寄せ場労働者、野宿労働者の闘いに心を寄せるすべての皆さん!
福岡・築港日雇労働組合(福日労)は、今年も8月13日から15日の3日間にわたり、市内中央区の須崎公園を会場にして、福岡日雇い団結夏祭りを開催します。すべての皆さんの参加と御協力、支援のカンパを呼びかけます。
何が何でも朝鮮反革命戦争突入を果たそうと、安倍政府は暴走を続けています。大資本を生きのびさせるためになら、労働者がどれだけ苦しい生活を強いられようがかまわない、何人野垂れ死のうがかまわないというように、労働者に一切のしわ寄せを押しつける政治も強めています。「過労死ライン」と呼ばれる「1ヵ月100時間の時間外労働」の押しつけと「残業代ゼロ化」のための「労働基準法」改悪をもって、大資本に利益を与え、労働者を黙らせ、さらに徹底的に搾り取ろうという攻撃を粉砕していかなければなりません。
福岡市の高島市長は、昨年に続き、今年も「日本会議福岡」の2月11日の「日本の建国をお祝いする集い」に出席し、福岡市において「日の丸」の常時掲揚を誇るあいさつをしています。安倍との結びつきを強め、「アベノミクス」の目玉の1つである「国家戦略特区」の「グローバル創業・雇用創出特区」なるものを推進しています。「労働規制の緩和」をもって、劣悪な労働条件での雇用を可能にすることで、内外の企業を福岡に呼び込もうというものです。「解雇自由化」「生涯非正規化」の国策を、全国に先駆けて推し進めるものです。労働者には、激しい競争と切り捨て、タダ働きと過労死の押しつけが強められ、膨大な失業者と「非正規雇用」の労働者が生み出され、野宿へと追いやられる労働者がますます増やされるということです。
アルミ缶を集めてかろうじて命をつないできた多くの仲間たちには、2014年から「罰金」付きの「条例」が施行されています。生活保護費の削減も強行された上、「生活保護ホットライン」なる「たれ込みダイヤル」により、生活保護受給者にも厳しい締めつけが加えられています。その上、「一億総活躍社会」なぞと言って、生活保護受給者を原発労働に動員し、使い捨てにする攻撃も強められています。
こうした状況下、私たちは八年余りにわたり、毎週のように「仕事よこせ」の対市役所行動を行ない、「生活保護より仕事がほしい」、「体が動くうちは働いて暮らしたい」という労働者たちの声を市に突きつけてきました。その声を無視し続けている行政は、労働者に「野垂れ死ね」と言っているに等しいのです。こうした行政の姿勢とも相まって、野宿する労働者への排撃も強められます。数少ない野宿の仲間のテントには、地域の少年たちだけではなく、「おばさん」(本人の言)からも石を投げられるなどといったことがくり返されています。さまざまなイベントで経済活動を活性化させようという市の姿勢は、「イベント会場や海外からの観光客が目にする港、街中の清掃等の仕事を出せ」という「請願」をもはねのけることによって、ますます日雇い・野宿の労働者にとっては暮らしにくく、こうした排撃を受けやすいものとなっています。
こうした状況にあって、夏祭りの意義はますます重要なものになっています。失業と飢えをはね返し、野垂れ死にから仲間たちの命を守りぬき、闘いの前進とその団結を打ち固めるものとして、夏祭りを盛大にやりぬいていきたいと思います。是非とも力強い協力と参加をもって、ともに夏祭りをやりぬいていこうではありませんか。
酒が目当てのゴロツキばかり、イジメとタカリで生きている連中ばかりを集め、いまだに労働者から生活保護の金をむしりとることを「組合活動」とする、ニセ「福日労」=ゴロツキ組合の敵対・妨害を許さず、夏祭りをやりぬきます。夏祭りの成功を力に、福日労と全国寄せ場交流会の強化をかちとり、全国労働組合運動交流会(全労交)のさらなる前進・発展を切り拓いていきたいと思います。
そのために、多くの仲間の力、多くの物資が必要となります。私たちの福岡日雇い団結夏祭りへの参加とご協力を、よろしくお願いします。
福岡日雇い団結夏祭り 8月13日(日)、14日(月)、15日(火)
会場 須崎公園(中央区天神5丁目)
■資金カンパ 西日本シティ銀行・千代町支店 普通3057293「福岡・築港日雇労働組合」まで、よろしくお願いします。
■物資(米、野菜、調味料、夏物衣料など)の支援をお願いいたします。
福岡・築港日雇労働組合
(連絡先) 092―263―8632
〈編集部責任転載〉
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