある。日・米・韓は、北朝鮮の「核開発」「ミサイル発射」を口実に、北朝鮮の目と鼻の先で大規模な軍事演習を繰り返すなどの戦争恫喝・戦争挑発を強めている。そんな中、トランプがアジア諸国を歴訪することで、対北朝鮮包囲網を強化しようというのだ。

 米帝・トランプは、9月の国連総会で「北朝鮮を完全に破壊する」と豪語し、北朝鮮への「原油輸出の制限」や「国外労働者の新規雇用には安保理の許可が必要」とする国連での「制裁決議」が採択された。しかし、トランプは、これだけでは不十分だとして、「北朝鮮と国際金融システムをつなぐ中国の銀行や、北朝鮮と取引関係のある第3国の企業・個人の制裁対象を増やす」とする米帝独自の「制裁」を打ち出し、国連の「制裁決議」とあわせて、北朝鮮を徹底的に締め上げようとしている。トランプのアジア歴訪直前の11月2日、米大統領補佐官・マクマスターが、北朝鮮の「テロ支援国家」再指定に関し、「全体的な戦略の一環として検討している」なぞと言いなしている。北朝鮮の朝鮮労働党委員長・金正恩の異母兄である金正男が今年2月にマレーシアで殺害された件を持ち出して「明らかにテロ行為だ」と非難することで、「テロ支援国家」再指定に踏み込み、北朝鮮への圧力をさらに強化しようというのである。

朝鮮反革命戦争突入を急ぐ日・米・韓

 トランプは、まずは日・韓の首脳との連携を強化しようと動いている。訪日に続く韓国訪問では、韓国大統領・文在寅との首脳会談や韓国国会での演説を行なうだけでなく、対北朝鮮の最前線である在韓米軍・平沢基地の訪問まで計画している。そして、その後の中国訪問では、中国・習近平政権に恫喝を加えながら、さらなる対北朝鮮「経済制裁」の強化を要求しようというのである。その上で、今度は、朝鮮反革命戦争遂行の一環としての対中国包囲網強化のために、「南沙諸島問題」で対立するベトナムとフィリピンを歴訪する。さらに、ベトナムで開催されるAPEC首脳会議には、ロシア大統領・プーチンも参加することになっているが、トランプはAPEC首脳会議の場で、プーチンと会談する日程も盛り込んだ。北朝鮮の「後見役」である中国に加え、ロシアも抑えにかかろうというのだ。トランプは、対北朝鮮包囲網を幾重にも構築しようというのである。

「アメリカ第一主義」を掲げ朝鮮反革命戦争に突進するトランプ

 日・米・韓は、北朝鮮の目と鼻の先で大規模な軍事演習を繰り返すなどの、北朝鮮に対する戦争挑発、戦争恫喝を行なっている。8月の米韓合同軍事演習・「乙支・フリーダム・ガーディアン」に続き、日・米・韓が、米軍爆撃機と戦闘機の訓練を繰り返している。トランプ来日直前の11月1日、米軍爆撃機・B―1B2機がグアムの米空軍・アンダーセン基地から出撃し、朝鮮半島南方で航空自衛隊の戦闘機との訓練を強行し、続いて黄海上空で韓国空軍の戦闘機と訓練を強行したのだ。この訓練の狙いは、日・米・韓共同で北朝鮮を攻撃するための実戦訓練であり、トランプのアジア歴訪と合わせて、北朝鮮を威圧するための戦争恫喝である。西太平洋には、米空母3隻が展開しており、北朝鮮に対する軍事行動にいつでも踏み出せる態勢をとっている。さらに、11月から、最新鋭のステルス戦闘機・F35を沖縄の嘉手納基地に展開させようとしている。一方、北朝鮮は、9月15日以降、ミサイル発射を手控えているが、トランプのアジア歴訪への非難を繰り返しており、朝鮮半島は依然、一触即発の状態にある。まさに、トランプにとって、朝鮮反革命戦争のためのアジア歴訪そのものである。

 あわせて、トランプは、「環太平洋パートナーシップ協定」(TPP)を離脱した上で、2国間の貿易協定の形成を狙っている。トランプの今回のアジア歴訪の狙いの1つとして、対アジア諸国の「貿易赤字の解消」がある。トランプは、経済政策をめぐって、米帝ブルジョアジーの利害を最優先する「アメリカ第一主義」を、アジア歴訪においても前面に押し出そうとしている。東南アジアで開催される一連の経済会議では、「自由で開かれたインド太平洋地域」の重要性を強調することで、中国を牽制しながら、アジア太平洋地域における米帝ブルジョアジーの利害を、あくまで貫徹しようというのである。

 こうしたトランプのアジア歴訪を、闘うアジア労働者人民と連帯し、実力・武装の闘いで阻止することが、日帝足下労働者人民の責務なのである。

 韓国労働者人民は、高高度迎撃ミサイル(THAAD)配備撤回闘争など、文在寅政権の朝鮮反革命戦争突入と対決する闘いを展開している。そして、アジア各地で、世界中で、米帝・トランプへの怒りが爆発している。闘う韓国労働者人民、アジア―全世界労働者人民と連帯し、日・米・韓による朝鮮反革命戦争突入を絶対阻止しよう。