解放トップ
トップに戻る
解放最新号
バックナンバー
論文
定期購読

東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

9・1関東大震災下朝鮮人・中国人大虐殺94ヵ年徹底糾弾 日朝連帯集会をかちとる (1241号3面)

ビデオ・「日韓併合への道」を上映

 9月1日、午後3時から、日朝連帯活動者会議は、東京都人権プラザにおいて、「関東大震災下朝鮮人・中国人大虐殺94ヵ年徹底糾弾 日朝連帯集会」を開催した。

 会場には、この日、神奈川県小田原市において「第38回9都県市(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、さいたま市、千葉市、川崎市、横浜市、相模原市)合同防災訓練」粉砕闘争を早朝から闘いぬいた仲間などが結集してくる。

 午後3時、司会の同志が、「9月1日の『第38回9都県市合同防災訓練』は、神奈川県が幹事となり、小田原市と合同で『神奈川県・小田原市合同総合防災訓練(ビッグレスキューかながわ)』として行なわれた。これを粉砕する闘いに早朝から決起し闘いぬいてきた」「『防災訓練』の自衛隊の治安出動訓練という側面が強化され、米軍の参加が増えている。会場も自衛隊基地、米軍基地を使用したものが増えている。これは、朝鮮反革命戦争突撃と一体のものだ。朝鮮反革命戦争突撃下、吹き荒れる排外主義攻撃と対決し、日朝連帯闘争の前進をかちとろう」と呼びかけ、集会が開始された。

 集会では、最初に、「日韓併合への道」と題するビデオの上映が行なわれた。

 約30分のドキュメントビデオは、日帝による朝鮮植民地支配の過程と、これに抗する朝鮮労働者人民の抗日武装闘争を描いたものだ。日帝の武力による有無を言わさぬ植民地支配の強行と朝鮮労働者人民の激しい闘い。参加者は、スクリーンに引き寄せられ、歴史の事実を直視し、関東大震災下の朝鮮人・中国人虐殺がなぜ凶行されたのか、その背景をつかみ、民族差別を許さず、排外主義攻撃と対決することの重要さをあらためて確認していった。

日朝活が基調提起

 日朝活の同志が登壇し、基調を提起する。

 冒頭、関東大震災下の朝鮮人・中国人虐殺の実態と政治的社会的歴史的背景を明らかにし、「日本階級闘争の『負の歴史』の突破をかけて、排外主義攻撃との闘い、日朝連帯、国際連帯の闘いの前進をかちとらなければならない」とした。「8月21日から31日まで、米韓合同軍事演習・『乙支・フリーダム・ガーディアン』が行なわれた。韓国軍約5万人、米軍1万7500人(在沖米軍、在日米軍など3000人含む)の規模で強行された演習は、『有事』の際に核・ミサイル基地をはじめとする北朝鮮の主要ターゲットを精密攻撃するとした米韓連合司令部の『作戦計画5015』(先制攻撃と『斬首作戦』=金正恩暗殺を柱とする)のもとで行なわれた」「安倍極右政府は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の『核・ミサイル開発』に対し、『北朝鮮の脅威』を最大限に煽り立て、朝鮮反革命戦争突入の衝動をますます強め、反北朝鮮・反中国―反共・排外主義攻撃を激化させている。ナショナリズムを徹底して煽り、朝鮮反革命戦争遂行のための国家総動員体制形成へと突撃している」「朝鮮反革命戦争への突入時は、日本階級闘争の決戦期に他ならない。韓国労働者人民の決起と連帯し、日帝足下労働者階級の責務にかけて、反北朝鮮―反共・排外主義煽動を切り裂き、朝鮮反革命戦争を粉砕する革命的反戦闘争の大爆発をかちとろう」「朝鮮反革命戦争突撃下で、極悪の差別主義・排外主義を煽り虐殺を煽動し、階級闘争の破壊に手を染めるファシストを撃滅しよう。ファシストを撃滅することなしに日朝連帯闘争、外国人労働者と連帯した闘いの前進―日本階級闘争の前進はない。日朝連動するプロレタリア革命に進撃しよう」「韓国労働者人民は、高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)配備に対する実力闘争を闘い、果敢に反戦闘争を闘いぬいている。闘う韓国労働者人民と連帯しよう」「自衛隊、米軍が参加し、主導する『防災訓練』は、朝鮮反革命戦争遂行と表裏一体のものである。粉砕しよう。9・3『東京都・調布市合同総合防災訓練』粉砕闘争に決起しよう」。

 日朝活からの基調提起が圧倒的拍手で確認される。

全学連と全国反戦の決意表明

 集会の最後は決意表明だ。全学連と全国反戦の同志が登壇する。

 全学連の同志は、「安倍極右政府は、米・韓と連携しながら、朝鮮反革命戦争に突撃し、戦時国家体制形成に突き進んでいる」「全学連は、〈戦時下における新たな革命的学生運動〉路線の下で、全国学園に全学連の旗を打ち立て、革命的学生運動の爆発を闘いとっていく」「教育・学園のファッショ的再編が狙われている。戦争に役に立つ教育・研究が押し進められている。これらと対決し、戦闘的学生の組織化をなしきり、今秋、全学連大会の成功をかちとる」「朝鮮反革命戦争粉砕の闘いに総決起し、今秋の激闘を闘いぬく」。

 全国反戦の同志は、「東京都知事・小池や墨田区長は、関東大震災下の朝鮮人・中国人虐殺を揉み消し、居直り、差別主義・排外主義を煽動している。断じて許してはならない」「朝鮮反革命戦突撃と一体の差別主義・排外主義攻撃を粉砕し、ファシストを撃滅しよう」「防衛省は、過去最大規模の来年度予算概算請求を行ない、朝鮮反革命戦争に突撃している。日帝足下、労働者人民の階級的責務にかけて朝鮮反革命戦争を粉砕しよう。日朝連動するプロレタリア革命に進撃しよう」「10・21反帝―国際連帯全国統一行動を闘おう」。

 2本の決意表明を全体の拍手で確認する。

 司会の同志が、「ビデオ上映、基調提起、決意表明をわがものとし、朝鮮反革命戦争を粉砕する闘いに起ち、吹き荒れる排外主義攻撃と対決しよう。日朝連帯闘争の前進をかちとろう」「9・3『東京都・調布市合同総合防災訓練』粉砕闘争に決起しよう」と呼びかけ、最後に、シュプレヒコールで集会を締めくくった。