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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

10・22 反帝-国際連帯を掲げ、北陸・関西・中四国の内戦勢力が結集 〈大阪〉 (1245号3面)

靭公園で決起集会

 10月22日、反帝―国際連帯全国統一行動の一環として、大阪での集会とデモが闘いとられた。台風直撃の悪天候をついて釜ヶ崎の日雇い・野宿労働者をはじめとする北陸、関西、中四国の内戦勢力が大阪市・靭公園に続々と結集してくる。

 司会に起った全国寄せ場交流会の仲間が開会宣言を発し、集会が開始される。

 司会の仲間が、全国で闘う諸人士・団体が10・21闘争に寄せた熱烈な連帯メッセージを代読していく。日本キリスト教改革派亘理教会牧師 林茂雄氏、部落解放運動活動家、闘う部落民 野田和美氏、在日朝鮮人活動家、元原発労働者・原発労働裁判原告 梅田隆亮氏、沖縄反戦労働者、の連帯アピールが読み上げられると、集会参加者全員が拍手で応える。「よし!」「そうだ!」の声と大きな拍手が送られる。

 連帯メッセージに続いて、集会に結集した反戦青年委員会と全学連からの連帯あいさつを受けていく。

 反戦青年委員会は、「安倍政府は、臨時国会冒頭、『北朝鮮の脅威』『国難突破』を叫んで解散―総選挙に打って出てきた。この攻撃こそ、労働者人民を「国民」としてまとめ上げ、戦争に動員していこうという攻撃だ。こんなことを絶対に許してはならない。日帝足下労働者人民に課せられた任務は、朝鮮反革命戦争粉砕の革命的反戦闘争を闘いぬくことだ」「安倍極右政府は、沖縄において暴虐の限りを尽くしている。先日の沖縄の東村・高江でのCH―53E墜落事故で、地元で養豚業を営む人の生活を破壊する事態となっている。基地があるために起こったことだ。沖縄労働者人民の名護新基地建設阻止の実力決起とガッチリと結びついて、全国で反軍反基地闘争の大爆発を切り拓こう」「原発再稼働を阻止し、日帝の核武装を粉砕しよう」「安倍極右政府を打倒し、改憲攻撃を粉砕しよう」「国際連帯で闘おう。日帝国家権力を打倒する闘いをとおして、全世界で帝国主義の抑圧と戦争に決死決起する労働者人民との連帯をかちとることができる」と今秋の革命的反戦闘争を最先頭で闘いぬく決意を明らかにした。

全国学生社会思想研究会連合が基調を提起

 全学連は、「この総選挙の過程で、われわれ以外の一切の諸勢力が『野党共闘』なぞと言いなし、既成勢力の尻押し運動にのめり込むという事態になっている。われわれは、唯一『反革命翼賛国会粉砕』を鮮明に突き出し、対国会闘争を闘いぬいてきた。議会に期待するものは一切ない。労働者人民の実力・武装の闘いが未来を切り拓く」「ベトナム反戦闘争のときに、ヘルメットと角材での闘いで実力闘争の道を切り拓いてきたのは、ほかならぬ全学連だ。戦争と革命の時代、全学連は荒々しい実力闘争・武装闘争で展望をこじ開ける闘いの最先頭に起つ」「安倍極右政府を打倒することは、日帝足下労働者人民の無条件の責務だ。全学連は、〈戦時下の新たな革命的学生運動〉を全力で闘いぬき、闘う学生を一人残らず我が隊列に組織しぬく。もって、革命的学生運動の一大奔流を作り上げる」と決意を明らかにした。

 連帯あいさつに続いて、全国学生社会思想研究会連合の仲間が反帝―国際連帯全国統一行動の基調を提起する。

 「1966年10月21日、ベトナム戦争に反対して全国政治ストライキが爆発した。それ以降、この日は、『国際反戦デー』として継承され、毎年、全国で、全世界で、反戦の闘いが取り組まれてきた。われわれの先輩たちは、この闘いを、自国帝国主義政府の打倒をめざす闘い―『反帝―国際連帯闘争』として革命的に発展させ、日帝足下の権力闘争の飛躍をかちとるべく奮闘してきた。内戦勢力の総決起をもって、10・21闘争の大爆発を実現しよう」「朝鮮反革命戦争の危機は一触即発の状況だ。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による『核・ミサイルの発射脅威』を叫んで、日・米・韓を先頭に北朝鮮への『経済制裁』を強化するとともに、戦争挑発、戦争恫喝をエスカレートさせている」「闘う韓国労働者人民は、高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)阻止闘争をはじめ、朝鮮反革命戦争を準備する文在寅政権との闘いを開始している。韓国労働者人民の決起と連帯し、日帝足下労働者階級の責務にかけて、反北朝鮮―反共・排外主義煽動を切り裂き、朝鮮反革命戦争を粉砕する革命的反戦闘争の大爆発をかちとろう」「日本階級闘争の激化に身構えた国家権力頂点からの差別主義・排外主義煽動が吹き荒れており、『在特会』ら反共ファシストが活性化している。反共ファシストを撃滅しよう」「全国の内戦勢力の総決起で、反帝―国際連帯全国統一行動の大爆発をかちとり、一丸となって今秋期の激闘に進撃しよう」。

 10・21闘争の基調が読み上げられると、仲間たちの拍手とかけ声によって闘いの基調が確認された。

風雨をついて御堂筋を席捲するデモを貫徹

 集会の最後に、「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」が決意表明に起つ。「本日、俺たちは、早朝からセンターで、この国際反戦デーの闘いへの決起を訴え、この場に結集した。この悪天候の中、たくさんの仲間が結集している」「安倍政府は、米帝・トランプとともに本格的戦争に突入するために、『安保法制関連法』を作り、九条を無くすための『憲法改悪』を行なおうとしている」「安倍は、『森友・加計問題」を居直り、俺たちに対しては、増税や残業代ゼロの『労働基準法』の改悪に突き進んでいる。こんなことを許すわけにはいかない。俺たち『釜ヶ崎労働者の会』は、安倍やトランプによる朝鮮反革命戦争突撃を粉砕する反戦の闘いに断固として起ち上がる」「今日は、衆院選の投開票の日ですが、『希望の党』をはじめとした野党は憲法改悪に賛成する党が多く、この選挙が終わったら、憲法改悪の動きが強まるのは明らかだ。改憲攻撃を粉砕しよう。反革命国会を粉砕しよう」「今日は、大阪の地から、反戦を叫んでいこうではありませんか。この後の御堂筋デモを最後までやりぬきましょう」と闘う決意を明らかにする。

 いよいよ、御堂筋を席巻する戦闘的デモに出発だ。デモ出発前、青ヘルメットと青ゼッケンで身をつつんだ北陸・関西・四国の内戦勢力は、「反帝―国際連帯全国統一行動を闘うぞ!」「全世界労働者人民と連帯して闘うぞ!」「中東反革命戦争粉砕!」「朝鮮反革命戦争粉砕!」「名護新基地建設を阻止するぞ!」「原発再稼働を阻止するぞ!」「反革命国会粉砕!」「改憲攻撃を粉砕するぞ!」「安倍極右政府を打倒するぞ!」と旗ザオを突き上げ、シュプレヒコールを一帯に轟かせる。仲間たちの士気は否が応でも高まっていく。実行委員会の横断幕を先頭にして、各団体の赤旗をはためかせ、青ヘル部隊が御堂筋に躍り出る。「安保粉砕!」「政府打倒!」のコールや笛の音を響かせ、労働者人民の注目と共感を浴びる。実行委員会に結集する内戦勢力は、終着点である元町中公園までのデモを最後まで戦闘的に闘いぬいた。

 解散地点では全国学生社会思想研究会連合の仲間が集約提起を行ない、この日の闘争を締めくくった。