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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

辺野古現地レポート
護岸建設を阻む沖縄労働者人民の不屈の闘い
(1234号6面)

「K9護岸」の建設を許すな

 6月に入り、名護新基地建設に向けた安倍政府―沖縄防衛局の攻撃が激しさを増している。労働者人民への暴虐と辺野古の海の無残な破壊が、日々くり返されている。

 護岸工事は、海底に大量の石材を敷きつめ、これを基礎にして長大な堤防を築く、あるいは水深の深い場所には、「ケーソン」という鉄筋コンクリート製の巨大な箱(縦52メートル、横22メートル、深さ二4メートル、総重量7400トン)を沈めることなどにより、埋め立て予定区域の「外枠」を形成するもので、事実上、埋め立て工事そのものだ。

 このうち、4月25日から行なわれているのは、「K9護岸」と呼ばれる箇所の建設工事で、キャンプ・シュワブ沿岸の砂浜から大浦湾内に、北東方向に直線的に突き出す形状の護岸の造成だ。計画では、その全長は、316メートル、天端幅は、8メートル。長く敷きつめた基礎石材の両側面を「被覆ブロック」で蔽い、さらに、埋め立ての際に海側となる面を「消波ブロック」(テトラポット)で固め、上部にコンクリート製の擁壁を有する傾斜堤護岸を構築するという。

 5月8日以降は、その基礎石材の海中投下作業が激しく進められている。トラックで運び込んだ砕石を、大型クレーンを使って護岸先端部の浅瀬に投下し、山のように積み上げる。その砕石の山をショベルカーで延ばし、平らに均して押し固め、その両側面に「根固め用袋材」を積んで、脇を固定する。こうして沖に向かって護岸を順次延ばしていこうというのである。

 こうして遮二無二、工事を進める政府―沖縄防衛局だが、しかし、この先の展望があるわけではない。そのことは、護岸工事に入った今でも、政府―沖縄防衛局が海底ボーリング調査の結果を公表できないことに、端的に示されている。「埋め立て予定区域」を含む海域は、地形が急峻な上に、脆くて空洞の存在も懸念される琉球石灰岩や、強弱の土質がサンドイッチのように重なり合い、地滑りしやすい「嘉陽層」と呼ばれる地層が広がり、「地盤強度の不足」が指摘されている。直下に活断層が存在する可能性も指摘されている。そんなところに巨大な構造物を載せたら、いつ崩落や地盤沈下を起こしても不思議はないのだ。未だに海底ボーリング調査の結果が示されないというのは、よほど「不都合な事情」があるのであろう。

建設工事は必ず行きづまる

 そもそも、このような所を埋め立てて基地を建設すること自体が無謀なのだが、例えこうした「不都合な事情」を克服しうる何らかの方策を見つけ出したとしても、今度は、その方策を講じるために、「工法変更」が不可避となる。そして「工法変更」をするには、「公有水面埋立法」に基づき、「設計概要変更申請」を「県」に提出して、知事の「承認」を得なければならない。要するに、工事は早晩行きづまる。

 行きづまりは、「K9護岸」の建設だけをとってみても歴然だ。「沖縄平和市民連絡会」の北上田毅氏の説明によれば、「K9護岸」の「築堤に必要な石材の総量は約3万立方メートルにもなる。すべて陸上部から施工され、これらの石材の搬入だけで約9000台もの大型ダンプトラックが必要となる。これは毎日100台のダンプトラックを入れたとしても、休みなしで3ヵ月を要するという大変な量だ。また被覆ブロック(9トン/個)2894個、消波ブロック(20トン/個)2000個の運搬、据付(水中作業を含む)にもかなりの日数が必要となる(沖縄防衛局の当初の工程表でも、K9護岸の完成まで丸1年を見込んでいる)」という。

 マスコミを総動員して、「護岸工事に着手」と大々的にキャンペーンした政府―沖縄防衛局だが、その「完成」までには膨大な作業と時間を必要としているのだ。しかも、これから沖に進むにつれて、水深はますます深くなり、それだけ難工事になってゆく。「K9護岸」の着工は、「取り返しのつかないところまで工事は進んだ。もう諦めろ」というアナウンス効果だけを狙ったものだと言っても過言ではない。

 沖縄防衛局の何よりの失敗は、このアナウンス効果を狙うあまり、いきなり「K9護岸」の建設工事に入ったことそれ自身にある。当初の計画では、キャンプ・シュワブの第2ゲート付近にループと高架橋を造り、国道329号線を横断してキャンプ・シュワブ内に入り、329号線と「K9護岸」の建設現場とを最短距離で結ぶという「工事用仮設道路」や、さらには辺野古崎と建設現場とを結ぶ「工事用仮設道路」を完成させてから、「K9護岸」の建設工事に入ることになっていた。それらを造らないまま「K9護岸」の建設工事に突入したために、資材の搬入路を、工事用ゲート一本に頼らざるを得ない状況になっているのである。その結果、現場への砕石などの資材搬入が、まったく追いつかないのだ。労働者人民による工事用ゲート前の座り込みがますます大きな意義を持つに至り、実際にも、熾烈な抵抗によって資材搬入を細らせることで、沖縄防衛局による工事計画の首を強力に締め上げているのだ。

安倍政府―権力の凶暴化と労働者人民の不退転の闘い

 だからこそ、沖縄防衛局は、沖縄「県」警ともども、工事用ゲート前の闘いを叩き潰そうと躍起になっている。6月1日には、砕石を満載したダンプカーやコンクリート・ミキサー車など、工事関係車両98台の搬入が強行された。「埋め立て承認取り消し訴訟」の最高裁判決を受けて、昨年12月27日に工事が再開されて以降、1日の搬入台数としては最多となるものだ。しかもそれは、日を追うごとに更新され、2日には125台、12日には140台、13日には157台、そして16日には、ついに180台にも達した。その後も、多い時で1日3回、100台前後の搬入が強行されている。

 そして、こうした搬入のたびに、「県」警機動隊による労働者人民への暴力的な排除がくり返されており、その凶暴さも増すばかりだ。座り込む労働者人民をゴボウ抜きにしてゲート前から排除し、鉄柵と機動隊車両で作った囲みの中に、法的根拠もなく次から次へと押し込み、工事用車両の搬入・搬出が終わるまで、土砂降りの雨であろうが、灼熱の炎天下であろうが、1時間以上も拘束するのである。6月2日には、強制排除の際に、男女2人が負傷し救急搬送された。このうち女性は、倒されて出血し、頭蓋骨へのひびと脳挫傷に伴なう脳内出血で、そのまま入院を余儀なくされた。

 6月5日からは、強制排除に際して、工事用ゲートの前を走る国道329号を渡った向かい側の歩道に立って、マイクを手に抗議を続ける現場責任者まで、囲みの中に強制的に連行し拘束し始めた。これについて、「県」警は、「煽動しているリーダーも、同じように違法行為をやっている人と見なしている」と開き直っている。「違法行為」とは、「道路交通法違反、威力業務妨害、公務執行妨害」だという。座り込みへの弾圧姿勢をますます強めているのだ。

 しかし、沖縄労働者人民の闘いは、不屈だ。工事用ゲート前では、「焦っているのは沖縄防衛局の方だ。『K9護岸』は、易々とはできないし、やらせない」、「弾圧や暴力にひるまず闘えば、必ず工事は止められる。もっともっと、ゲート前に多くの人を集めよう」との提起に応えて、連日の座り込みが継続されている。その士気は極めて高く、「政府―沖縄防衛局が無法と暴力であくまで工事を強行するなら、キャンプ・シュワブのフェンスを破って、2000人、3000人で工事現場に乗り込むだけだ」という叫びも公然とあげられるまでになっている。海上でも、海上保安庁の排除―拘束に抗して抗議船やカヌーによる工事阻止の闘いがうちぬかれている。

6月10日 辺野古現地に1800人が結集し工事阻止を誓い合う

 こうした中、6月10日午前11時から、キャンプ・シュワブ新ゲート前において、「辺野古新基地建設阻止! 『共謀罪』廃案! 6・10国会包囲行動と連帯する辺野古現地集会」が開かれた。同日、東京で1万8000人の結集で闘われた国会包囲行動に呼応する形で、「共謀罪NO! 沖縄実行委員会」が主催したものだ。この集会に、約1800人の労働者人民が結集した。会場全体には、新基地建設工事の強行への怒り、反戦・反基地の闘いの根絶に道を拓く「共謀罪」への怒りが渦巻く。

 琉球大学法科大学院教授・高良鉄美氏の主催者あいさつに続き、沖縄選出の参院議員、山城裁判弁護団などから「『共謀罪』の審議は大詰めに入った。強行採決が迫っている。戦争のできる国造りを許してはならない」、「辺野古、高江の現場では、『共謀罪』を先取りする弾圧が行われた。成立すれば、新基地建設に反対する沖縄の市民への監視と弾圧の強化に使われる。『共謀罪』は、『平成の治安維持法』であり、安保法制と両輪をなすものだ。全力で阻止しよう」という提起が行なわれた。

 実行委員会を構成する各団体からの発言が続く。「沖縄平和運動センター」からの発言で山城博治氏が登壇すると、ひときわ大きな拍手と歓声があがる。山城氏は、「辺野古の闘いに機動隊の暴力が襲いかかっている。女性の頭蓋骨を折ることが警備か。暴力で恐怖させて辺野古から撤退させようという意図が露骨だ。県警は、恥ずかしくないのか。運動を弾圧する安倍政権こそ『凶暴罪』だ。われわれは、不当な弾圧に負けない。しなやかに、したたかに戦い続けよう」と熱く呼びかけた。

 「辺野古の現場から」として「ヘリ基地反対協」が、「ヒトラーのマネをしてウソとデマを振りまく安倍政権に未来はない。辺野古に集まろう。集まれば作業は止まる。基地をなくし、戦争をなくすために、力を合わせて闘おう」と提起し、「高江の現場から」として、「ヘリパッドいらない住民の会」が、「昨年末、安倍政権は、返還式典に間に合わせるために、四つのヘリパッドの年内完成を唱えて工事を急がせた。その結果、いい加減な工事が行なわれ、今になってヘリパッドが崩れてきている。オスプレイの使用を許さない闘いが必要だ。7月1日からは工事が再開される。工事を阻止するために現地に結集を」と訴えた。

次々に破綻が露呈する東村・高江のヘリパッド建設工事

 東村・高江のヘリパッド建設についても、沖縄防衛局は、次から次へと破綻を露呈させている。

 政府―沖縄防衛局は、昨年7月、警視庁機動隊など800人規模の機動隊を動員して、「N1地区」「H地区」「G地区」の3地区・4ヵ所のヘリパッド建設工事に踏み込んだ。反対する労働者人民に激しい暴力と弾圧を加え、資材搬入に自衛隊機まで導入して、力ずくの工事を強行し、昨年12月には「工事完成」を宣言した。さらに、このヘリパッドの米軍への提供と交換条件になっていた米軍・北部訓練場(東村、国頭村)の過半の返還について、「本土復帰後最大の返還」だの、「沖縄の負担軽減に大きく寄与」だのとキャンペーンして、にぎにぎしく「返還式」まで執り行なった。

 しかし、「工事完成」宣言―米軍への提供から半年以上たった六月末時点でも、四ヵ所のヘリパッドは1度も使われていない。これについて、在沖米海兵隊は、マスコミの問い合わせに答えて、「使用開始に先立ち、着陸帯を含む訓練場の安全性を確実にする厳格なプロセスを経る」と表明している。要するに欠陥だらけのヘリパッドは、危なすぎてなかなか使用開始に踏み込めないのだ。

 「N1地区」「H地区」のヘリパッドは、雨が降るたびに水が内部に浸透し、各所からそれが流出して、のり面の一部が崩落している。「G地区」と東海岸に流れ込む宇嘉川を結ぶ「歩行訓練ルート」は未完成のままだ。「H地区」から延びる「G地区進入路」は工事のやり直しが必至という状況だ。「ずさんな突貫工事だったことは否めない」とは、防衛省の弁である。6月14日には、「資材置き場」を中心に、「H地区」周辺から大量の赤土が流出し、高江沖合の海一面を赤茶色に染めた。名護新基地建設をも見すえた沖縄労働者人民の闘いの鎮圧と、「沖縄の負担軽減」の仮像づくりのために、「年内完成」を急いだ結果が、これなのである。

 政府が当初予定していた3地区・4ヵ所の工事予算が約6億1000万円だったのに対し、実際の費用が94億4000万円に上り、約15倍にまで膨らんでいることも明らかになっている。このうち「警備費」が、63億1000万円を占めている。「警備費」と言っても、民間警備会社などに支払う費用であって、当然のことながら、警察などが支出した費用は、これには含まれない。闘いの鎮圧のためには金に糸目をつけない安倍政府の凶暴性が、ここにも露骨に示されている。

6月25日 「高江座り込み10周年報告会」に400人が大結集

 6月25日午後1時から、東村農民研修施設において、「ヘリパッドいらない住民の会」の主催で、「高江座り込み10周年報告会」が開催された。この集会に、約400人の労働者人民が結集した。3月から6月は、国の特別天然記念物であるノグチゲラをはじめ、野鳥の営巣期にあたるとして、安倍政府―沖縄防衛局が重機を使う工事を中断してきた。いよいよその中断期も終わり、7月1日からヘリパッド建設工事が再開されようとする中、この間の闘いの地平と攻防の現局面を共有し、闘う態勢と決意をあらためてうち固めること。それが集会の目的だ。

 「ヘリパッドいらない住民の会」が、開会あいさつに起ち、「ヘリパッドが完成したといっても、赤土が海に流れるなど、欠陥が露わになっている。これからも運動を続け広げるために頑張っていきたい」と決意を述べた。

 続いて、各団体からのあいさつだ。「ヘリパッド建設に反対する現地行動連絡会」、「沖縄平和運動センター」、「ヘリ基地反対協」、「島ぐるみ会議東」、「沖縄平和市民連絡会」などから、「明日から監視活動に入る。ヘリパッドを使わせない取り組みが必要だ。ぜひ高江の闘いに力を貸してほしい」、「小さな島に巨大な基地は、要らない。安倍内閣に対決し、米軍占領に終止符を打つために、闘いをやりぬこう」、「7月から工事が始まる。工事を止める闘い、ヤンバルの森にオスプレイを飛ばさない闘い、北部訓練場を閉鎖させる闘いをやりぬこう」などの熱い発言が続いた。

 米国出身の女性詩人であるアーサー・ビナード氏が講演を行ない、最後に、「ヘリパッドいらない住民の会」が「閉会あいさつ」に起ち、「安倍も沖縄防衛局も、ことあるごとに『負担軽減』を口にするが、ではなぜ、高江の集落を囲んでヘリパッドを造るのか。なぜ、辺野古の海を埋め立てて新基地を造るのか。安倍政権を打倒し、安保を破棄しない限り、沖縄の基地問題は解決しない。力を合わせて闘おう」と提起して、集会を締めくくった。

新たな護岸工事を阻止せよ

 6月26日から、新たに辺野古崎の南側海岸沿いでも、重機を使って砕石を砂浜に投下する作業が開始された。「工事用仮設道路」の建設工事の一環とされるが、「K1護岸」の建設に着手するための直前作業に他ならない。「K1護岸」予定地は、辺野古崎を挟んで「K9護岸」の対極に位置する。辺野古の浜(松田ヌ浜)にあるキャンプ・シュワブのフェンスから、約500メートル東奥の地点である。砕石の投下作業は、この日以降、連日にわたって強行されている。「K1護岸」建設工事への着手を、何としても阻止していかねばならない。

 同時に押さえておくべきは、それが、「K9護岸」の工事がそうであるように、当初の計画もかなぐり捨てて、後先も考えずに、とりあえずできるところから手をつけているだけの代物だ、ということだ。当初、沖縄防衛局が「県」に出した「設計の概要」「設計概要説明書」では、最初に、大浦湾に面した「A護岸」や「中仕切り護岸A、B」、「海上作業ヤード」、「工事用仮設道路」などを建設することになっていた。「K9護岸」の建設も、「K1護岸」の建設も、計画ではその後である。ところが、海底の基礎地盤への不安などから、こうした工事にまったく手を付けることができないのだ。実際、ケーソンの手配も、それを仮置きする「海上作業ヤード」の建設も、手付かずのままだ。それに困り果てた沖縄防衛局が、勝手に施工順序を変更して、やり易い浅瀬部分をアリバイ的にいじっているだけなのである。工事は開始された。しかし、実際には何も進んでいない。これが真相だ。

 6月27日からは、「K9護岸」の建設現場で、初めて「消波ブロック」の設置作業が開始された。ところがこれも、途方もない「手戻り作業」であることが判明している。前述のように、計画では、長く敷きつめた基礎石材の両側面を「被覆ブロック」で蔽い、さらに埋め立ての際に海側となる面(護岸の外側)を「消波ブロック」(テトラポット)で固めることになっていたのだが、実際に基礎石材の両側面に置かれたのは、「被覆ブロック」ではなく、きんちゃく袋状の「根固め用袋材」であった。その上で、今回の「消波ブロック」の設置作業となったのだが、今度は、その設置場所が違うのだ。計画とは反対側、すなわち、埋め立て面(護岸の内側)にびっしりと並べ立てているのである。

 これについての防衛省の説明は、「消波ブロックの設置は、台風の高波による護岸への影響を防止するための一時的措置」とのこと。「根固め用袋材」の設置についても、「台風接近時の高波などから護岸への影響を防止するための一時的な措置」だという。要するに、台風シーズンに備えて「仮置き」しただけであって、約2ヵ月かけて延々と積み上げた「根固め用袋材」も、1個当たり20トンもある「消波ブロック」も、台風シーズン終了後にはすべて撤去し、「根固め用袋材」は「被覆ブロック」に、護岸内側の「消波ブロック」は護岸外側にすべて設置し直すというのだ。何をやっているやら。

 「K9護岸」の全長316メートルのうち、これまでに約100メートル進んだだけで、工事は止まってしまった。その100メートルとて、基礎石材の投下が一応終わっただけで、台風シーズン終了後には、「1から出直し」とも言うべき膨大な「手戻り作業」が待ち受けている。しかも、「根固め用袋材」に替わる「被覆ブロック」は、まだ1個も製造できていない。資材搬入の大動脈となるべき「工事用仮設道路」も手付かずのままだ。労働者人民の闘いがある限り、「K9護岸」はいつになっても完成することはない。

 辺野古の闘い、そして東村・高江の闘いは、重大な局面に入った。天皇上陸阻止沖縄青年実行委員会は、現地への集中を強化し、沖縄労働者人民の先頭で決戦を闘いぬく決意だ。